みんな聞いてくれ。【はじめの一歩】八木「も」クズだった…

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では今回も、はじめの一歩考察chやっていきたいと思います。

今回は、1441話のSNS騒動でフォーカスされた、鴨川ジムのマネージャーである八木晴彦という人物を掘り下げました。

すると、実は八木という人物が胸糞キャラだったことが分かるシーンが次々に見つかったので、これから解説していきたいと思います。

八木マネージャーとは?

八木のフルネームは八木晴彦(やぎはるひこ)といって、鴨川会長と共にジムのマネジメントに関わる人物です。

八木は、広報や試合のマッチメイク、グッズ販売といったジム経営全般を担っており、試合ではセコンドも務める、オールマイティーに活躍するタイプです。

連載初期から鴨川会長と二人三脚でジムを盛り立ててきた、まさに立役者的存在といったところでしょうか。

宮田の父と実は同期だったようで、プロだったかどうかわかりませんが、ボクサーとして鴨川ジムで汗を流していた過去があるようです。

しかし、東洋太平洋まで獲った宮田父とは違い、ボクサーとしての才能はなかったようです。

八木初登場シーン(1巻2話)

八木は連載が始まって第2話で早くも登場しており、鴨川メンバーすべての試合のマッチメイクをしている立場上、実は作中で登場シーンが多い重要なキャラです。

一歩の全日本新人王戦後に鷹村らが夜の店に遊びに出た際は、怒り狂う鴨川会長の目を盗み「楽しんできたかい?」とやさしい言葉をかけたりと、いつも選手に寄り添い、気にかけるシーンが印象的です。

また、一歩のデビュー戦初勝利や鷹村が日本タイトルを獲った時には、行きつけのスナックで祝勝会の準備をしてくれる、まさに鴨川ジムの親代わり的存在と言えます。

一歩が初防衛戦で勝利した際は、満面の笑みで勝利を称えている八木の姿が印象的でした(単行本35巻)。

いつも選手ファーストでフォローする八木(47巻)

再戦を申し込んできた宮田陣営に黙って断りを入れた鴨川会長と一歩が初めてぶつかったシーンでは、お互いを懸命になだめてフォローしていました。

その後、宮田との再戦が流れてしまい、ショックを受けた一歩と会長が揉めた際も、一歩がジムに入りづらそうにしている様子を見て「声かけてあげませんか?」と二人の仲を取り持つシーンを見ると、まさにマネージャーといったところでしょうか。(77巻)。

会長室で激しく罵倒される一歩に対し、「時間をかけてメンタル面を作り直したほうが良い」「今回のコトでモチベーションが極端に下がっているハズだから今はゆっくりと…」等と気遣う言葉もかけていました。

しかし、そんなやさしかった八木がおかしくなってきたのが、この頃からです。

釣りでキャラが豹変することが発覚(56巻)

一歩の沢村戦祝勝会の名目で、一歩の実家釣り船屋に鴨川メンバーが招待されたときに、事件が起こりました。

八木は釣竿を握ると人格が変わるタイプだったようで、同タイプの篠田トレーナーと共に圧倒的な釣りの技術を見せつけました。

さらに、まったく釣れない鷹村と鴨川会長をコソコソとバカにするシーンもあり、「鷹村殿」となぜか殿で名前を呼ぶキャラへと豹変します。

宮田の父も過去に同じ被害に遭っていて、釣りの道を選んでいれば間違いなく世界王者になっていた男だろうと言わしめています。

ボクサーとして連敗続きだった八木ですが、青木村と同様にボクシング以外の才能を持つキャラといったところでしょうか。

この釣り事件をきっかけに、八木のキャラはどんどん崩壊していくことになります。

鷹村の世界ミドル級タイトルマッチが決まった際は、2階級制覇に向けて盛り上がる一歩たちとは真逆に「デビットイーグルを日本に呼ぶのに大金を積んだ」「鷹村くんにはタイトルもぎとって活躍してもらわなきゃ赤字が埋まらない」とビジネスの観点からシビアな意見を出すシーンもありました。

サイアクの駄ジャレ事件(66巻)

板垣VS今井の東日本新人王決勝戦で、4ラウンドが終わりボディブローによって足が止まった絶望的な状況を打開するため、篠田トレーナーは「ガッツでガッツンガッツン行け!!」と板垣の好きな駄ジャレによってリラックスさせたシーンがありました。

5ラウンドも今井の強打によって追い込まれた板垣ですが、負けじと強打を振り回して対抗します。

セコンドでは、鴨川会長が「板垣はこのラウンド帰ってくる」「元気づける言葉を用意しておけ」と篠田に指示を出しますが、「ネタ切れです…」と返すとダジャレ担当が八木へ回ってしまいます。

