はじめの一歩考察チャンネルです!
今回は、ゲバラ戦に敗北して引退をした一歩が現役へ向けて再起する6つのケースについて考察してみました。
一歩にはパンチドランカーの自覚症状があるため、現役復帰となれば間柴久美や母親の寛子、その他たくさんの関係者に大きな影響を及ぼすでしょう。
何より、「はじめの一歩」ファンとしては、主役がいつまでもセコンドをやっているのではなく、世界へ向けてもう一度戦う姿を見せて欲しいものですね。
それでは、一歩が現役復帰する6つのケースについて、詳しく解説します!
一歩の引退理由はゲバラとの復帰戦での敗北
「はじめの一歩」の主人公である一歩は、ゲバラとの試合で敗戦(単行本120巻:1203話)したことをきっかけにプロボクサーの引退を決意しました。
ディフェンスが苦手だった一歩は、デビュー戦からずっと打たれ続けてきました。ペンで線を真っすぐ引けなくなったり、相手との距離感を掴めなくなったり、徐々にパンチドランカーの自覚症状が出てきたのです。
しかし一歩は、自分の成長のために時間を使ってくれる鴨川会長からの期待に応えたくて、パンチドランカーの症状に気付きながらも新型デンプシーロールを放とうとしますが、あと一歩のところでゲバラのパンチを喰らい倒れてしまいます。
ゲバラ戦に敗北した一歩は、鴨川会長へ引退を報告し、実家の釣り船屋を継ぐことを決意したのです。
幕ノ内一歩のこれまでの戦績
フルネーム | 幕ノ内一歩 |
生年月日 | 1973年11月23日 |
血液型 | O型 |
年齢 | 25歳 ※2022年時点 |
所属ジム | 鴨川ジム |
一歩が引退するまでの戦績は26戦23勝(23KO)3敗です。
一歩は20歳のころには日本フェザー級のチャンピオンになったこともあり、WBC世界ランキングでは、ゴンザレス戦のときに10位まで上り詰めた実績のあるプロボクサーといえます。
実家は釣り船屋を営んでおり、高校2年生(16歳)のころからプロボクサーを目指し、25歳で引退をしています。
一歩のこれまでの戦績をまとめると以下の通りです。
勝敗 | 試合終了 時間 |
試合 結果 |
対戦相手 | 対戦時期 | 備考 | |
1 | 勝利 | 3R | KO | 宮田一郎 | 単行本2巻 | スパーリング |
2 | 勝利 | 3R 2:35 |
TKO | 小田裕介 | 単行本3巻 | プロデビュー戦 |
3 | 勝利 | 1R 2:50 |
KO | 藤原義男 | 単行本4巻 | |
4 | 勝利 | 2R 2:52 |
KO | ジェイソン 尾妻 |
単行本5巻 | 東日本新人王1回戦 |
5 | 勝利 | 4R 2:58 |
KO | 小橋健太 | 単行本6巻 | 東日本新人王2回戦 |
6 | 勝利 | 1R 2:59 |
KO | 速水龍一 | 単行本7~8巻 | 東日本新人王準決勝 |
7 | 勝利 | 3R 2:13 |
KO | 間柴了 | 単行本9~10巻 | 東日本新人王決勝 |
8 | 勝利 | 3R 3:00 |
TKO | 千堂武士 | 単行本12~13巻 | 全日本新人王決定戦 |
9 | 勝利 | 1R 2:58 |
KO | 沖田佳吾 | 単行本14巻 | 全日本新人王決定戦 |
10 | 勝利 | 4R 2:12 |
KO | 冴木卓麻 | 単行本16~17巻 | A級トーナメント1回戦 |
11 | 勝利 | 5R 1:21 |
KO | ヴォルグ・ ザンギエフ |
単行本18~19巻 | ・A級トーナメント決勝 ・最優秀選手賞獲得 ・ガゼルパンチ |
