今回は、千堂VSリカルドのタイトルマッチについて、試合内容と対戦結果を予想してみました!
序盤は千堂とリカルドの戦績、かつてスパーリングした際の真相についても解説します。
それでは、いきましょう。
千堂武士の戦績
千堂の戦績は24戦22勝21KO2敗です。
千堂の試合は作中ですべて描かれていませんが、18歳でプロデビュー後に6戦連続KO勝利を収めており、西日本新人王に輝いています。
全日本新人王戦では、幕ノ内一歩に初めて敗北しました。
当時、一歩は間柴戦で拳を痛めていましたが、痛み止めの注射を打って試合に臨んでいます。
ミドルレンジの打ち合いでは、千堂のスマッシュに対して、一歩はかつて宮田相手にダウンを奪った右のスマッシュで対抗します。
3R終盤では、歓声でレフェリーがゴングの音を聞き取れず、一歩は棒立ちで約10秒間打たれ続けましたが、すでに意識を失っていた千堂が4R以降試合ができず、3RTKO負けとなりました。
その後、再び6戦連続KOで勝利した後、ヴォルグ・ザンギエフとの王座決定戦で判定勝ちを収めて日本フェザー級チャンピオンとなります。
現在ではジュニアライト級チャンピオンに輝いているヴォルグは、千堂よりもボクシング技術は上回っていたものの、本来のボクサースタイルを捨ててインファイトを挑んだことにより、千堂に軍配が上がりました。
初防衛戦では、かつて一歩とA級トーナメントで対戦したスピードスター冴木と対戦。
冴木はいつも通りスピードでかく乱するものの、圧倒的な野生の勘によりコーナーに追い詰め、1Rで早くもKOします。
続いて茂田と戦った試合では、千堂はサウスポーの距離感が掴めず空回りするものの、足枷をつけて鍛え上げたダッシュ力によって一気に相手の距離を詰めてKO勝利を収めました。
茂田は試合後に拳を見ただけで過剰に反応したり怯えてしまうパンチ・アイと呼ばれる症状が出ており、作中では実質引退となりました。
千堂は、対戦相手に恐怖を植え付ける怪物王者となっていたのです。
千堂は3度目の防衛戦で再び幕ノ内一歩と戦いますが、敗れています。
最後には一歩のリバーブローからフェイント、ガゼルパンチを喰らって後退したところでデンプシーロールの左フックでダウンを奪われ、千堂はKO負けとなりました。
千堂は一歩に敗北後、再起戦で勝利を収め、メキシコにて5連続KOで勝利した後に、一歩を破ったゴンザレスに挑みます。
ゴンザレスの圧倒的なボクシング技術に序盤は苦戦するものの、打ち合いを続けながら徐々に千堂がペースを掴んでいきます。
最後には得意のスマッシュで見事勝利を勝ち取り、リカルドへのタイトルマッチ挑戦権を得ました。
リカルドの戦績
リカルドの戦績は作中でほとんど描かれておらず、2023年5月時点で分かっている限りでは69戦69勝65KO、防衛記録は22回となっています。
最初にリカルドにスポットライトが当たったのが、かつて伊達英二が挑戦したタイトルマッチです。
今では圧倒的な実力差で一方的な試合展開ばかりのリカルドですが、伊達英二は何度かクリーンヒットさせている場面もあります。
しかし、あばらや右拳の骨折、アゴの骨も砕かれ満身創痍となった伊達は、対リカルド用に練習していたハートブレイクショットを放ちますが、骨が折れて力の入らなくなった右拳ではリカルドの時間を奪うことができず、KOで敗れてしまいます。
その後も圧倒的な強さで勝ち続けるリカルドですが、千堂VSゴンザレス戦後に行われた元WBCフェザー級王者のビリー・マッカラムとの試合は、事実上の王座決定戦と呼ばれた強敵との勝負でした。
千堂とゴンザレスの熱気が残るリング上で、リカルドが冷めた試合しか魅せられない自分に苛立つ様子が描かれています。
リカルドは、終始左ジャブで圧倒し、何とガードしていたビリーの左腕を壊してしまうのです。
その後、リカルドは約束していた千堂との防衛戦に臨むと思われていましたが、千堂の拳のケガの完治を待つ間にウォーリーとの試合を組むことになります。
ウォーリーは、序盤から板垣のようにスピードでかく乱する戦法で攻め始めて、オープニングでいきなり先制パンチを浴びせます。
リカルドは、いつも通り序盤は様子見で徐々に攻めていくかと思われましたが、ウォーリーが眼球を潰してTKO勝ちを狙いにきていることに気付き、手を出すことができません。
しかし、序盤からハイペースでスピード勝負を仕掛けたウォーリーは徐々にスタミナが落ちていき、リカルドのパンチをもらうようになります。
試合の最中「自分がどれほど強いのか試せるのか?」と心躍らせていたリカルドは、KO勝利を収めた後も充実した表情を浮かべていたのが印象的でした。
千堂とリカルドのスパーリング
千堂は、一歩を破ったゴンザレスとの試合を申し込むためメキシコに渡ったときに、トレーニング中のリカルドに偶然遭遇します。
その後、千堂とリカルドがスパーリングをすることになりました。
一方、リカルドが出稽古に来ていると聞きつけたゴンザレスは、千堂とスパーをしているジムへ向かいます。
ジムに到着したゴンザレスは、リング上で片膝をついたリカルドが「彼が私から初めてダウンを奪った男だ」と発言したことで、激しい感情を千堂にぶつけます。
ただ、実際に千堂がどのようにリカルドからダウンを奪ったのかは作中で描かれておらず、分かっていることは以下のポイントのみです。
- 3R目までは千堂はリカルドに触れてすらいない
- スパーリング後に「髪の毛の先端を引っかけただけ」と千堂がコメントしている
千堂VSリカルド戦を考察!タイトルマッチの結果は?
