では今回も、はじめの一歩考察chやっていきたいと思います。
森川先生…「はじめの一歩」作中で張られた伏線をすべて調べたんですが…これって本当にすべて回収する気、ありますか!?
こちらをご覧ください。
「はじめの一歩」作中で謎のままとなっている伏線をまとめると、これだけの数になりました。
当チャンネルに寄せられたコメントの中にも、「最終回まで自分が生きていられるか不安」だと嘆くファンの声は本当に多くて、かくいう私もこの不安に苛まれている一人です。
ここから、2023年12月時点で、未だ謎のまま残されている15の伏線について、一つずつ解説していきたいと思います。
なお、長い動画となっておりますので、概要欄から見たい部分までジャンプして頂いてもOKです。
それではさっそく、始めましょう。
- リカルドのダウンはスリップ?真相は…
- リカルドがWBAフェザー級にこだわる理由(56・131巻)
- 鷹村が語る伊賀を倒す男とは?
- 板垣の一歩への挑戦はいつ?
- 一歩が「強さとはなにか?」を追い求める設定はどこに?
- 伊達から受け取ったバトンの行方は?
- 「人外」バージョンの一歩は結局どうなるの?
- パンチドランカー疑惑はいつどこで晴れるのか?
- 鷹村の白い右眼の謎(網膜剥離疑惑)
- 鷹村はなぜ日本開催にこだわるのか?
- 鴨川会長の病気説…亡くなる可能性は?
- 【一歩vs宮田の実現はいつ?】減量苦の期間が長すぎ
- 千堂とリング上で交わした「再戦」の約束は?
- 今井にまさかのパンチドランカー疑惑が…?
- リカルドを倒すのは一歩?ゴンザレスの予感(109・130巻)
- 【まとめ】サイアクの最終回…一歩現役復帰で終了?
リカルドのダウンはスリップ?真相は…
かつて千堂がアルフレド・ゴンザレスへ試合の申し込みをするためにメキシコへ渡った際、偶然にも練習中のリカルドと遭遇し、スパーをすることになりました。
この時に、リカルドが片膝をつくシーンが描写されていたのをご存じでしょうか?
リカルドのトレーナーであるビル・スチュワートは、「千堂がフラつきながらもやぶれかぶれのパンチを振って、そのままもたれかかって倒れた」とその場の記者団に釈明していますが、なぜかリカルドはダウンをしたと自ら言い張ります。
「マチスモ(勇敢)」精神を重んじるリカルドが、パンチをもらっていないのにわざわざ自分からダウンを宣告する…この発言に大きな違和感を感じるのは私だけでしょうか?
ただこれは、後からやってきたゴンザレスを焚きつけるためのブラフだったことが分かっています。
しかし、リカルドは帰りの車中でトレーナーから「あのダウンは、本当に当たっていたのか?」と問われた際も「どちらでもいいだろう、こんな愉快な夜になったのだから」となぜか明言を避けています。
ただジムの「あの場に居合わせた記者が情報を持っていた」という発言から、リカルドの謎のダウンシーンの真相はすでに明かされてはいるものの、作中ではまだ描写されていない…といったところでしょうか。
千堂とゴンザレスを焚きつける目的であれば、ジムに対してもダウンしたかどうかを隠す必要はなかったと思うのですが…この辺のリカルドの言動には疑問が残りますよね。
一方、千堂はメキシコ帰りで鴨川ジムを訪問し、木村からリカルドのダウンについて聞かれると「触っていない」と返答しています。
ただ、スパーしていた時の千堂は、かなり打たれて頭がクラクラしていたとも発言していることから、記憶が曖昧である可能性も捨てきれません。
もし、リカルドの言う通り千堂の野生の一撃がほんのわずかでも当たっていたのだとしたら、今後の千堂の世界戦への期待が持てると言えますね。
リカルドがWBAフェザー級にこだわる理由(56・131巻)
謎の多いリカルドですが、もう一つ大きな謎が残されています。
それは、あれだけの強さを持ちながら、なぜかWBA団体の防衛戦のみ繰り返し、統一戦や他の階級へ転向するといったことにまったく興味を示さないことです。
この謎は、単行本56巻で一歩と板垣がリカルドの防衛戦を観戦していた際に上がった話題で、未だに解明されていません。
