- op
- 千堂の戦績・世界ランクは何位?
- 千堂とはどんな人物?
- 千堂のモデルとなったボクサーは?
- 千堂の必殺技はスマッシュ
- 【千堂VS一歩①】(単行本12~13巻98~107話)
- 【千堂VSヴォルグ】(単行本23巻200~204話)
- 【千堂VS冴木】(単行本25巻222話)
- 【千堂VS茂田】3ラウンドKO(単行本27~28巻239~242話)
- 【千堂VS一歩②】(単行本29~30巻251~267話)
- 【千堂VSホセ・ラミレス】(単行本75巻706話)
- 【千堂VS宮田】(単行本85巻809~811話)
- 【千堂VSホセ・ナーゴ】(単行本110~111巻1085~1092話)
- 【千堂VSゴンザレス】(単行本128~130巻1295~1308話)
- 【千堂の強さ①】野生のカン
- 【千堂の強さ②】ノーモーションから放つパンチ
- 【千堂の弱点①】ディフェンスが弱い?
- 【千堂の弱点②】アツくなると暴走してしまう
- 【千堂の弱点③】右拳の骨折がクセになっている
- 千堂の彼女は中学の元担任オンナ教師?
- ed
op
※本動画は、「はじめの一歩」ネタバレを
含む内容を含んでおりますので、
※あらかじめご了承の上、ご視聴ください。
では今回も、はじめの一歩考察ch
やっていきたいと思います。
いよいよ、千堂とリカルドのタイトルマッチが
始まろうとしていますが、
そもそも、千堂ってどんな人物なのか?戦績や
必殺技は?モデルとなったボクサーはいるのか?
こういった千堂のパーソナルな部分を知ることで、
よりリカルド戦を楽しめるのではないでしょうか?
ということで、今回は千堂というボクサーを
深堀していきたいと思います。
なお、概要欄にタイムテーブル(もくじ)を
掲載しておりますので、
見たい部分からご視聴いただければと思います。
それでは、行きましょう!
千堂の戦績・世界ランクは何位?
千堂の戦績は24戦22勝21KO2敗です。
千堂は、唯一判定勝ちとなったヴォルグ、
そして一歩との2連敗を除き、
すべての試合でKO勝ちを収めている
ハードパンチャーです。
直近(2023年7月)の千堂の世界ランクは
WBC同級一位となっており、
リカルド・マルチネスへの挑戦権を持つ
千堂は、タイトルマッチを控えています。
千堂とはどんな人物?
千堂は生まれてすぐに母を亡くしており、
消防士だった父もまた、火災現場で
人を助けるために危険な場所へ飛び込み、
千堂がまだ5歳の頃に亡くなっています。
奇しくも、海難事故で仲間を助けることを
最優先にして亡くなられた一歩の父親と、
千堂の父親は同じようなシチュエーションで
亡くなられています。
また、世界チャンピオンを目指すことより
「強さとは何か?」を追い求めボクシングを
続けるところも一歩と共通しており、
強い敵に打ち勝つことで自分の強さを実感する
ことに重きを置いています。
また、祖母から「父親のような強い男になれ」
と育てられたため、
幼いころから面倒見がよく、困っている人を
見て見ぬふりはできない信念を持っています。
カツアゲやイジメられている人を助け、
ケンカの毎日を送る千堂は、
高校に進学した頃には、大阪中の不良を従える
ボスにのし上がっていました。
ちなみにこの時期に沢村竜平と出会っており、
沢村の恩師から「友だちになって欲しい」と
頼まれた千堂は、その場では断るものの、
以降、沢村を気にかけ一歩に負けて入院した際や
バイク事故を起こしたときにお見舞いに行く
心優しい一面を見せています。
千堂は、高校時代になにわ拳闘会の練習生と
ケンカをした際に柳岡トレーナーと出会い、
強い者を追い求めてボクシングを
始めることになります。
千堂の初登場は、全日本新人王で一歩との
対戦が決まった際、
一歩の拳のケガで試合が中止になった知らせを
受けて鴨川ジムに乗り込んだときです。
千堂は不良上がりとはいえ人懐っこい面も
持ち合わせており、
鴨川ジムメンバーや人付き合いが下手な宮田、
間柴ともすぐに打ち解けています。
また、近所の子どもたちにゲーム機を
買って欲しいとせがまれ、
一歩との試合の後にお金を渡すやさしい一面も
持っています。
千堂のモデルとなったボクサーは?
