はい、今週も「はじめの一歩考察ch」やっていきたいと思います。
この動画はマンガ「はじめの一歩」のネタバレを含んでおりますので、予めご了承の上で見てください、お願いします。
ということで今回は、「はじめの一歩」ベストバウトトップ3をやっていきたいと思います。
以前、こういう動画を見たいっていう声を視聴者さんから頂いていたので、一度お試しでやってみます。
また、最近の動画は「はじめの一歩」に関係のないこのchについての話がかなり多くなっていて、心から「はじめの一歩」を楽しみたい視聴者さんに対して不快な思いをさせてしまっていたと思います。
なので、今回は動画の最初から最後まで「はじめの一歩」の魅力をたっぷりと熱く語っていきたいと思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。
ちなみにランキングに根拠はなく、あくまでも私の個人的な好みで選んでますので、この動画で紹介しなかった試合が好きだという人がいたら、ぜひコメント欄で教えてください。
それではさっそく始めていきましょう!
【第3位】ヴォルグ・ザンギエフvsマイク・エリオット(101~103巻)
ヴォルグを語る上でまず忘れちゃいけないのが、つねにアウェイの環境で戦い続けてきた孤高のボクサーであること。
まず初めに、ヴォルグはかつて千堂と日本タイトル戦で対戦した際に、地元びいきによる辛口ジャッジによって判定負けを喫しています。
その後、期間を置いて米国で再起し、3団体でランキング一位にまで上り詰めたんですが、王者サイドから対戦を断られ続けてきました。
さらに、IBF世界王者マイクと対戦予定だった選手がケガをしたため、急きょ代役として指名されたヴォルグは、なんと初の世界戦をたった一週間の準備期間で迎えることになるんですね。
日本では疑惑の判定負け、米国では世界挑戦の機会に恵まれず、ようやく訪れたのが一週間後の世界戦…ジムで事情を聞いた一歩は「理不尽だ」と憤りますが、ヴォルグ陣営は「チャンスが舞い込んだ」とこの試合を即決します。
この、実力がありながらも結果が出せない、辛い状況下でも諦めないヴォルグの姿勢は本当にカッコいいなと今読み返しても思いますね。
そして試合開始直後。
ヴォルグは割と冷静なボクサーの印象ですが、気持ちを抑えきれずいきなりホワイトファングを放ちます。
しかし、マイクは冷静に左フックでカウンターを合わせ、いきなりダウンを奪う波乱の展開となりました。
なんとか立ち上がるも、防戦一方のままロープ際で打たれ続けるヴォルグ。
第2Rに入ってもダメージが抜けず足の踏ん張りが効かないヴォルグは、ここで団吉直伝の飛燕を発動しピンチを脱します。
第3Rに入ってようやくダメージが抜け、試合勘も戻ったヴォルグは飛燕と通常の左を混ぜて主導権を取りに行く作戦を立てます。
ここからがこの試合の見どころで、両者どんどん引き出しを開けていって攻撃のバリエーションを増やしていくんですよね。
こういういわゆる頭脳戦って意外に「はじめの一歩」ではあまりないので、ボクシングファンにとっては楽しめる内容だったんじゃないでしょうか?