時が移り変わり、リカルドは、事実上の王座統一戦と謳われたビリーをたった1ラウンド、しかも左ジャブだけでガードを粉砕しKO勝利を収めた後で、「残念だ。また私は、試されなかった…」と悲しそうな顔を浮かべてリングを後にしています。
そして、「喝采や称賛が欲しかったワケではない」「他人の目を気にしているワケではない」「近づきたいのだ、心髄(しんずい)と深淵に」「ボクシングの真実に…」と孤高の域に達しているリカルドの空しい心情が描写されています。
こうしたリカルドの気持ちを想像すると、なぜ階級を上げてもっと強いボクサーと戦う挑戦をしないのか?この謎への回答がまだ作中で明らかとなっていません。
また、鴨川会長は実力あるボクサーが「試合直前のケガ」「資本力」「家業」「兵役・伝染病」「大災害」といった事情で機を逸するコトもあると語っています。
しかし、リカルドがこれらの理由に当てはまるとは思えないので、WBAに残り続ける理由は何なのか?大きな謎と言えますね。
鷹村が語る伊賀を倒す男とは?
現在の日本ライト級王者伊賀忍は、かつてA級トーナメントで青木を病院送りにした因縁の相手です。
青木は、木村と共にA級トーナメントを最後のチャンスと考えていましたが、青木が伊賀をライバルとしてもう一度ボクシングを続ける決意をすると、木村もついていく形で続けることになりました。
伊賀が青木をいつでも倒せる実力差があるにも関わらず、試合中ずっと手を抜いた状態で殴り続ける様子に怒りをあらわにした鷹村は、試合後に伊賀陣営へ殴り込みをかけます。
ここで鷹村が言い放った言葉が、次の通りです。
「てめえらがキャンキャン言う日が必ず来る」「ヤツらがこのまま済ますワケがねえ」と、伊賀へリベンジする相手が複数いると示唆する発言をしています。
「名前を言ってみろよ?」というバロンに対し、「恥ずかしくて今はとても言えん」「首を洗って待っておけ」と言い残して去っていった鷹村。
これは、やはり二人ということは青木と木村を指した発言なんでしょうか?
しかし、ボクシングは個人競技ですし、鷹村の性格上「二人がかりで倒せ!」なんて言わなそうな気もするので、この発言の真意が気になるところです。
この時点で木村が引退していてトレーナーをしていたなら、まだ鷹村の発言に納得できるんですが…木村は現時点でも現役を続行していますから、この伏線も未だに謎のままとなっています。
また、この後、鴨川会長が伊賀の試合を観た後で篠田トレーナーに「青木以上にキサマが戦わなければならん」と発言していることから、篠田と青木の二人を指している可能性もありますね(115巻)。
ただ、この時に木村も青木に対して「二人がかりなら何とかなるだろ」「荷が重かったら手伝ってやる」等という発言もあって、まるで自分が引退して青木を支えるかのような意図も感じます。
鷹村が木村の気持ちに気づいているような描写がなかったので、やはり青木と篠田トレーナーを指した発言だったと考察しているんですが…この真相も早く知りたいところです。
板垣の一歩への挑戦はいつ?
板垣は、もともと一歩を尊敬して鴨川ジムへ入門してきた経緯があります。
しかし、一緒に過ごしていく中で、徐々に憧れから乗り越えたい存在へと移り変わっていく様子が作中で描写されています。
もっとも分かりやすいのが唐沢戦後、板垣が背後から不気味に一歩へと手を伸ばすシーンです。(94巻)
宮田と小島戦を観戦していたシーンでは、「アナタの座るイスはもうどこにもない」「満席ですよ」とまるで次に一歩へ挑戦するのが自分であるかのような発言もしています。(97巻)
また、唐沢や冴木はA級トーナメントで敗れた板垣に対し、「夢を託した男が(一歩に)どこまで通用するのか、見てみたかった」と、一歩と戦う予定のない板垣に負けて引退することに対し、強い未練を滲ませています。(101巻)
また、板垣は新人王準決勝前に間柴に対して「実は京介に負けたことに関してはもうそれほどこだわっていない」とコメントしていることからも、今井とのライバル対決が今後は成立しない伏線とも考えられます。
一歩と板垣の対決には、板垣が鴨川ジムを去らなければいけないハードルや、一歩の再起、今井との再戦をどうするのかといった問題が山積みではありますが、いずれは実現して欲しいカードといえますね。
一歩が「強さとはなにか?」を追い求める設定はどこに?