千堂のモデルとなったボクサーは、現在は
俳優として活躍している赤井英和です。
赤井は、千堂と同じく「浪速のロッキー」の
愛称で地元大阪から愛されたボクサーで、
ファイトスタイルも強打中心の攻撃特化型で、
デビューから12連続KOしている実力者です。
また、最近では赤井の息子が監督を務めた
ドキュメンタリー映画
『AKAI』の公開が発表されました。
赤井がプロボクサーとして活躍した約4年半の
通算成績は、
21戦19勝2敗(16KO)と千堂と同じく二敗
でKOの数が多いです。
赤井がボクシングと出会ったのは
高校で先輩に誘われたのがきっかけで、
プロになる前はオリンピック代表を目指し、
アマチュアの大会に出場しています。
しかし、ポイント制で争うアマチュアの
世界に疑問を感じ、
プロの世界へ挑戦することになります。
意外にも、アマ時代はアウトボクシング
スタイルで戦う赤井は、
プロで人気を集めるために、KOできる
インファイターへとスタイルを変更しました。
この狙いは当たり、連続KO記録
を打ち立てていく赤井ですが、
初の世界挑戦(ブルース・カリー戦)で
初の敗北を喫し、
復帰後に対戦した大和田正春戦に敗北後、
急性硬膜下血腫、脳挫傷によって
生死をさまようほどの大けがを
負っています。
このケガをきっかけに、赤井は現役引退を
することとなります。
千堂の必殺技はスマッシュ
千堂のモデルは赤井英和ですが、
千堂の必殺技スマッシュはドノバン・ラドック
というボクサーが得意としていたパンチです。
スマッシュは、フックとアッパーの中間から
放たれるアッパータイプのパンチで、
打ち始めと打ち終わりに隙が出来てしまう
リスクがあります。
千堂は左のスマッシュを得意としており、
作中のKOシーンはほぼこれで倒しています。
かつて一歩と全日本新人王戦で戦った際は、
威力をアップさせた超低空型スマッシュを
披露しましたが、この技は以降使っていません。
日本フェザー級王座決定戦でヴォルグと
対戦した時と、
一歩との二度目の対戦の際に
右のスマッシュを披露していますが、
基本的には左のスマッシュをよく
使っています。
また、直近ではリカルド対策として
スマッシュを相手の顔面の前で止め、
グローブでブラインドを作るフェイントの
練習をするシーンが描写されており、
近々このコンビネーションが披露される
ものと思われます。
【千堂VS一歩①】(単行本12~13巻98~107話)
千堂と一歩との初対決、全日本新人王戦は
千堂の地元大阪で開催されたため、
会場内は異様な雰囲気に包まれていました。
試合が始まると、千堂は左ジャブだけで
ガードを壊すほどの破壊力を見せます。
ケガで痛み止めの注射を打っていた一歩は
右をなかなか使えず、
序盤は千堂が有利に試合を運んでいましたが、
この試合初めて放った一歩の右ストレートを
もらい、首がはじけ飛ぶほどの威力を見せます。
ロープ際に追い込まれた千堂は、一歩の
ラッシュに防戦一方になってしまい、
そのまま第一ラウンドが終了します。
いいように攻められてアツくなった千堂は、
第二ラウンド開幕でいきなりスマッシュを
放ちますが、
一歩は依然、鷹村とのスパーで千堂の
スマッシュを見ていたため、ガードします。
しかし千堂は、鷹村とのスパーでダウンを
とれなかったことで、
さらに威力を伸ばすため超低空型スマッシュへと
改良しており、
一歩にガードされるもグローブ越しに
ダメージを与えます。
今度は千堂のペースで打ち合いが続き、
第二ラウンドが終了します。
続く第三ラウンド。一歩がピーカブースタイルを
捨ててオープンガードに構えた様子を見た千堂は、
スマッシュを打つ気でいることが分かり、怒って
襲い掛かりますが、
一歩の放つスマッシュを見て顔色が変わります。
その後はミドルレンジでスマッシュの応酬が
始まりますが、
回り込むように放つ千堂のスマッシュに対し、
斜め下から真っすぐ振り抜く一歩のスマッシュの
ほうが先に当たり、
