では今回も、はじめの一歩考察チャンネルやっていきたいと思います。
いや~ようやく「はじめの一歩」最新刊、139巻が発売されましたね。
この動画をご覧いただいている皆様は、すでに読み終わってますでしょうか?
正直…138巻はリカルドVSウォーリーの熱い戦いがありましたが、今回の139巻はほぼ試合の描写がないので、やや物足りなさは感じましたよね。
ですが、ストーリーがつまらないかと言われればそんなことは決してなく、これから連続で始まる世界タイトルマッチ「間柴VSマーカス・ロザリオ」「千堂VSリカルド・マルチネス」に関する重要な伏線情報が凝縮されていますので、今後の二人の戦いをより楽しみたい方はぜひ読んでおきたいところです。
「はじめの一歩」139巻の流れとしては、大きくトピックを分けていくと次のようになります。
- マーカス・ロザリオ、ついに登場!
- 間柴VS一歩の義兄弟ケンカ勃発!?
- 千堂のリカルド対策がついに判明!
- 一歩の世界戦予想まとめ
- 鷹村の世界Sミドル級防衛戦スタート
- ついに…一歩と久美の仲が進展!?
トレーナーとしてボクシングの知識と技術を高めた一歩による間柴、千堂の勝敗予想も見逃せない大きなポイントになっています。
ちなみにここで「義兄弟」と表現していますが、一歩と久美は結婚はおろか交際もまだです。
なお、「はじめの一歩」138巻については、こちらの動画で考察しています。
概要欄にリンクを貼っておきますので、見たい方はチェックしてください。
それでは、「はじめの一歩」最新刊139巻のネタバレ考察、さっそくやっていきましょう。
マーカス・ロザリオ、ついに登場!
単行本138巻のラストでは、「犬がうるさい」と言っていきなり拳銃を撃ったロザリオの強烈な登場シーンが話題となりました。
そして、その後マネージャーへ発砲したかのようなシーンが描写されていましたが、弾丸は壁に貼ってあった間柴の写真を貫いていました。
さらに拳で写真を何度も打ち付けて、歪んでいく間柴の顔を見つめる不気味な瞳が描写されていて、極めつけが「はやく、早くコイツを」「不幸にしたい」というセリフと共に、ロザリオのシーンが終わりました。
ロザリオに関する情報は、現在、最新話1440話までほとんど出てきていないですが、対戦相手を「不幸にしたい」と願うキャラはこれまでいなかったので、間柴VS沢村戦以上の凶悪な試合展開が予想されますね。
間柴VS一歩の義兄弟ケンカ勃発!?
まず、しょっぱなから見どころとなったのが、一歩と間柴が一瞬即発の険悪な空気になったシーンです。
事の発端は、一歩と久美がアパートで逢引きしていると間柴(兄)に見つかるというおなじみのパターンから、土下座しながら3人の地獄の話し合いが始まりました(笑)
間柴はここで、「妹はもう大人で保護者はいらない」「すでにお役御免の自覚はある」と妹の自立を認める発言をしながらも、妹の相手の条件として「自分より強い男」を求めます。
一見譲歩しているように見えますが、世界挑戦するボクサーより強い男となると腕力で勝るというのは現実的ではありませんから、言い換えると「金持ちを捕まえて玉の輿を狙え」と言っているようなものですね。
最後は久美がテーブルをひっくり返し暴れ始めた後、一歩が逃げ帰ろうとした時です。
帰ろうとする一歩を呼び止めた間柴が、なんと「宮田一郎と戦わないままでいいのか?」と禁断の話を投げかけるんですよね。
これを聞いた一歩は、「戦う機会は何度かあったんです」と階段下から間柴を睨みつけながら返します。
一歩からすれば、自分たちの再戦を足を踏む反則によって邪魔した張本人が何を言っているんだという気持ちでしょうから、怒るのは当然ですね。
いつも間柴にビビっている一歩ですが、やはり宮田のことになると感情的になってしまう、といったところでしょうか。
これに対し、間柴は「妹の保護者としての役目は終わった」「妹の心残りになりたくない」と世界王者になる夢を語っています。
そしてこのシーンには、もう一つ間柴の気持ちが表れていると思っています。
それは…一歩が再起して「強い男」であることを証明してくれれば、自分も久美を任せられる…そう暗に伝えているようにも感じました。
間柴は本当に寡黙なタイプで、何か理由がないと自分から話しかけることはほぼありませんから、ここで意味なく「本当に(現役に)未練はないのか?」なんて一歩に聞かないと思うんですよね。
ですので、1422話の一歩と間柴の会話の中には、一歩の再起によって久美との仲も進展するという相互作用のトリガーとなることを予想しています。
それで、ふと最近の「はじめの一歩」を読み返してみると、やたらと一歩と間柴の距離って近づいてきているように感じませんか?