12 | 敗北 | 5R 2:32 |
TKO | 伊達英二 | 単行本21~22巻 | 日本フェザー級タイトル戦 |
13 | 勝利 | 2R 2:00 |
KO | ポンチャイ・ チュワタナ |
単行本24巻 | ・再起戦 ・デンプシーロール |
14 | 勝利 | 7R 1:32 |
KO | 千堂武士 | 単行本28~30巻 | ・日本フェザー級タイトル戦 ・初の王座奪取 |
15 | 勝利 | 5R 2:33 |
KO | 真田一機 | 単行本34~35巻 | 日本フェザー級タイトル防衛戦1 |
16 | 勝利 | 2R 2:42 |
KO | ハンマー・ ナオ |
単行本39~40巻 | 日本フェザー級タイトル防衛戦2 |
17 | 勝利 | 1R 0:32 |
KO | 李龍洙 | 単行本42巻 | 日本フェザー級タイトル防衛戦3 |
18 | 勝利 | 7R 2:15 |
KO | 島袋岩男 | 単行本48~49巻 | 日本フェザー級タイトル防衛戦4 |
19 | 勝利 | 7R 1:15 |
KO | 沢村竜平 | 単行本53~55巻 | 日本フェザー級タイトル防衛戦5 |
20 | 勝利 | 7R 2:15 |
KO | 唐沢拓三 | 単行本63~64巻 | 日本フェザー級タイトル防衛戦6 |
21 | 勝利 | 6R 1:00 |
KO | 武恵一 | 単行本68~70巻 | 日本フェザー級タイトル防衛戦7 |
22 | 勝利 | 4R 2:03 |
KO | ジミー・ シスファー |
単行本77~78巻 | ノンタイトル戦 |
23 | 勝利 | 8R 2:37 |
KO | マルコム・ ゲドー |
単行本81~83巻 | ノンタイトル戦 |
24 | 勝利 | 8R 1:35 |
KO | ウォーリー | 単行本90~93巻 | ノンタイトル戦 |
25 | 勝利 | 1R 2:07 |
KO | 小島寿人 | 単行本96~97巻 | 日本フェザー級タイトル防衛戦8 |
26 | 敗北 | 7R 1:17 |
TKO | アルフレド・ ゴンザレス |
単行本105~109巻 | 世界前哨戦 |
27 | 敗北 | 4R 2:45 |
TKO | アントニオ・ ゲバラ |
単行本118~120巻 | 再起戦 |
一歩のボクシングへの未練はある?徹底考察してみた
一歩は、再起戦でゲバラに敗れたことをきっかけに、パンチドランカーの自覚症状が進行する前に引退することを選択しました。
しかし作中では、一歩が引退してから何度か再起への想いを描いたシーンがあります。
ここでは、一歩がボクシングへの未練を感じているシーンをまとめました。見ていきましょう。
一歩は、かつて東日本新人王で戦った速水が自分と同じようにパンチドランカーの症状を自覚しながらプロで戦い続けていることを知り、やはり自分は再起することは無理だと自覚しているシーンです。
かつてはライバル同士だった宮田の試合を見て、もう二度とプロのリングで戦うことはないことを悟る一歩のシーンです。
かつて同年代のライバルだった間柴や宮田の試合を観戦して、現役時代にもっと左を活かして戦えば結果が違っていたかもしれない、また今の自分ならもっとうまくやれるかもしれないと葛藤する一歩のシーンです。
ジムで練習中の鷹村が後輩に「夢すら見れないのは挑戦をしない人間だ」と語るのを聞いて、自分と人外の世界で戦うプロボクサーとの差を痛感する一歩のシーンです。
一歩の再起を反対しそうな人は誰か?