この試合初のダウンを奪われます。
カウント9ギリギリで立ち上がった千堂は、
ふらつきながらもまだ一歩と打ち合い続けます。
地元の大声援に乗り、徐々に打ち合いのペースを
掴んだ千堂は、
スマッシュを放ちジャストミートさせるも、
一歩の右をテンプルにもらった際に意識を
失ってしまいます。
意識のない状態で一歩をひたすら攻める千堂。
ここで第三ラウンドのゴングが鳴りますが、
大声援によりゴングの音がかき消され、
レフェリーが試合を止めないまま
一歩は約10秒間、一方的に千堂に
打たれ続けました。
セコンドに戻る両雄は第四ラウンドを
迎えますが、
千堂はすでに意識を失った状態だと
気づき、試合は棄権することになります。
これが、千堂がプロで初の敗北を喫した
試合となりました。
【千堂VSヴォルグ】(単行本23巻200~204話)
千堂はヴォルグと日本フェザー級
王座決定戦で対決しています。
第一ラウンド序盤、
ヴォルグの多彩なコンビネーションで
ペースを掴まれた千堂ですが、
相手も見ずにカンだけでスマッシュを
ヒットさせ反撃します。
第二ラウンド、ヴォルグは距離を詰めて
打ち合いにきます。
大きなパンチで応戦する千堂に対し、
多彩なパンチを細かく打ってくる
ヴォルグに軍配が上がり、
第二ラウンドが終了します。
ヴォルグのペースで試合が進み、
第六ラウンドを迎えた千堂の顔は
腫れあがり、
ダメージで身体を支えるのが
精一杯でした。
そして、右のカウンターをもらい
ダウンする千堂ですが、
これまで積み重ねてきたボディブローで
足を引きずるヴォルグの様子に気づき、
地元の声援の後押しもあって
立ち上がります。
第六ラウンドが終わり、第七ラウンドも
ヴォルグに攻められる千堂ですが、
ラッシュの合間を縫って左のスマッシュを
放ち、
ヴォルグはガードするもフラついて
後退します。
ここをチャンスと見た千堂は、
ここで初めて右のスマッシュを放ち、
初のダウンを奪います。
立ち上がったヴォルグと千堂は、
第八ラウンド以降も互角の打ち合いを
続け、ついに最終ラウンドを迎えます。
最後まで打ち合う両雄。
このまま判定になれば千堂の敗北は
確定します。
しかし、ヴォルグが右を放ち
足を滑らせ倒れた際に、
千堂の右がわずかにかすっていた
ことで、ダウン判定となります。
ヴォルグ陣営は猛抗議するも
判定は覆らず、
そのまま最終ラウンドのゴングが
鳴り、千堂は判定勝ちを収めました。
【千堂VS冴木】(単行本25巻222話)
ヴォルグを下し、日本フェザー級王者として
初防衛戦を迎えた千堂は、
当時ランキング二位の冴木をなんと
一ラウンドでKOしています。
この頃から、千堂の野生の本能が
作中で描写されるようになり、
冴木も千堂の放つ殺気によって
追い詰められ、敗北しています。
【千堂VS茂田】3ラウンドKO(単行本27~28巻239~242話)
千堂の二度目の防衛線の相手は、
サウスポーの茂田でした。
第一ラウンドから茂田のペースで
試合が進み、
距離感がつかめない千堂は一方的に
打たれ続けます。
千堂も得意のスマッシュで応戦しますが、
拳の下を叩いて軌道を変えてかわす茂田。
ペースを握られたまま第一ラウンドが
終了します。
続く第二ラウンド。しょせんジャブだと
千堂は茂田の右をもらいながら突っ込みます。
しかし、茂田は利き腕である右でジャブを
放っているため、
ダメージを受けた千堂はダウン寸前まで
追い込まれます。
第二ラウンド終了のゴングが鳴り、
目の前でガッツポーズを見せつけられた
千堂は、くやしさで全身をふるわせます。
迎えた第三ラウンドも茂田のラッシュを
もらい続ける千堂。
たまらずクリンチした千堂に対し、
茂田は「日本の頂点なんて大したことは
ない」と挑発し、
距離が離れたところでチョッピングライトを
放ちます。
しかし、ここで千堂はこれまでになかった
驚異のダッシュ力で一気に距離を詰め、
ボディブローがクリーンヒットします。
ダウンから立ち上がった茂田に