そもそも、一歩は学生時代に梅沢らにイジメられていた時に鷹村と出会い、ボクシングを知ることになります。
ここで、一歩は「悔しい」「情けない」という気持ちから「強さとはなにか?」というテーマを追い求めるためにボクシングを始めました。
連載初期の頃は、このテーマに関する話題はちょくちょく出ていたんですが、最近ではこのテーマにまったく触れられないままストーリーが進んでいっている感があります。
そもそも、引退してトレーナーとなってからの一歩は、「強さ」というテーマではなく「人の役に立ちたい」という新たな目標を立てていますよね。
一応、一歩は同窓会の帰りに木の下で「強いって何だろう?」と思いにふけるシーンはありますが…セコンドをやりながら本当にこのテーマに悩んでいるのか、疑問が残ります(127巻)。
ただ、最近リカルドがウォーリーと対戦した際に、実はボクシングを始めたきっかけが一歩と同じく「強さとはなにか?」を追い求めていたことが分かっています。
こうなってくると、一歩がリカルドと対戦することで、ようやく答えを見つけ出せそうな気もしますね。
結局は、恐らく最終回となっても「強さとは…」とハッキリした答えのないままだとは思いますが、さすがに連載スタートに掲げたテーマなので、それなりに一つの結論は出してもらわないと、古くからの「はじめの一歩」ファンが納得できないのではないでしょうか?
伊達から受け取ったバトンの行方は?
すでに忘れた方も多いと思いますが、伊達がリカルドに敗れた後、病室で一歩と交わしたバトンタッチの行方はどうなったのでしょうか?
一歩は伊達からバトンを受け取り、日本フェザー級王者として8度も防衛に成功し、立派に戦い続けたとは思います。
しかし、一歩は宮田と再戦が決まった後で、東日本新人王を獲ったばかりの板垣へ「バトンタッチだ」と言ってバトンを渡してしまっています(68巻)。
その後、一歩と宮田との再戦は、宮田がランディー戦を優先したことで流れてしまい、うやむやとなりました。
さらに、A級トーナメントも優勝した板垣は、今井との再戦で1ラウンドKO負けとなったので、結局、伊達からつないでいったバトンは今、誰が持っているの?という状態が続いています。
恐らくは、当時の一歩のバトンタッチしたタイミングで宮田と再戦し、その後世界へ打って出る予定だったんだと思いますが、ストーリーの変更によってうやむやになった…と私は考察しています。
ただそもそも、伊達が一歩にバトンを渡したのは、日本タイトルを守れという意味ではなく、最終的にリカルドを倒してくれという意味が強かったようにも思えますよね。
当時、まだ子どもだった伊達の息子雄二が、かたき討ちをしてくれとお願いした際に「今の自分では無理」と一歩は答えています。
その雄二が成長し、最近ボクシングジムで「いつならいいんですか?」とリカルドへ挑戦しない一歩を焚きつけるシーンがありましたが、これも将来的に一歩vsリカルドの布石となりそうです。
伊達のバトンを次に受け取り、日本の中軽量級を引っ張っていくのは誰なのか?ここにも注目していきたいところです。
「人外」バージョンの一歩は結局どうなるの?