ただ、たった一週間しか調整期間の無かったヴォルグは、第4R終了時にはチアノーゼ症状が出始め、もはや戦える時間は残りわずかとなったところで、かつて対戦した一歩の姿を思い浮かべながら「ヤマトダマシイ」を胸に秘め勝負に出ます。
ボディをもらい絶体絶命となるヴォルグですが、第5Rでついにガードをすり抜ける「燕返し」を放ち、ギリギリでガードされるもずっと警戒を解かなかった王者がここでようやく一息ついて油断したところを右で狙い撃ち、ここでようやく王者を倒します。
ここからが、この試合の名シーンです。
なんと、裏で買収されていたレフェリーがカウントを遅らせた上に王者を抱きかかえて起こすという前代未聞の行為が行われるんですよね。
気を失っていたマイクは我に返るとファイティングポーズを取り、なんと試合はそのまま続行されることになります。
ここでヴォルグが…一言も抗議しないままリング中央へと歩み寄ります。
ここからヴォルグは牙をむいて思考は停止し、本能のみを動力として戦い始めます。
このヴォルグの姿はまさに鷹村の言う「人外」であり、ここからは戦略も何もなく、ヴォルグはひたすらホワイトファングを連打し続けます。
ラストは燕返しからの返しの右が決め手となり、再び意識を失う王者。
これにはレフェリーもどうすることもできず、マイク陣営がリングに入ったところで試合終了となりました。
ずっと逆境の中で戦い続けたヴォルグが、この瞬間ついに一歩世代で初の世界王者となったわけですね。
このヴォルグの姿勢って、結構自分的にも刺さっていて、やっぱり自分の人生でもうまくいかないことがあったりすると、人のせいにしたり言い訳したりするじゃないですか?
楽な方へ逃げずに、戦い続けるヴォルグの生き様は自分としても見習いたいなと思い、今回は第3位に選出しました!
【第2位】鷹村守vsブライアン・ホーク(42~44巻)
はい、第2位はやっぱりこの鷹村の初の世界挑戦、ホーク戦を選びました。
鷹村の過去の試合は基本的にどれも面白いですけど、今と違ってこの頃の階級はJミドル級でもっとも減量に苦しんでいたことに加えて、世界前哨戦後のわずか2ヵ月後に試合日程を指定されるという悪条件でした。
一週間後に試合が決まったヴォルグよりはマシですが、鷹村は当時過酷な減量を強いられるJミドル級でしたし、前哨戦と世界戦、二試合連続で減量しなければいけないっていう大きなハンデを負ったわけですね。
さらに、試合前日の記者会見でなんとホークが鴨川会長のアゴを跳ね上げ、鷹村の怒りがピークに達した状態で試合当日を迎えます。
ただ、鷹村自身世界の強敵と初めて戦ったのがこのホークで、第1Rからいきなり血まみれになるまで殴られ続ける鷹村。
2Rに入ると会長直伝の左で体勢を立て直しに行くんですが、ここでいきなりダウンさせられてしまうんですよね。
当時、鷹村と言えば日本タイトルで気負いすぎたために一度ダウンはしていますが、この時はホークが実力で鷹村を倒しています。
鷹村は「自分よりスピードがあるかもしれない」っていう、今まで感じたことのないプレッシャーを感じながらも、強気に打ち合いに行くんですが、ここで二度目のダウンを奪われます。
意識を失った状態でしたが、会場中の鷹村コールに押されて立ち上がった鷹村。
今振り返ってみると、もしこの試合が日本開催じゃなかったら、鷹村はこのダウンから立ち上がることはできなかったかもしれません。
ここから、鷹村は会長のボクシングが世界に通用することを証明するために左一本でホークを倒し、その後は互いに正面から激しい打ち合いとなります。
5Rで鷹村がめちゃくちゃラッシュをかけて、もう少しで倒せる…!というところでボディをもらい、ここから減量苦によるスタミナ切れで足が止まってしまうんですよね。
6Rに入り絶体絶命となる鷹村ですが…最後はこれまで溜まっていたホークへの恨みが頂点に達したことでキレた状態となり、タガが外れた鷹村は圧倒的なチカラでKO勝利を収めました。
【第1位】鴨川源二vsアンダーソン軍曹(45~46巻)
まずこの鴨川会長の若い頃の試合、描かれたタイミングが本当にスゴかったんですよね。
というのも、この前の試合があの鷹村の初の世界挑戦、ブライアン・ホークとの死闘で、多くの「はじめの一歩」ファンが沸きに沸いた後で、また神試合が描かれるんです。