襲い掛かる千堂は、
カウンターを狙う茂田のハンドスピードよりも
速く距離を詰め、
今度は顔面にクリーンヒットします。
そのままロープ際で千堂のラッシュを
まともにもらい続ける茂田は、
意識を失ってしまいます。
最後はレフェリーが試合をストップし、
千堂は二度目の防衛戦で勝利を
収めました。
なお、敗戦後の茂田は拳が近づくだけで身体が
反応してしまう「パンチ・アイ」症状が見られ、
鴨川会長いわく現役続行は不可能だと
判断されています。
【千堂VS一歩②】(単行本29~30巻251~267話)
約二年ぶりに実現した一歩との再戦を迎えた
千堂は、
第一ラウンドからいきなりデンプシーロールを
仕掛けられ、ロープ際に追い込まれます。
千堂も応戦しますが、デンプシーのラッシュに
対応できず、
左フックをもらい開幕からダウンを
奪われてしまいます。
ダウンから立ち上がった千堂ですが、
一歩のラッシュでペースを奪われ、
左右のフックをまともにもらってしまいます。
倒れかけた千堂ですが、
ロープを掴み踏みとどまると、
手を止めていた一歩へ強烈な
右ストレートを浴びせます。
一歩はガードしたもののグローブの隙間から
鼻血が吹き出し、千堂は何とか立て直します。
頭を振りながらまたもデンプシーを出そうとする
一歩を見て、
茂田戦で見せたダッシュ力で一気に距離を詰めた
千堂は、デンプシーを潰しにかかります。
そのまま激しい打ち合いが続き、
第一ラウンドが終了した頃には、
すでに二人の顔は血だらけとなっていました。
続く第二ラウンド、リング中央で足を止めて
打ち合う両雄にアツくなった観客が、
激しい足踏みをはじめ、地鳴り(ララパルーザ)の
ような音が会場中に響き渡ります。
しかし、体格で勝る千堂のパンチに一歩は
徐々に後退し、コーナーを背負います。
ガードの上からでもお構いなしに
パンチを当ててくる千堂に対し、
恐怖心を抱き始めた一歩は、
徐々に手が出なくなってしまいます。
続く第三ラウンド、
殺気を放ちフェイントを織り交ぜながら
攻める千堂は、すぐにペースを掴みます。
第二ラウンドと同様にコーナーへ追い詰めた
千堂はダウン寸前まで一歩を追い詰めますが、
一歩の見えないパンチによって仕留めきれず、
勝敗の行方は第四ラウンドへ持ち越します。
第四ラウンドもフェイントを織り交ぜて
翻弄する千堂ですが、
頭を振ってフェイントごとすべてよけにくる
一歩に対し、スマッシュを封じられてしまいます。
強打で仕留めにいく千堂に対し、
一歩は細かい連打で応戦します。
一歩のパンチをもらった際、後退したと見せかけて
サウスポーにチェンジした千堂は、
ここでヴォルグを倒した右のスマッシュで
一歩の身体をコーナーまで吹き飛ばします。
ここでラッシュを仕掛ける千堂ですが、
下へ沈み込んだ一歩から放たれた
ガゼルパンチによって、
二度目のダウンを奪われてしまいます。
千堂は何とかダウンから立ち上がったところで、
第四ラウンドのゴングが鳴ります。
迎えた第五ラウンド、すでに限界を迎えた
両雄が打ち合う最中、
千堂の顔が流血により真っ赤に染まります。
自分の血を見てキレた千堂は、
クロスカウンターをヒットさせると
コーナーへ追い詰めた一歩へ
激しいラッシュを打ち込みます。
ここで千堂はついに一歩から初の
ダウンを奪いますが、
カウント7で何とか立ち上がります。
試合が再開すると、千堂の右がまたも
カウンターで直撃し、
二度目のダウンを奪います。
立ち上がってきた一歩にとどめを刺しにいく
千堂ですが、
リバーブローを連続でもらいろっ骨に
ヒビが入ります。
ゴングが鳴り第五ラウンドが終了し、
いよいよ第六ラウンドを迎えます。
リング中央で打ち合う両雄に、
会場中は再びララパルーザが起こり、
ヒートアップします。
互角の打ち合いを続けた第六ラウンドが
終了し、セコンドに戻った千堂は、
次が勝負どころとみて立ったまま
ゴングを待ちます。
迎えた第七ラウンド。
得意のスマッシュで試合を決めたい千堂は、
