では今回も、はじめの一歩考察chやっていきたいと思います。
「はじめの一歩」ファンにとって、今最大の関心事が「いつ一歩が現役復帰するのか?」という話題ですよね。
正直、いつ復帰するのか、正確なタイミングまでは読めませんが、「はじめの一歩」を何度も読み返し考察していったところ、間違いなくこのキッカケによって一歩は現役へ戻るコトになると確信しています。
一歩の現役復帰に関する重要なキーワードは3つあります。それは、
「権利」「義務」「恩返し」です。
今回の動画では、一歩が現役復帰するそのキッカケについて、お伝えしていきたいと思います。
【一歩現役復帰】鴨川会長が病で倒れる
鴨川会長の病気説については、作中で目の下にクマができていたり、一歩がセコンドデビューした時期に入院し、退院後は体力不足により鷹村専属のトレーナーになったコトから、多くのファンにとって周知の事実だと思います。
決定的なのが、再起戦前に一歩とのミット打ちをした後、会長室で血を吐くシーンが描写されていることです。
鴨川会長の年齢も考えたら、亡くなってしまう展開もあり得るのでは?と心配する方も多いでしょう。
しかし、「はじめの一歩」でみんなが観たいのは、一歩&鴨川コンビが世界の競合と戦っていくシーンですから、鴨川会長が死亡するストーリーはとても考えられません。
ただ、ただですね。とはいえ、一歩が現役復帰するキッカケが何か?と考えていったら、これはもう実の親以上に崇拝している鴨川会長が病で倒れる、これくらいのインパクトがないと無理だと思いませんか?
つまり、一歩現役復帰へのトリガーというのは、鴨川会長が病によって倒れる、という出来事だと考察しています。
ここで当然、「鴨川会長が倒れたくらいじゃ、見舞いへ行くくらいで復帰するのはないんじゃないの?」と疑問に思われると思います。
しかし実際に、鴨川会長が倒れたなら?と仮定して「はじめの一歩」という作品を改めて読み返してみると、どう考えても現役復帰の伏線としか思えないシーンがたくさん出てくるんですよね。
鷹村が6階級制覇を急ぐ理由とは?
一歩の現役復帰と大きく関係するのが、鷹村守の存在と言動です。
まず考えるべきなのが、鷹村がなぜ、6階級制覇を急いでいるのか?という謎です。
鷹村は、試合中に一歩を見つめる鴨川会長に対して「苦悶・苦痛・苦悩・絶望・無謀・失望・未練・後悔、そんなモノは見るな!」「楽しいコトだけ目にしろ、そうすれば寿命も延びるってものだ」と言っていたり、キース戦の前では神社で「自分のコトは自分でやる」「しかし、自分の力じゃどうにもならないコトがある」「足りないコトがある」「神頼みで打ち消せるのなら気休めになるのならって気分なのさ」と明らかに鴨川会長の健康を気遣うシーンが描写されています。
つまり、鴨川会長が元気なうちに鷹村は6階級制覇を成し遂げ、鴨川ジムへベルトを運び終えることを目標にしているのは間違いないでしょう。
そして、本題の一歩の現役復帰ですが、これも、鷹村があるシーンで重要なセリフを口にしているんですよね。
それは、板垣と青木村が試合後の反省会で集まった焼き鳥屋で鷹村が後から現れた時へ遡ります。
この時、木村が「今一歩が身に付けた知識と技術をリングに持ち込んだらどうなる?」と言った際に、鷹村はこんなことを言っているんですよね。
「アイツは自分の権利でボクサーを放棄した」「強烈なキッカケで義務が発生しない限り戻らない」「そしてそのキッカケは絶対に訪れない」「どこまでいっても不毛な話だ」
この発言がまさに、一歩が再起するキッカケと条件について表しているんです。
まず、注目すべきなのが「権利」と「義務」という二つの言葉です。
鷹村の言う「権利」というのは、挑戦を続ける限り誰でも夢を見続けることができるという意味です。
これは、キース戦前に鷹村が「世界王者にゼッタイなれないヤツは挑戦しない人」挑戦を続ける限り「青木でも世界王者になる夢は見てもいい」と語っていて、これは現役だけが持つ権利だと語っているんですね。
つまり引退を選んだ一歩は、夢を追う権利を放棄した「夢を見てはいけない」ということです。
次に鷹村の言う「義務」に関しては、鴨川会長の期待に応えて元気に過ごしてもらうということです。