まず、間柴が世界前哨戦でファン・ガルシアと対戦した際は、一歩は地獄会のメンバーに加入していますし、この頃に間柴は田中理恵という勤め先の社長の娘と交際している事実も発覚しています。
ガルシア戦は一歩のアドバイス通りにボディ狙いで活路を見出しましたし、試合後は同じく世界前哨戦で身を投じて戦っていた一歩に対して「思い知る、あらためて思う、凄い男だ」と認めるようなシーンも描写されているんですよね。
なんというか、間柴も彼女ができて人間らしくなり、一歩との距離も近くなっていく様子が描写されているなーという印象を受けています。
後でまたお話しますが、間柴の過去の話を取り上げているところからも、「間柴=悪魔」のイメージを覆すような展開がきているように感じますね。
さらに、136巻1380話では、一歩と釣りをしていた久美が、一歩のおかげで「兄は私の誇りです」「そう思えるようになりました」とコメントしています。
久美が一歩の再起に反対する姿勢は今も変わっていませんが、トレーナーとしてかかわる一歩の姿を見てきたことで、ボクシングに対しての見方や感じ方が変化しているのも、一歩再起へのトリガーとなるのでは?という予感がしています。
一歩と間柴の関係性についてまとめると、次のようになります。
- 一歩と間柴(兄)は義兄弟のような関係性になりつつある
- 間柴(兄)は久美と離れ自立したいと考えている
- 間柴(兄)は一歩の再起をきっかけに妹を任そうと考えている
- 久美はボクシングに対して理解を示し始めている
- ついに一歩と久美が結婚するかも!?
一歩と間柴(兄)は家族のような、兄弟のような距離感になっていき、久美も家族としてボクシングへ深くかかわっていく…これからのストーリーとしては、そろそろ一歩と久美が結婚する新展開もあり得るのではないかと考えています。
千堂のリカルド対策がついに判明!
続いて、個人的に今一番気になるのが千堂のリカルド対策です。
1423話から、約4週に渡って千堂のリカルド対策の全貌が明かされることになりました。
正直、勝敗予想としては間柴は勝って千堂は敗北し、さらに再起不能となって引退するのでは?という憶測も飛び交っています。
しかし私としては、あのリカルドがピンチに陥るシーンや、ダウンシーンが初めて見れるのではないかと期待しています。
ただ、千堂が勝つかと聞かれれば、難しいのかなと感じています。
やはり「はじめの一歩」ストーリー上フェザー最強キャラとして君臨するリカルドを倒してしまうと、千堂がトップとなるわけで、その展開はどうしても違和感を感じてしまうことから、リカルドが勝つのかなと予想しています。
千堂のリカルド対策はスマッシュや右を相手の顔面で寸止めし、ブラインド状態を作りパンチを放つコンビネーションでしたが、鷹村にはクリーンヒットしたものの、その後は宮田とスパーをするも一度もパンチを当てていない状況のようです。
リカルドを自分の上位互換だと評価する宮田に対し、一歩は「防御に徹した宮田を捉えるのは難しい」「現世界ランカーを見渡しても一番期待感があるのが千堂武士」だと断言したことで、より勝利への期待が高まりましたね。
気になるのが、スパーの練習相手である宮田が仮想リカルドを実現するためにフックやアッパーといった、ストレート系以外のパンチの練習をすると言ったことです。
宮田は、ランディー戦前に千堂とスパーをしてヘッドスリップでパンチをかわされピンチに陥った際も、頑なに自分のスタイルを崩そうとしませんでした。
それがここへきて、仮想リカルドを実現するためにフックやアッパーの練習を始めたら、宮田にも新しい必殺技や何か変化が生まれる伏線となるのかもしれません。
ちなみに、最近「井上尚弥」選手や「山中慎介」選手、「長谷川穂積」選手といった実在するボクサーが実際に使っていた「はじめの一歩」必殺技をまとめた動画をアップしてますので、こちらもぜひご視聴ください。
概要欄にリンクを貼っておきます。
話を戻します。
最近の「はじめの一歩」はトリガーという表現を使うようになりましたが、世界戦に挑む千堂とかかわったことで、宮田のボクサー人生にも転機が訪れるのは間違いないでしょう。
宮田もランディー戦以降、ずっと腐ったままで動きがないので、そろそろ新しい展開が欲しいところです。
千堂VSリカルド世界タイトルマッチの勝敗や試合展開はどうなるのでしょうか?