クロスアームブロックで迎撃態勢を取ります。
最後の賭けで出した一歩のデンプシーを
身体をぶつけて防いだ千堂は、
渾身のスマッシュを放ちます。
しかし、一歩はスマッシュをもらいながらも
千堂のボディへパンチを放っており、
そのままつなげた右ストレートをもらった
千堂は後退してしまい、一歩は畳みかけます。
しかし、まだ諦めない千堂はここで右の
スマッシュを放ちますが、
キレイにかわした一歩のリバーブローをもらい、
ろっ骨が完全に折れてしまいます。
そして一歩のフェイントに反応した千堂は
ガゼルパンチをモロにもらってしまい、
そのままデンプシーロールから繰り出される
一歩の連打をまともに浴びてしまいます。
すでに戦える状態ではない千堂でしたが、
最後に自分に勝った男の顔を目に
焼き付けるため立ち上がります。
そのままカウントは進み、一歩との
二度にわたる死闘にピリオドが打たれました。
【千堂VSホセ・ラミレス】(単行本75巻706話)
千堂は一歩との戦いに敗れた後、
世界を目指しメキシカンと連戦します。
メキシカンの伸びのあるパンチに対応できず、
第七ラウンドまで大苦戦するものの、
最後はスマッシュで相手を二回転させる
強烈なダウンを奪い、見事勝利しました。
【千堂VS宮田】(単行本85巻809~811話)
千堂は世界を目指すと決めたものの、
対戦相手が決まらない現状にイラつき、
全国のボクサーへスパーを挑む旅へ出ます。
そこでターゲットとなったのが、
ランディー戦を控えていた宮田一郎でした。
千堂の申し入れで無理やり決まったスパーで、
二人の初対決が実現します。
スパー序盤、宮田のパンチを避けられない千堂は、
スマッシュを二連発で放つも
カウンターをとられます。
第一ラウンドはいいように攻められた千堂ですが、
宮田がストレートパンチャーだと気づき、
オープンガードで攻撃を上へ誘導する作戦をとります。
ノーモーションから繰り出される千堂のパンチに
対応できず、宮田はコーナーへ追い詰められます。
千堂のスマッシュでガードを跳ね上げられた宮田は、
ここから打てるパンチが自分にはないことに気づき、
ここでスパーは中断となります。
【千堂VSホセ・ナーゴ】(単行本110~111巻1085~1092話)
千堂は、この頃にはすでにメキシカンを
4連続KOで倒しており、
メキシカンキラーと称されていました。
鷹村の世界戦前座に組まれた千堂と間柴の
控室が同部屋だったことでケンカをしてしまい、
千堂は試合前にダメージを負った状態で
試合に臨みます。
第一ラウンド開幕からいきなりスマッシュを放ち、
ナーゴの身体を吹っ飛ばします。
しかし、ナーゴはヒットアウンドアウェイ戦法により
自分のペースで試合を進めます。
気づけば第八ラウンドまで一方的に
打たれ続けた千堂は、追い詰められていました。
ナーゴは、これまで世界王者リカルドの
スパーリングパートナーを務めているため、
千堂の強打を見ても冷静に試合を進められる
胆力を持ち合わせていました。
しかし、野生の当て勘を発揮する千堂の
パンチが徐々にナーゴを捉え始めます。
恐怖を感じ始めたナーゴがクリンチすると、
今度はボディで拳を握りこみダメージを
与えます。
続けて間柴のチョッピングライトを真似た
ゲンコツ落としを繰り出し、
右拳が折れてしまいます。
両手を開き、コーナーに追い詰めた千堂は、
ナーゴのカウンターをもらうも踏みとどまり、
得意のスマッシュをクリーンヒットさせると
勝利を確信した千堂はガッツポーズ。
そしてレフェリーが試合をストップし、
千堂はたった一撃でナーゴをKOしたのです。
【千堂VSゴンザレス】(単行本128~130巻1295~1308話)
勝者がリカルドへの挑戦権を得る約束で
始まった千堂VSゴンザレス戦。
第一ラウンドは、ゴンザレスの左を
かわすことができず、
千堂は一方的に打たれ続けます。
続く第二ラウンド、リング中央で拳を
振り回し打ち合いへ誘う千堂ですが、
