”たった3センチの根性が…オレには足りなかった”
これは、木村が初の日本タイトルに挑み、当時日本Jライト級王者だった間柴に敗れた後に出た名言です。
たった3センチ、これは試合の最終局面で間柴がやみくもに突進してきた際に、木村がカウンターを放つも力尽きてしまい届かなかった距離です。
木村と間柴の試合は、まず序盤から中盤にかけて木村がずっとフリッカーに翻弄され続けます。
しかし、7ラウンドからようやく間柴の懐へと入れるようになり、ドラゴンフィッシュブローが炸裂したことによって互角の戦いとなり、間柴が木村を初めて最強の挑戦者として認めます。
その後は両者の壮絶な打ち合いが続きますが、ラストには木村が放ったカウンターが間柴へと届く前に力尽き、敗北が確定しました。
この拳が届かなかったコトへの後悔を一生背負って生きていくのか?
試合前から負けたら引退を決意していた木村ですが、こう思いなおしリングネームを「木村達也」から「木村タツヤ」へと改名して再デビューを果たすことになります。

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