1R目はいつも様子見から入るリカルドですが、積極的に攻めていきます。
リカルドは、すでに千堂とスパーリングで手を合わせていますし、ウォーリー戦で序盤に様子見していたことで主導権を握られた苦い経験があるためです。
そんなリカルドに対して、千堂もいつも通り打ち合いに応じていきます。
しかし、リカルドの左に翻弄される千堂は、パンチをもらい続け、手を出すも空を切るばかり。
2Rにはすでに顔が腫れあがる千堂ですが、諦めずに手を出し続けます。
千堂は、ミドルレンジでまともに打ち合ってもパンチが当たらないため、ボディブローを交えながら攻めていきました。
ラウンドを重ねるごとに、防戦一方だった千堂のパンチも少しずつリカルドに当たるようになります。
精密機械のごとく正確なリカルドのボクシングが、千堂の野生のチカラによって徐々に崩されていくのです。
しかし、千堂への期待感が高まる中、リカルドは凶器に満ちた表情を浮かべています。
リカルドは、かつて伊達戦のときに一瞬見せた、暴力的(バイオレンス)な部分をついに表に出したのです。
リカルドも、かつては暴力的な顔もあったのですが、連勝を重ねていく内に自分と同格の相手と戦うことが無くなったため、鳴りを潜めていたのです。
一歩も明らかに様子が違うリカルドを見て息を呑みます。
もちろん、千堂は怯むことなくリカルドに襲い掛かります。
ここで、千堂が放った右ストレートをガードされると、苦痛に顔を歪ませます。
なんと、千堂はリカルドのエルボーブロックで再び右拳を壊してしまいます。
かつて、伊達戦でもこのエルボーブロックで右拳を壊したリカルドですが、千堂の拳が骨折がクセになっていることを見抜いており、意図的にエルボーで止めたのです。
一歩も、千堂の様子を見て右拳を痛めたことに気付きますが、それでも千堂なら何とかなる…そう信じて見守っています。
千堂は、ボロボロになりながらも戦い続けました。
しかし、タガが外れた圧倒的なチカラを出すリカルドには野生の勘を以てしてもパンチが当たらず、最後には渾身の右ストレートを喰らいダウンを喫します。
立ち上がることができない千堂を見てレフェリーがストップ、リカルドは70戦目を見事勝利することができたのです。
【まとめ】リカルドの本性がついに暴かれ、千堂が敗北
これまで圧倒的な強さを魅せてきたリカルドですが、実はまだ100%の実力を引き出せたボクサーに出会っていませんでした。
今回の千堂戦で初めてバイオレンスな一面を表に出し、ワイルドなKOシーンが生まれるのではないでしょうか。
千堂はリカルドに敗れた後、再起不能となり引退をする流れを予想しています。
かつての伊達英二もリカルドのパンチによってアゴ骨を粉砕・あばらを数本骨折・右拳の骨を粉砕骨折と大けがを負い現役引退を余儀なくされています。
直近のウォーリー戦でも、ウォーリーは引退に追い込まれ右目の視力が戻らないかもしれないと危惧されています。
このように、これまでリカルドと対戦して五体満足でいられたボクサーは数少なく、千堂も同様に再起不能となる可能性は残念ながら高いと思われます。
いずれにせよ、対千堂戦の前準備として戦ったウォーリーとの試合も終わり、いよいよリカルドと戦うことは間違いないでしょうから、実際に戦うのが本当に楽しみです。
ということで、今回は千堂VSリカルドタイトルマッチの勝敗について、勝手に考察をしてみました。
今回はここで終わります、ありがとうございました!
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