ゴンザレスは冷静にカウンターを狙います。
しかし、ゴンザレスのパンチに徐々に
慣れてきた千堂は、
コーナーへと追い詰めます。
一方的に攻め続ける千堂ですが、
ゴンザレスのアッパーをもらい
後ろへ吹き飛ばされます。
ミキストリ(死神)モードに入った
ゴンザレスの猛攻を受けた千堂は
対角線上のコーナーを背負い、
ピンチを迎えます。
しかし、スマッシュを放ち
リング中央へ押し戻すと、
激しい打ち合いが始まります。
両雄どちらも引かず、
第二ラウンドのゴングが鳴ります。
続く第三ラウンド、千堂は気迫で攻めますが、
一向にゴンザレスにパンチが届かず劣勢が続きます。
会場内は足踏みによる地鳴り(ララパルーザ)
によって最高潮の盛り上がりを迎えます。
千堂は押されながらもパンチの軌道や
スピードを変えたり、
スマッシュでボディを狙うなど色々なパンチで
ゴンザレスを翻弄し始めますが、
大きなダメージを与えることなく
第三ラウンドが終了します。
迎えた第四ラウンド、
勝負を仕掛けるゴンザレスは、
千堂のパンチをもらいながらも
強引に倒しにいきます。
千堂も相打ち狙いでパンチを当て、
壮絶な打ち合いが続く最中、
レフェリーが突如試合を止めて、
千堂へグローブのテープを直すよう
指示をします。
セコンドの星が千堂の疲労とダメージを
抜くため、わざと時間をかけようとしますが、
一歩による激励を受けた千堂は、
大きな叫び声で自身を鼓舞すると、
再び戦いに出ます。
千堂はこれまで、一歩を倒した右のカウンターを
警戒して踏み込み切れませんでしたが、
ここでタガを外し、野生の本能だけで
戦い始めます。
千堂がワイドオープンでゲンコツ落としを放ち、
ゴンザレスのカウンターのチャンスでしたが、
千堂のあまりの気迫に手が出ず、
後ろに引いてしまうゴンザレス。
これを見逃さず、スマッシュ、ストレートと
パンチを繰り出しますが、
額で受け止められた際に千堂の右拳は
またも砕けてしまいます。
ロープ際に追い詰めた千堂は、スマッシュを
放ちますが相打ちとなり決定打となりません。
ここで右ストレートを放った千堂に対し、
ゴンザレスは右のカウンターで迎撃します。
一歩を倒したカウンターをもらい
これでダウンすると思われた矢先、
踏みとどまった千堂はもう一度スマッシュで
ゴンザレスのアゴを跳ね上げ、
この試合初のダウンを奪います。
レフェリーはカウントをとらず試合を止めて、
千堂の勝利が確定しました。
【千堂の強さ①】野生のカン
千堂は、これまでゴンザレスやヴォルグといった
ボクシング技術に勝る対戦相手にも勝ってきました。
千堂が勝ち続ける要因として挙げられるのが、
野生のカンです。
千堂と相対したヴォルグや一歩いわく、
オリの中で猛獣と一緒にいる感覚に襲われるほど
千堂の持つオーラは凄まじく、
リカルドに次ぐ実力者ゴンザレスでさえも
試合終盤に千堂の気迫にたじろき、
敗北しているほどです。
千堂は練習で培った技術だけでなく、
つねに本能で動くボクサーなので、
対戦相手はボクシングの枠で当てはめて
対処するのが難しいのです。
これから始まるタイトルマッチで、
基本・普通・平凡なリカルドという
精密機械を狂わす可能性があるのは、
野生のカンで戦うこの千堂がもっとも
期待値が高いといえます。
【千堂の強さ②】ノーモーションから放つパンチ
千堂は両手を開きオープンガードで戦う
独特のスタイルです。
そして、ファイティングポーズをとらず
いきなり打ってくるため、
パンチの出どころが掴めず避けにくい
特徴があります。
宮田とスパーした際もこのパンチで
コーナーへ追い詰めていますし、
一歩とタイトルマッチで戦った際は、
殺気を含んだフェイントを織り交ぜて
翻弄しています。
リカルドは、直近のウォーリー戦でスピードと
変則パンチでかく乱されたことから、
千堂のようなボクシングの型にはまらない
パンチの出どころは掴みづらいため、
千堂が善戦する可能性は大いにあるでしょう。
【千堂の弱点①】ディフェンスが弱い?