ぜひ皆さんのお考えやご感想をコメントで教えてください。
一歩の世界戦予想まとめ
先ほど、千堂VSリカルドに対する一歩の見解や予想について触れましたが、一歩はこの後間柴VSロザリオの試合展開も予想しています。
まず、戦略的には正反対で、遠い間合いなら間柴、近い間合いならロザリオ優勢となり、相性はどちらにとっても最悪だと分析しています。
お互いに好戦的なので打ち合いになる場面もあるかもしれませんが、試合のカギとなるのが「距離」で、自分の距離で戦う時間が長いかどうかが勝敗に直結すると一歩は続けます。
一歩の世界戦予想についてまとめると、次のようになります。
- 【千堂】勇敢なリカルドは倒しに来る、その少ない接点で期待感が持てる
- 【間柴】遠い間合いで長く戦えるかどうかが勝敗に直結する
間柴については、最近また新たな情報が色々と出てきているので、興味のある方は「最新話ネタバレ」再生リストの動画もぜひご視聴ください。
概要欄にリンクを貼っておきます。
鷹村の世界Sミドル級防衛戦スタート
続いて、鷹村の防衛戦についてです。
今回が、S・ミドル級へ階級を上げて初の防衛戦となりました。
試合前は練習相手を一気に潰したりと絶好調の鷹村でしたが、試合でも圧倒的な強さで一撃KO勝利しました。
また、1426話では鷹村のコスチュームがGガンダムに出てくるマーメイドガンダムをモチーフとしていたことが話題となりました。
そして、すっかりモブキャラとなった板垣は判定勝ち、木村は引き分け(ドロー)とたった一コマしか描写されないという淋しい展開となりました…。
確かに、今は間柴と千堂が続けて世界挑戦する流れですから、ここで鴨川メンバーの試合にページ数が裂けないというのも納得はできるんですが…昔からの「はじめの一歩」ファンからすると、やはり淋しいですね。
木村に至っては単行本32巻の間柴戦がピークですし、青木は51巻の今江戦がピークで、他にめぼしい名試合も描写されていないことから、本当にこの作品に必要なキャラなのかな?という疑念は捨てきれません。
とくに、気になっているのが鷹村守の存在です。
鷹村はS・ミドル級へ階級を上げて、減量苦がなくなり今まで以上にパワーアップしたことで、世界戦ではキースに苦戦はしたものの、圧勝して世界王者になりました。
鷹村が強いのは結構なことなんですが…正直、鷹村のピークって、どう考えてもブライアン・ホーク戦で初の世界挑戦したときではないでしょうか?
あの当時は、無敵と思われた鷹村が初めて世界の強敵と戦い、圧倒的な強さを誇るホークに対し「鷹村が初めて負けるかも?」とワクワクしながら読んでいた記憶があります。
しかし、その後の鷹村は「イーグル」「バイソン」「キース」戦と苦戦はしているものの、イマイチあの当時のドキドキ感がないまま「どうせ勝つんでしょ?」という空気感で試合をしている印象です。
そして今回の防衛戦も一ページのみ…青木村のようにお笑い要素のある試合も増えてきましたし、鷹村が作中でどんどん存在感の薄いキャラになっていっているようで、淋しく感じているのは私だけでしょうか?
今後、鷹村に必要なのはホークの時のように「さすがにコイツには勝てないかも?」と思わせる強力なライバルの登場です。
このまま鷹村が階級を上げて戦い続けても、人気がどんどん落ちていくと思っています。
ついに…一歩と久美の仲が進展!?
1421話で、間柴(兄)と鉢合わせた一歩は、その場で「世界王者になるまでは妹に手を出さない」と約束させられますが、その後久美と釣りデートをしている最中、突然「兄の試合が終わったら海に行きたいです」と意味ありげに誘う描写がありました。
これって…ひょっとすると、いよいよ一歩と久美が結ばれる瞬間が訪れるってことではないでしょうか?