当時は今以上にワクワクして読めていましたし、この頃の森川先生の勢いは凄かったですね。
この試合の舞台は会長がまだ若かりし頃、敗戦後の日本復興に力を注いでいた時代でした。
事の発端は、米兵ボクサー、アンダーソン軍曹に団吉がやられたコトから始まります。
そこで、広島から来て宿無しだというユキと出会い、鴨川・猫田・ユキの三角関係が始まるんですよね。
アンダーソンに襲われていたユキを助けた際、鴨川と猫田はなすすべなく殴り倒されています。
まずここでボクシング大国である米国と日本との圧倒的な実力差が描かれたことで、この後の試合が盛り上がるんですよね。
「拳闘とボクシングは違う、君たちでは勝ち目がナイ」
ここで出会ったミゼルに辛らつな言葉を投げつけられますが、ここでは会長は階級も実力も違うことを理由に再戦しようとはしません。
で、ここでユキが広島の原爆に被災したことや、猫田にパンチドランカー症状が出てきたことが判明。
猫田もユキの体のコトに気づいていて、現役最後の相手としてアンダーソンを指名します。
ここで猫田がユキへプロポーズして、会長は猫田を気遣って身を引くっていう…この自分を律するところが会長らしいなあと感じるシーンでした。
それと同時に、自分の体がしびれや吐き気でボロボロな状態なのに、ユキさんに力を分けてあげたいからリングへと上がる…この猫田の男気に涙した読者さんは多いんじゃないでしょうか?
試合では、猫田が優勢だったものの後頭部を狙う反則行為によって形勢逆転し、病院送りへとされてしまいます。
リング上で「頭をたれろ!下を向いて歩け日本人!!」等と暴言を吐くアンダーソンに対し、立ち上がったのが鴨川源二。
さらにこの時会長は、猫田がパンチドランカーになったのは自分のパンチが原因だったコトに気づくんですよね…。
ここから会長は、土手に丸太を打ち込んでパンチを打ちつけるという無謀な練習を始めて、一撃必殺の鉄の拳を作り上げていきます。
ちなみに固いモノを殴って拳を鍛え上げるっていう行為は空手家とかが実際にやるらしいんですけど、原作では思いっきり血が飛び散ってますからどう考えても無謀な練習です。
試合当日、駆け寄ってきたユキさんへ背中を向けたまま、「そばにいてやってくれ、ずっと…」と猫田との幸せを願う会長のシーンがめちゃくちゃカッコ良かったですね…!
試合が始まると、距離を詰めてボディを狙う会長、一方で中間距離でキレイなボクシングをするアンダーソン。
まさに、現役時代の一歩みたいな戦い方をここでしてるんですよね。
会長が劣勢のまま試合が進み、猫田が試合会場に現れて「右を打つ際にボディがガラ空きになる」弱点を伝えて、ここでようやく勝機が見えてきます。
アンダーソンのチョッピングライトをもらいながらも一歩ばりのリバーブローが直撃。
あばら骨を粉砕するも、ここで会長の左拳は砕けてしまいます。
さらに大きく踏み込むと、残った右拳で渾身のボディブローを炸裂させ、ついにアンダーソンを倒してしまいました。
奇しくも、この試合で猫田だけでなく会長も両拳が砕けたことで残りの現役生活がわずかとなってしまうんですよね。
試合後は新潟の山奥へと帰っていく猫田とユキを見送る鴨川会長。
今回、改めてこの試合を読み返しましたけど、やっぱり心に残る名試合っていうのはまず、試合前にしっかりとストーリーがあること、ここで言えば猫田とユキとの関係や、猫田がパンチドランカーで苦しんだ背景とかがあったからこそ、試合でも深く感動できたんじゃないかなって思っています。
ということで…私の選ぶ2025年はじめの一歩ベストバウトは、鴨川源二vsアンダーソンでした!
今回は、ここで動画を終わりたいと思います。
しかし…3週間も空くと本当に長いですがようやく、来週から「はじめの一歩」連載再開です。
すでに二度もダウンしてしまった千堂がここからどう巻き返すのか?来週からぜひまた、みんなで「はじめの一歩」を盛り上げていきましょう!
ということで今回はここで終わります、最後までご視聴いただき、ありがとうございました!


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