千堂は、オフェンスはめっぽう強い反面、
一歩と同様にディフェンスに不安が残ります。
サウスポーの茂田やヴォルグ、
そしてナーゴやゴンザレスといった
ボクシング技術の高い相手と対戦した際は、
いずれも序盤でペースを乱され、
苦戦しています。
これまでは、持ち前の打たれ強さで中盤以降に
盛り返し逆転KO勝利を収めてきましたが、
リカルド相手に同じ試合内容となってしまった場合、
リカルドの破壊力で身体が壊れてしまうため、
逆転することは相当難しいでしょう。
「はじめの一歩」最新話(1426話)で、
「おそらく千堂は勝てないだろう」と宮田が
言ったセリフがありましたが、
これは千堂のディフェンス力を指摘したのかも
しれません。
【千堂の弱点②】アツくなると暴走してしまう
千堂は本能で戦うところが長所ではありますが、
先を考えずに突っ走る悪いクセがあります。
日本タイトル防衛戦で戦った茂田のジャブを
かいくぐれず苦戦したときは、
「しょせんジャブだ」ともらいながら相手に
突っ込む無謀な攻め方をしていました。
今は世界で戦う千堂が同じミスをするとは
思えませんが、
もしリカルド相手に強引な距離の詰め方を
してしまったら、
勝つ可能性は極端に低くなるでしょう。
【千堂の弱点③】右拳の骨折がクセになっている
千堂は、ナーゴ戦と続くゴンザレス戦で、
二度連続で右拳を骨折しています。
強打者にとって拳のケガは
つきものではありますが、
直近で連続で折っているということは、
右拳の骨折はすでにクセになっている
可能性が高いです。
以前、リカルドに挑戦した伊達も
エルボーブロックにより右拳を
粉砕骨折しているため、
千堂の右拳も同様にエルボーブロックで
狙われるリスクは十分にあると思われます。
千堂の彼女は中学の元担任オンナ教師?
千堂は、世界へ挑戦するためメキシコへ渡る際、
一人残していく祖母を心配して
中学の担任だった元女性教師に
自宅で留守番して欲しいと頼むシーンがあります。
しかしこれは口実で、
先生は結婚した元旦那のDVに悩まされ、
教師も辞めて未だに被害に遭っていることを
聞いた千堂が、
先生を守るために家に来るよう提案したようです。
女性教師が登場したのが単行本114巻1129話で、
未だに名前も判明していませんし、
そもそも千堂と付き合ってるのかどうかも
作中では描かれていませんが、
今後は発展しそうな空気は感じますよね。
その後、単行本126巻1271話で再び
登場した先生は、
千堂の実家ではなく近くへ引っ越してきた
様子が描かれています。
塾講師として働き始めた先生は、
千堂の祖母を介護する名目で毎日様子を
見に来る約束をしたようです。
ed
今回は、千堂の戦績から試合内容、
必殺技スマッシュ、
強さと弱点について考察しました。
千堂は「はじめの一歩」連載初期から
活躍する主要キャラですが、
いよいよリカルドとの対決が
実現しますね。
千堂がリカルドに勝つ可能性は
かなり低いとは思いますが、
リカルドが初めて苦戦する様子や、
ダウンが見られるかもしれない
期待感は大いにあると思います。
今回の動画を観てご意見やご感想、
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