一歩と久美が海へ行くとなると、かつて青木カップルと一緒に海へ遊びに行って、同じ部屋で一夜を共にしたものの久美が酔いつぶれてしまったシーンを思い出しますが、あの思い出をもう一度振り返りつつ、今度こそはようやく大人の関係になりそうな気がします。
今まではほぼ間柴(兄)に邪魔されてきましたが、今回は久美からハッキリと「2人きりで(海へ)行きたいです」と言ってますから、さすがにこれで進展ナシは展開として寒すぎるんで、今回は二人の仲が深まるとみて、間違いないでしょう。
間柴の過去がついに明らかに
139巻の後半では、これまで語られなかった間柴兄弟の過去について描写されています。
昔の間柴は、実は今のイメージとは違い暴力的な性格ではあったものの、チンピラに絡まれると自分の意志とは無関係に悪魔が出てきて無意識に暴れまわってしまう症状に苦しんでいたんですね。
何度も警察のお世話になっている息子に対し、両親からは「こんなコトを繰り返していたら進学はおろか社会に出て生きていけないぞ」とたしなめられる間柴。
続けて、「妹に肩身の狭い思いをさせるな」「考えて行動するんだ」「兄として」というこの時の父親の言葉が間柴に強く影響を与えたようで、現在の間柴も「兄として」妹を守ることを第一優先に考えています。
そして、本当に悲劇が起こり、両親を事故で亡くしたことによって、間柴は十代で社会に出て働き始めますが、恨みを買ったチンピラ連中にまたもケンカを売られたことで、封じ込めていた悪魔が再び姿を現します。
こうして読んでいくと、間柴は千堂や沢村とは違って、自分から暴れまわるような不良とは少し違ったタイプだったんですね。
ここから、間柴の壮絶な過去からボクシングとの出会いへと話が続いていくんですが、この続きは単行本140巻の発売を楽しみに待ちましょう!
次巻(140巻)予告・見どころ
今回、139巻の発売日が
2023年11月16日だったので、
次巻は恐らく来年2024年2月中旬ごろと
予想できます。
次の展開としては、間柴の不良時代の過去が次々と明らかになり、ロザリオ対策の全貌も少しずつ作中で披露される展開が待っています。
また、セコンドとして成長を続ける一歩にも、あるコトをきっかけにボクサーとして急成長を遂げる衝撃の新展開が待っています。
そして、今回はアパートの階段でにらみ合いだけで終わった一歩と間柴の義兄弟げんかも、さらに白熱していく展開が待っていますので、次巻も見ごたえ満載です。
「はじめの一歩」ガチファンなら絶対に楽しめる内容が続いておりますので、ぜひ一緒に楽しんでいきましょう。
【まとめ】
「はじめの一歩」139巻の重要ポイントや考察をまとめると、次の通りです。
- 一歩と間柴(兄)は義兄弟のようになりつつある
- 一歩が再起すれば間柴(兄)は交際や結婚を認めるのでは?
- 間柴(兄)は久美と離れ自立したいと考えている
- 久美はボクシングに対して理解を示し始めている
- 千堂のリカルド対策はスマッシュのフェイント
- 千堂の練習相手となった宮田に新展開が起こるかも!?
- 無敵の鷹村、Sミドル級初防衛戦成功するも人気が下降…
- 一歩と久美の仲がついに進展!?結婚秒読みか
- 間柴の過去、悪魔の存在が明らかに…
こうしてみていくと、今回は試合はなかったもののかなり色々な動きがあった印象ですね。
それでやっぱり、誰もが気になるのが一歩の再起がいつになるのか?再起となるトリガーが何なのか?
カタチというか、生活の基盤としてはやはり間柴(兄)はロザリオを倒して王者となり彼女の理恵と結婚し、一歩も久美とゴールインすることが、みんなハッピーになる世界線なのかなといったところでしょうか。
いずれにしろ、間柴、千堂の世界戦の最中に一歩の再起が決まるとは考えづらいので、まだ一年以上は一歩セコンド編が続きそうですね。
一歩の再起についても、思うところがある方はたくさんいらっしゃると思います。
コメント欄にご意見やご感想をぜひ、書き込んで頂ければ幸いです。
それでは、今回はこの辺で終わります。
ここまでご視聴頂き、ありがとうございました!
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