一歩は引退してからボクシングへの未練を見せつつも再起することは一度も明言していません。
ただ、今後一歩が再起するとなったときの障害は何があるのか?について考察してみました。
パンチドランカー疑惑が払しょくできない
一歩はゲバラ戦に敗北した後、精密検査を受けるも異常は見られませんでした。
しかし、本人としては打たれ弱くなったり、距離感が掴めなくなったりと、自身の身体の異常に自覚症状を感じていたため、引退を決意したのです。
パンチドランカー症状が進行すれば、大切な母親を悲しませますし、ボクサーを引退したら自分一人では生活できなくなってしまうかもしれません。
責任感の強い一歩は、プロボクサーを続けることはどうしても決断できないでしょう。
一歩の再起に立ちはだかる壁【母:幕ノ内寛子】
一歩の母である寛子は、一歩が現役時代に活躍している時期は一度も試合観戦に来ておらず、ボクシングに対して怖いイメージを持っています。
しかし、寛子は一歩にボクシングを辞めて欲しいと言ったことは一度もなく、むしろ自分が過労で倒れたときに一歩が後を継いで引退しようとしたときは、本気で止めようとしていたほどです。
ただ、一歩は小さい頃から父親を亡くした後も一生懸命働いて育ててくれた母に対して大きな感謝をしているし、大人になったら釣り船屋を継いで母をラクさせてやりたいとずっと思ってきました。
母から再起を止められることはないでしょうが、一歩にとって母親の存在はとても大きいと言えるでしょう。
一歩の再起に立ちはだかる壁【間柴久美】
一歩は間柴の妹である久美とずっと想いあっており、当然一歩の再起については反対の意思を示しています。
ただ、現時点では一歩と久美は結婚はおろか交際にも発展していません。
よって、いくら久美が一歩の再起を反対したとしても、頑固な性格の一歩はたとえ別れてでも再起を決断する可能性は十分にあるでしょう。
【徹底考察】一歩が再起する可能性は?あらゆるケースを考えてみた
さて、一歩は自身のパンチドランカー症状を自覚しつつも、もう一度ボクシングへ戻りたい欲求と格闘しながら過ごしていますよね。
ここからは、一歩が再起する理由やきっかけになりそうなケースを考察してみました。
真田一機がパンチドランカー症状を改善する治療法を確立する
真田一機は、かつて一歩が初防衛戦で戦った元ジュニアフェザー級チャンピオンです。
真田は、一歩に敗れた後にプロを引退することを選び、医師の道を歩み始めます。
真田は、作中でも「人の壊し方を知っている」等と、いかにも医師らしいボクシングに対するコメントが印象的でしたが、一歩の再起へ向けて医学的な観点からサポートをしてくれる可能性はあるのではないでしょうか?
現に、真田は作中で「重病の人はみんな不安を抱えている、再発する人は特に…ボクはそんな人たちの不安も治してあげたい」とコメントしています。
もちろん、真田が思い描く救いたい患者はパンチドランカーではないでしょうが、ボクシングを引退したことでボクサーに対するリスペクトや愛情が芽生えるかもしれません。
もし、真田のサポートにより一歩が再起するとなれば、これまでセコンドで得たボクシングの知識プラス医学面においても優秀なブレーンを味方につけることができるので、厳しい世界の舞台で対等に戦える未来が見えますね。
鴨川会長から再起をしないかと打診される
リカルドVSウォーリーとの試合に触発された一歩と会長が、ジムで久々にミット打ちをしたシーンです。
鴨川会長は、リカルドに全力で挑んだウォーリーたちを見て、自分自身は本当に後悔がないのか自問自答を始めています。
また、鴨川会長は高齢ですし、咳き込むシーンもチラホラ見かけます。
生きているうちにやり残しがないよう、一歩へもう一度世界に挑戦しないかと誘う可能性は十分にあるでしょう。
宮田一郎が一歩との再戦を熱望する
宮田は、鴨川ジムで初めて出会った素人の一歩に負けて以来、プロのリングで決着をつけることを熱望してきました。
東洋太平洋チャンプの座につき、ようやく一歩と肩を並べるところまで追いついたところで一度は試合が決まったものの、宿敵ランディーとの試合を優先した宮田にキャンセルされてしまったのです。
その後、一歩との対戦が実現しないまま引退してしまい、宮田は今でも目標を見失ったままボクシングを続けています。
もちろん、一歩としてもボクシングを続けてきた理由の一つに、憧れの宮田との再戦があったので、宮田から熱烈なラブコールがあれば一歩の心が動く可能性はあるでしょう。
宮田がプロ引退後、一歩とスパーリングをする最終回もあり得る
そもそも、一歩が再起したとして宮田のところまでたどり着けるのか?と考えると、すでに減量苦で身体がボロボロの宮田がずっとフェザー級に留まれるとは思えません。
ですので、最終回に現役を引退した宮田と一歩がかつてスパーリングをした鴨川ジムで再度相まみえたところで物語が終わるのでは?と考察しています。
この「はじめの一歩」は、チャンピオンを目指すことよりも、強さとは何か?のテーマを追い求めてきた性質上、目標だった宮田との対戦がラストであって欲しいと願うファンは多いと思います。
鷹村の網膜剥離による引退、トレーナーへ?