まず、鴨川会長が寿命を延ばすために何が必要か?と考えると、教え子である鷹村と一歩が試合で勝ち続けるということです。
会長は、一歩の再起戦前にミット打ちをした後で「ミットを受けていると寿命が延びる」「まるでこの老いぼれに魂を分け与えてくれているようだ」と語っています。
鷹村のキース戦後、一歩も「試合中に若返っているのでは?」と語っていていることからも、会長にとって大切なのがセコンドとしてボクシングに関わることなのは間違いありません。
だからこそ、鷹村は6階級制覇に拘り続けているし、一歩の再起戦前には負ける可能性が高いことから「全部背負えるのか?」と確認しているんですよね。
ただ、鷹村の一歩への評価は最近変わってきていて、キース戦前に神社で「もう一度やってみたいと思わないのか?」と現役へ誘っていますし、ミット打ちで勝負した時にはパワーアップした一歩のパンチを実感しているシーンも描写されています。
つまり、鷹村から見て、今の一歩なら世界でも十分戦えるフィジカルは備わっていると判断していることがわかります。
【重要キーワード】一歩の「恩返し」とは?
実は、ここ最近作中で「恩返し」というワードがよく出てきているのをご存じでしょうか?
一歩の再起戦前には篠田から一歩へ「(会長に)叱られてありがたいと思うなら恩返ししてやってくれ」と言っていますし、一歩も鴨川会長が授けてくれた新型デンプシーを披露することが恩返しになると考え、拘っていました。
メキシコでヴォルグとスパーした時も、かつて沢村戦前にスパーに協力してもらった恩返しをするというシーンもありましたし、一歩にとって「恩返し」というのはとても大切なキーワードであり、周りへの感謝を重んじるタイプなのは間違いないです。
その一歩がもっとも恩を感じていて今も後悔していることは何か?
それが、鴨川会長と作り上げた新型デンプシーを披露していないことです。
ということはつまり、一歩は鴨川会長への恩をもっとも強く感じていて、何とか恩を返したい。
その一歩に対し、鷹村の口から「お前がボクシングを続ければ会長の寿命は延びる」という事実を聞かされたら、現役復帰への十分な理由になるのではないでしょうか?
「人外」になれない一歩は世界で戦えないのでは?
一歩はゴンザレスに敗北後、鷹村から「ここから先は人外の世界だ」「人のまま入ってくるな」と聞かされ、線を踏み越えられない自分の限界を感じて引退しました。
しかし、ウォーリーも一歩と同様に「人外」とはかけ離れたタイプであり、純粋にボクシングを楽しみながら戦っていましたよね。
そのウォーリーは、あのリカルドに「到達者だ」と言わしめたほどのボクサーへと成長しました。
これまでは、「人外」になれない一歩は世界と戦えないと思われていましたが、ウォーリーのように一歩にも強くなれる可能性が残された、といったところでしょうか。
そしてウォーリーも、世界中を回りボクシング以外の世界を教えてくれたミゲルに対する恩返しとして、世界王者になると宣言しています。
一歩も同じように、恩師である鴨川会長への恩返しとして世界王者を目指すという姿勢で戦い続けると考察しています。
つまり、一歩にとって鴨川会長への恩返しというのが、鷹村の言う「義務」に当たると私は考察しています。
かつてのライバルたちの動向は一歩再起のトリガーとはならない
中には、間柴や千堂が世界戦で負けて、一歩がリベンジする流れを期待する声もありますが、残念ながらかつてのライバルが一歩再起へのトリガーとはならないと私は考察しています。
確かに、一歩は千堂とゴンザレスの試合中に「羨ましい」「ボクもあの二人と戦っていたんだ」と限界を超えて打ち合う様子にボクシングへの未練を滲ませるシーンはありました。
しかしこれが、一歩の現役復帰のトリガーとなるとは思えません。
まず一歩はライバルの活躍に触発されることはあっても、「自分の方が強い!」と競争を重んじるタイプではないんですよね。
一歩の大ファンである藤井も「幕の内の場合、過去の勝ち負けはあまり気にしない」と語っている通り、一歩はあくまでもボクシングが大好きなだけで、自分の強さを誇示することに興味を示しません。
ですので、千堂や宮田が仮にリカルドにやられたとしても、リベンジを目的に現役復帰するという考えには至らないでしょう。
一歩が現役復帰するタイミングはいつ?