「人外」は、一歩が世界前哨戦でゴンザレスに敗れた後で鷹村が言い放ったキーワードです。
一歩が試合に敗れた言い訳をせず負けを認めてしまったことに対して、鷹村は、「認めてしまったら終わり」「もう一度立ち上がるなら、男には言い訳が必要だ」と伝えています。
そして、世界は「人外の者だけが棲む場所だ」「人のまま入ってくるな」と一歩に対し、スポーツライクな今のままでは通用しないと断言しました。
鷹村の言う通り、一歩は宮田との再戦が流れて以降、一度は鴨川会長と一緒に世界を目指す決意をしましたが、かつて伊達や千堂といったライバルを目標としていた頃と違い、何となく会長が望む方向へ一緒に走っていっただけのイメージがありますよね。
加えて、鷹村は早い段階で一歩がダメージの蓄積により距離感が狂い、打たれ弱くなっていることにも気づいていたので、心配からくる助言でもあったのでしょう。
一歩が作中でブチギレた相手は沢村や小島、青木の弟泰平などがいますが、いずれも久美や会長といった自分以外を傷つけられたことが理由なので、鷹村のいうような「人外」キャラでリングに上がることはなかなか難しいのかもしれません。
なお、一歩がブチギレたシーンに関しては、こちらの動画にまとめているのでまだ観ていない方はぜひ、ご視聴ください。
概要欄にリンクを貼っておきます。
パンチドランカー疑惑はいつどこで晴れるのか?
一歩のパンチドランカー疑惑について、作中で初めて指摘したのが鷹村でした。
いつから気づいていたのか分かりませんが、鷹村は千堂へ一歩とのスパーを許可し、その後で「一歩は弱くなっていただろう?」と発言しています。
では、一歩自身がパンチドランカー症状を意識しだしたのはいつ頃だったのか?
作品を改めて読み直してみると、小島戦で約2トンの正面衝突カウンターをもらったことが引き金になったと予想できます。
一歩は小島戦の後、梅沢の漫画を手伝いに行った際に、何度も作業をミスっていますし、この時に梅沢の口から「漫画家と違ってボクサーにはパンチドランカー症状もあるし、好きだけで長く続けられるモンじゃねえだろ」と聞いたときに一歩が見せた複雑な表情が、すべてを物語っているように見えます。
この時は、青木や木村の引退を危惧した心境なのかと思っていましたが、実は自分自身の体の異変に対する不安もあったのではないでしょうか?
母寛子も何となく息子の変化に気づいていたようで、「健康であれば、それでいいのに…」と心配する様子が描写されています(103巻)。
「はじめの一歩」作者森川先生は、一歩が引退するシーンで、矢吹丈のパンチドランカーを誤診した「キニスキー博士」の名前を出す際に、ちばてつや先生に連絡をしてこの名前を使わせてもらったということを明かしています。
つまり、将来的に一歩のパンチドランカー疑惑は解消されて再起することを示唆していると予想できます(121巻)。
ただ、母と釣り船屋を守ることを第一優先に考えている限り、一歩が再起することは不可能なので、今後どうなっていくのか?気になるところです。
鷹村の白い右眼の謎(網膜剥離疑惑)
鷹村の網膜剥離疑惑が最初に出たのが、イーグル戦前に宮田陣営と合宿に行った時でした。
鷹村の右側に座っていた宮田は、死角からパンチを当てたことで網膜剥離を疑い、このことを聞いた一歩は真田の元へ相談に行きます。
この当時は、鷹村の口から「全部見えている」ということで疑いが晴れていますし、イーグル戦でも特に怪しいシーンは描写されませんでした。
しかし、鷹村の右眼が白く描かれるようになったのがこの後からで、「実は網膜剥離ではないか?」という疑惑がファンの間でささやかれていました。
その後、鷹村はバイソン戦やキース戦で左のロングフックをモロにもらうことから、網膜剥離の疑惑が強まりましたが、最終的にキースのパンチを紙一重でよけてKO勝利したことで、宮田の口から「網膜剥離の疑いは晴れた」とはっきり明言しています。
しかし、キース戦が終わった後も、トイレで苦しむ鷹村の右目がまたも白く描かれている様子から、やはり鷹村に何か異常があるのでは?という心配は未だ解消されていません(135巻1377話)。
また、鷹村は引退した一歩に対し「プロと名の付く職業の人間はどこか壊れていて当然」「言い訳をせずケガを隠し身体を騙しギリギリの所で勝負して生き残っている」と伝えていて、これがまさに自身がどこか故障していることを明言していると考えています。(122巻)
111巻の表紙では、鷹村の右の翼が小さく描かれていることからも、何か異常があることは間違いないでしょう。
鷹村はなぜ日本開催にこだわるのか?