すでに三階級制覇の偉業を成し遂げた鷹村には、以前から網膜剥離の疑いがあります。
直近では、リチャード・バイソン戦やキース・ドラゴン戦でなぜか相手の左フックをよけることができず、ピンチに陥っているからです。
また、以前のデビッド・イーグルとの対戦前には「蚊が飛んでいる」と飛蚊症の疑いのある発言もしています。
鷹村のモチベーションが落ちることは考えられませんが、健康上やケガを理由に引退することは十分考えられます。
また、鷹村は自分がチャンピオンベルトをジムへ持ち帰ることによって、鴨川会長が元気でいられると考えている節があります。
よって、自身の目に問題が生じて引退となった場合、トレーナー役となって一歩のサポートをする可能性があるのではないかと見ています。
自分がボクシングを続けられなくなったとしても、代わりに一歩が世界を目指してくれれば、鴨川会長は生き生きと過ごせるからです。
そもそも、鷹村がボクシングを始めた理由としては「最強の証明をする」だったわけですが、ある意味ではこれだけベルトを奪取している現在、すでに目的は果たしているとも取れます。
鷹村が現役引退となれば、「はじめの一歩」ファンの多くが離れてしまうことが懸念されますが、一歩はこれくらいの大きなきっかけでもないと再起しようと思えないのではないでしょうか。
千堂がリカルドに敗れて再起不能➡一歩復帰へ?
SNS上では、千堂がWBA王者リカルドに敗れて再起不能、その後に一歩が復帰するのでは?との憶測が飛び交っています。
しかし、私は千堂が負けて一歩が再起するストーリーはまずないと見ています。
そもそも、千堂は一方的に一歩をライバル視していますが、一歩からすれば前日本新人王戦とタイトル戦で二度も勝利している相手ですから、再起するトリガーとしては的外れとしか思えないからです。
もちろん、千堂が再起不能になれば一歩は心配するとは思いますが、それで自分が代わりにリカルドへ挑戦…という気持ちにはならないでしょう。
作者の森川ジョージ氏は最終回は決まっていると明言
実は、「はじめの一歩」森川ジョージ氏は、スポニチの取材を受けてすでに最終回の話は決まっていることを明言しています。
一歩の最終回は決めてあるので読者の皆さんと一緒に迎えられたらいいなあと思います
引用:スポニチ
つまりこれは、最終的に一歩がどんなゴールにたどり着いたかがすでに決まっているということですね。
まあ、誰と誰が対戦するとか、鷹村や宮田、青木村、千堂や間柴といったキャラクターがどうなっていくかの細部までは決まっていないとは思いますが…。
いずれにせよ、最終回でどんな結末を迎えるのか?やはり一歩がリカルドを破り、最後に宮田と雌雄を決するシーンが見たいものですね。
まとめ
今回は、一歩がプロとして再起する可能性や3つのケースについて考察しました。
ただ、私よりもさらにガチ「はじめの一歩」ファンからすれば、もっと鋭い考察をされている人もたくさんいるかと思います。
この動画を視て頂けた人で、一歩が再起する考察をお考えの方は、ぜひコメント欄で教えて頂けると嬉しいです!
それでは、また次回の動画でお会いしましょう。ありがとうございました!
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