続いて、一歩が現役復帰するタイミングを考えてみたんですが…まず、間柴と千堂の世界戦がこの後控えてますから、復帰はこの後と考えて間違いなさそうです。
また、泰平と欽太郎のプロテストに関しては、1416話ですでに一歩が受けさせることを決断していますし、今の一歩の目標ですから、泰平と欽太郎のプロデビュー後にはなるとは思います。
こうなってくると、短く見積もっても一歩の現役復帰はあと3~4年はかかってしまうのではないか…と予想しています。
一歩が現役復帰する流れを考察
そして流れとしては、鷹村の6階級制覇の途中で鴨川会長が倒れてしまい、鷹村が会長を元気にさせるために一歩を現役へ誘う…
そして一歩は、鷹村から自分がプロボクサーとして勝ち続ければ会長の寿命が延びると聞かされて、恩返しをするために、会長をボクシングの世界へ戻すために、現役復帰する…
会長としてもリカルドに挑戦したミゲルとウォーリーの姿を見て、「自分はまだやり切っていない」という後悔がありますから、一歩自ら現役復帰したいと言われれば承諾するでしょう。
ただ、一歩のパンチドランカー疑惑が解消されないと現役復帰はできません。
しかし最近の一歩を見る限り、世界ランカーや世界王者と互角のスパーをしていますし、加えて高いディフェンス力が身についてきたことから、これまでのように不用意にパンチをもらう回数は減るハズです。
もともと、引退前に医師から「こういう試合を繰り返せば安全の保障はできない」と診断されているだけで、パンチドランカーと診断されているわけではありません。
ですから、裏を返せばパンチをよけられる今の一歩であれば、現役復帰できるということも言えるんですよね。
次にネックとなるのが、母寛子を守る義務と久美の存在です。
一歩は母寛子と実家の釣り船屋を守ることを最優先していますし、久美は一歩のパンチドランカー疑惑を心配して現役復帰に賛成していません。
しかしこれは、一歩が久美と結婚すれば解消されると思うんですよね。
久美が一歩の実家に入れば、仕事のサポートもできますし、間接的に母寛子を助けることにもなります。
間柴(兄)から反対されている理由として「自分より強い男」という条件がありますが、一歩が再起すると決まれば久美との結婚は認めざるを得ないでしょう。
加えて、間柴は会社の社長の娘、理恵と交際していますから、これからは久美が兄の面倒を看る必要性が薄まります。
最近では、久美と一歩の海水浴デートが決まりましたし、ここで結婚が決まる可能性もあると思っています。
久美も妻という立場となれば覚悟を決めて一歩の支えになるハズですから、久美との結婚によって現役復帰への障害はすべてクリアとなるのではないでしょうか?
【まとめ】一歩再起は近い!みんなで「はじめの一歩」を応援しよう!
今回の、一歩現役復帰への考察をまとめていくと、こうなります。
- 鷹村は病気の会長が元気なうちに6階級制覇を目指している
- 鴨川会長はいずれ病で倒れてしまう
- 一歩は会長を若返らせるために現役復帰を決意する
- パンチドランカー疑惑は一歩の防御力アップによって解消される
- 間柴(兄)は一歩の現役復帰によって久美との結婚を認める
- 久美は看護師として兄を支えているが今は理恵(会社の社長の娘)がいるのでお役御免
- 久美は一歩との結婚によって妻として最後まで支える決意をする
- 母寛子と釣り船屋は一歩と久美が夫婦で支えていく
一歩の復帰に関して、他にもたくさんのご意見があると思いますので、コメント欄に書き込んで頂ければ幸いです。
また今後、一歩復帰に関するコトで動きがあったら動画でお伝えしますので、ぜひチャンネル登録をよろしくお願いいたします。
ということで、今回はここで終わります。
ここまでご視聴頂き、ありがとうございました。
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