鷹村は、これまでの世界戦すべてにおいて頑なに国内開催にこだわり続けてきました。
鷹村が国内開催を希望したのはホーク戦からで、この当時は伊達がリカルドに敗れたということで、両国国技館にて伊達の無念を晴らす名目でした。
しかしバイソン戦の時は、相手陣営からアメリカ開催を主張されるも、やはり鷹村は国内開催を譲らず、この当時は赤字覚悟のマッチメイクだったと八木が語っています。
キース戦では、麻雀をやりたいという要求からすんなり日本開催が決まったようですが、いずれにせよ鷹村がなぜ日本開催を譲らないのか?この謎は未だ解明されていません。
鷹村は6階級制覇まで「時間がない」と口ぐせのように言っている割に、相手陣営とのマッチメイク交渉で日本開催を主張し続けるというのもおかしな話です。
また、131巻で八木や篠田が語っているように、鷹村の性格上、本場ラスベガスやニューヨークの大舞台で試合をすることに興味を示さないことも違和感を感じますよね。
鷹村が日本開催にこだわる理由が何なのか?ご意見ある方はぜひコメントをお願いします。
鴨川会長の病気説…亡くなる可能性は?
最近の「はじめの一歩」では、鴨川会長の目の下にクマができていることや、咳込むシーンが描写されていることから、年齢も考えて重篤な病に侵されているのでは?との見方が強まっています。
最初に会長が入院したのが、一歩が伊達に敗れた後、心労からくる過労によって倒れた時でした。(24巻)
この後も、鴨川会長は鷹村と同様に選手の試合が終わるとジムを空けることが何度かあり、病院へ治療に行っているのでは?といったこともウワサされています。
また、バイソン戦前に鷹村が「オレ様には時間がない」と一歩に伝えたシーンでは、作者森川先生が「これは鷹村の時間のことではない」と明言されていることから、まず間違いなく鴨川会長に残された時間のことを指しているとみていいでしょう。(110巻)
一歩が再起戦を前に新型デンプシーロールを仕上げていた時には、会長室へ戻った際に咳こんで手に血がついていた決定的なシーンも描写されています。(116巻)
「はじめの一歩」という作品を考えた時に、鴨川会長が亡くなって一歩が一人で戦い続けるというストーリーは、どう考えてもファンが受け入れがたい設定だとは思うのですが…今後どうなっていくのか注目ですね。
【一歩vs宮田の実現はいつ?】減量苦の期間が長すぎ
宮田に関しては、もうずっと長期間フェザーで戦い続け減量に苦しむ設定に対して、いささかファンの間では辟易していると感じるのは私だけではないでしょう。
まだ、一歩が現役時代はそれでも良かったんですが、一歩が引退している今、フェザーに留まり防衛戦を繰り返すだけの宮田には正直何の魅力も感じないですよね。
かつての同期ライバルたちであるヴォルグや千堂、間柴やウォーリーといった選手は次々に世界へ挑戦して活躍しています。
そろそろ宮田へもフォーカスしないと、一歩と宮田との再戦が決まる頃にはすっかりファンの熱が冷めている…という事態にもなりかねません。
千堂とリング上で交わした「再戦」の約束は?
全日本新人王と日本フェザー級タイトルマッチで対戦した一歩と千堂は、一歩が2連勝したことで決着がついたと思われました。
しかし、試合後に千堂は「また会おう幕の内」「リングの上でまた…必ず!!」と言い残して去っていきました。
千堂はこの言葉通りずっと一歩との再戦を待ち望み、伊達戦の時には果たし状を持って試合会場に現れたこともあります。
その後、千堂は独自の路線でメキシカン相手に連勝を重ね、なんと一歩を破ったゴンザレスに勝利しています。
ここで、一応は千堂の中で区切りがついたといったところでしょうか。
ただ、タイミング的に、これからリカルドとの世界戦を控えた千堂は、まず勝利は難しいと予想されていることから、今後この二人が再戦となるのは極めて難しそうな気はしますね。
恐らく、日本フェザー級タイトルマッチの時点では千堂との再戦予定があったのかもしれないですが、このまま実現することなく最終回を迎えると予想しています。
今井にまさかのパンチドランカー疑惑が…?
