はい、では「はじめの一歩」最新話1453話の考察動画2本目となります。
1453話の試合内容の分析については、こちらの動画を先にご視聴ください。
概要欄にリンクを貼っておきます。
で、今回なんですけども…
今週の「はじめの一歩」を読んでいて、ちょっと「ん?」って違和感を感じませんでしたか?
試合内容じゃなくって、試合会場に足を運ぶ顔ぶれのお話です。
まず、鴨川ジムの鷹村・青木・木村・板垣、そして幕之内一歩と妹の久美、同じく世界戦間近の千堂と、現在は大阪で一緒にトレーニングをしている宮田。
正直、これだけのメンツを見ても、試合を観戦するキャラが大渋滞を起こしているじゃないですか?
まあ、鷹村は元々「はじめの一歩」という作品の方向性とかストーリーを解説する役目を担うストーリーテラーですから、世界戦となれば客席で解説するっていうのは分かります。
それと、現役を引退してからトレーナーとなってボクシングの知識をつけてきた一歩に関しても、解説役には欠かせない存在ですよね。
青木村・板垣はもうすでに作中のモブキャラ化しているので置いといて…
千堂と宮田に関しても、まあ千堂は以前、ナーゴというリカルドのスパーリングパートナーと対戦した時に八木マネージャーの余計な計らいで間柴と同室の控室になってから、お互いに高め合う良きライバル関係となってますから、観戦に来るのも理解できます。
もうこれだけで解説役としては十分お腹いっぱいで大渋滞を引き起こしているわけですが…今週さらにもう一人、客席に姿を現した男がいましたよね。
そう、それが、かつて日本Jライト級タイトルマッチで死闘を繰り広げた沢村竜平です。
沢村に関しては、登場から今までの経緯についてざっと解説しますと…
まず、一歩が日本フェザー級王者だったころに対戦して、ローリングの途中で動きを止める新型デンプシーによってボコボコに殴られKO負けしています。
その後、沢村はフェザーからJライト級へ階級を上げて、当時日本Jライト級王者だった間柴 了へ挑戦しています。
試合はのっけから反則のオンパレード、ダウンの応酬が繰り広げられ、ラストはレフェリーの合図を待たずに殴りかかった間柴の反則負けとなり、沢村は日本Jライト級王者のベルトを獲りました。
しかし、試合後にバイクで名古屋へ帰る途中に事故に遭ってしまい、ケガの影響により現役をそのまま引退することになります。
顔中に縫い目があるのは、その事故の影響ですね。
以降は、一歩と同じくトレーナーを目指していて、現在は宮田の父を目標に勉強中といったところです。
ですので、もちろん、トレーナーを目指す沢村が世界戦を観に来ることはまったく不自然ではありません。
ただ、試合会場にこれだけ多くのキャラが集合するって今までなかなかないことだったんですよね。
これまでで一番多かったのが、一歩の二度目の再起戦の時に、宮田・千堂・間柴が同席で観戦していたことがありましたが、これは当時、一歩がパンチドランカー疑惑により「弱くなったんじゃないか?」という疑惑があったからこその展開でした。
でも今回は、今まで試合会場にいなかった沢村が加わっている…
これって、森川先生が何か目論見があって登場させていると見た方が自然だと思いませんか?
そう、沢村といえば、今でこそ社会復帰も果たして丸くなった印象ですが、登場した時は街の不良にケンカを売って大ケガをさせる、減量中のノドの渇きを血で潤すといった、間柴以上の狂気が強烈な印象でしたよね。
そんな沢村が、今回初めて間柴の試合を観戦しに来た…!
そして試合の相手は、昔の沢村と同類であり上位互換の悪童マーカス・ロザリオ…!
ひょっとすると、試合後にロザリオと沢村の一戦が繰り広げられる伏線ではないか?と私は予想しています。
だって、どう考えてもいきなり沢村が登場するって、何かしらの役割がないと不自然じゃないですか?
確かに、間柴と一戦交えたことはありますけど、それなら今までも試合会場に現れてなきゃおかしいですよね。
ではなぜ、ロザリオ戦で急に現れたのか?
筋書きとしてはこうです。
まず、ほとんどの読者の予想通り、間柴とロザリオの世界戦はまず間違いなく間柴が勝利するでしょう。
ただ、試合前からあれだけ「悪童」と煽ってきたロザリオが、試合に負けてあっさり退場…これでは漫画的に盛り上がらないですよね?
ですので、ロザリオは試合に負けた後、「自分だけが痛い思いをした」「平等じゃない」といって、間柴に危害を加えようとする…。
試合後のロザリオの表情から、同類である沢村だけがその黒い感情を察知して、先回りしてロザリオを止める役割を担う…。
これが、今回突然現れた沢村の役割ではないかと私は予想しているんですが、みなさんはどのようにお考えでしょうか?
コメント欄にご感想やご意見をお待ちしております。
それでは、ここまでご視聴いただき、ありがとうございました!
コメント