あまり話題になりませんが、実は今井にもパンチドランカー疑惑があると私は考察しています。
まず、日本フェザー級タイトルマッチを控えた板垣が、今井がここ最近の試合で「パンチをよくもらうようになった」「相打ちが目立つ」とコメントしていることです(104巻)。
そして、直近では今井vs星との一戦で、怒りに任せたフルスウィング勝負を仕掛け、1ラウンドでKOしたものの、大事な防衛戦でなぜこのような暴挙に出たのか?と考えると疑問が残ります。
技術で劣る星が力勝負に出るのは理解できますが、今井が真正面から撃ち合う必要性はなかったハズです。
板垣いわく、アマ時代は守備にも定評があったという今井がなぜこういった試合内容に変わってしまったのか…?
一歩と同じファイター型といえば、もっとも考えられる理由としてパンチドランカー疑惑が浮かび上がるんですよね。
もしかすると、今井は一歩と同じく距離感が曖昧になっていることを自覚していて、相打ち狙いによってKO勝利を狙い続けている可能性があります。
そうなってくると、板垣との再戦や再起した一歩との試合まで持たず、現役引退に追い込まれるかもしれません。
もしくは、「あしたのジョー」力石徹と矢吹丈のように、ボクシングの試合後に不幸な事故が起こり、一歩が重い十字架を背負ってプロのリングで戦い続ける…こういった展開も予想できますよね。
作中であまり今井にフォーカスされることはありませんが、この考察に対してご意見のある方はぜひ、コメントをください。
リカルドを倒すのは一歩?ゴンザレスの予感(109・130巻)
今現在、リカルドと千堂の世界戦が内定していますが、やはり千堂がリカルドに勝つというのはなかなか考えづらいです。
となると、リカルドを倒すのは誰なのか?
まず、一歩を破った後、ゴンザレスは「あの男を(リカルドの元へ)行かせてはいけないという何かを感じた」と言っており、いずれは一歩とリカルドが対戦することを示唆しているように感じます。(109巻)
また、千堂に敗れたゴンザレスは、試合後に「オレは確信している」「アイツらがアンタを淋しくさせない」と言っていることから、これは間違いなく千堂と一歩のことを指しているでしょう。(130巻)
そして、メキシコで浜団吉は「歴史に名を残す偉大な王者の打倒とはまさしく歴史を塗り替えるコト」「それはたった一人の勇者の為せる技ではないぞ」と語っていることから、ウォーリー・千堂と続いて一歩がリカルド討伐を果たすのではないかと考察しています。(136巻)
【まとめ】サイアクの最終回…一歩現役復帰で終了?
「はじめの一歩」は来年35年目を迎える長期連載漫画ですので、キャラがどんどん増えていってしまうのは自然の流れではありますが、これだけ未回収の伏線が溜まってくると、やはりファンとしてはあるサイアクな結末をどうしても思い描いてしまいます…。
それは、一歩が現役復帰するタイミングで連載が終了するコトです。
漫画の区切りとしては、一歩が復帰した後で中途半端なタイミングで打ち切りになるよりは、復帰して連載終了の方がマシかもしれませんが…これはファンとしてはショックですよね。
漫画家というお仕事の激務に加えて、失礼ながら森川先生のご年齢から考えると、どうしても打ち切りとなってしまう未来が浮かんでしまいます。
イチファンである私ができることは限られていますが、YouTubeで「はじめの一歩」の面白さを分かりやすく伝えていくことでファンが増えていけば、微力ながら森川先生のチカラとなると信じて、今後も運営を頑張っていきます。
また今後、作中で伏線が回収されたらまた動画でお伝えしていきますので、ぜひチャンネル登録をよろしくお願いいたします。
ということで、今回はここで終わります。
ここまでご視聴頂き、ありがとうございました。
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