5ラウンド終盤、今井怒涛のラッシュによってすでに意識が飛んでいた板垣は、倒れかかったところで八木がイスを出して事なきを得ます。

ここで、なんと八木は「ナイスだったでしょ?イス出しのタイミング」「今のイス、ナーイス」等と空気を読まず、くだらないダジャレを言ってしまい、場を凍り付かせてしまいました。

この時の「ガッツでガッツンガッツンだ!」は気合の入るかけ声として鴨川ジム公式採用となりましたが、鷹村は「絶対言っちゃいけねえ言葉だ、これだけは…」と八木の「今のイス、ナイス」をイジっています。(67巻)

その後、鴨川会長から「威厳を取り戻せ」と命じられた八木は、「サンドバックを3度」と叫び、またもイジられることになります。

このように、頼れる存在だった八木マネージャー崩壊し、選手からもバカにされる存在へと堕ちていってしまいました。

さらに、一歩vsジミー戦ではコーナーで倒れる寸前の一歩に絶妙なタイミングでイスを出した八木は、心の中で「今のイス、ナ・イス」とつぶやいたところで、またも鴨川会長に罵倒されています。(78巻)

いつでも選手をフォローし寄り添い、実の親以上に信頼を集めていた八木の姿はもうどこにもないのかもしれません。

闇に堕ちた裏の王ヤミさん(131巻)

鷹村の世界Sミドル級タイトルマッチでキース・ドラゴンを日本に呼ぶ際に、来日する条件として麻雀をすることになっていました。

この時、八木がかつて関東で20年間無敗で都内すべての雀荘から出禁となり、闇の世界の王と謳われた通称「ヤミさん」だったことが発覚しました。

結局、強運の持ち主であるキースにボロ負けしてしまうわけですが…昭和の時代に雀荘巡りをしていたということは間違いなく賭博行為をしていたものと思われ、20年間も無敗でやってきたという事実からまさに、「はじめの一歩」作中最強のクズキャラと認定しても良いのではないでしょうか?

SNSで選手のアカウントを裏で叩くクズ八木

最近では、1441話で八木のさらなるクズエピソードが生まれてしまっています。

コトの発端は、1435話から約6週に渡って繰り広げられた因縁の対決、一歩と間柴のスパーリングの回で、最後に付き添いで来ていた板垣がスパーの様子を撮影し、自身のSNSアカウントで晒したことで、間柴ファンから一斉に叩かれ炎上したところから始まります。

そして、板垣のアカウントを叩いていた一人が、なんと鴨川ジムマネージャー八木という衝撃の展開がありました。

といっても、現在2023年12月上旬時点では、作中ではまだ八木の仕業であることは判明していないんですが、板垣のアカウントを叩いていた「バンゴート@Ban-goat」というアカウントから、「BAN GOAT→山羊禁止→八木禁止→八木マネージャー?」と推察できるため、ほぼ犯人とみて間違いないと思われます。

ちなみに、この考察については動画に頂いたコメントで気づけました。

コメントして頂いた方、ありがとうございます!

ともかく…鴨川ジムの経営側に携わる立場の八木マネージャーが、陰で選手のアカウントを攻撃していた…この事実が明るみとなれば、現実世界なら減給や解雇といった処分を受けてもおかしくないほどの大事件と言えるでしょう。

すでにクズキャラとなってしまった八木を、今後どう扱っていくのか、注目していきたいところです。

八木を救いたい!今後、森川ジョージ先生に期待する展望

これまでお伝えしてきたように、もはやクズキャラといっても過言ではないほどに株が下がってしまった八木。

この八木が「はじめの一歩」ファンにもう一度受け入れられる方法として、私がぜひ提案したいアイディアがあります。

それは、鴨川ジムを創設した頃のスピンオフを描いてもらうことです。

正直、「はじめの一歩」作中では戦後編で鴨川会長が現役ボクサーの頃は描写されていますが、その後どういういきさつで鴨川ジムを開いたのか?そして鴨川会長と八木マネージャーの出会いはどうだったのか?この辺のストーリーに興味のある読者はとても多いと思っています。

そして、宮田の父が東洋太平洋へ挑戦した頃の話も絡めれば、宮田の幼少期の話も絡めることができるので、「はじめの一歩」ファンからするとぜひ読みたいところですよね。

今のところ分かっているのは、八木が宮田父と同期のボクサーで、才能はなく辞めたということだけで、そこからどういう経緯でマネージャーに就任したのか、これまでどんな苦労や物語があったのかをスピンオフで描いてもらえると、クズキャラとなってしまった八木の好感度が回復する期待が持てます。

単行本一冊分くらいのボリュームで描けると思いますので、森川先生にはぜひスピンオフ作品を出してもらえたらなあと期待しています。

ということで、今回はこの辺で終わりたいと思います。

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ここまでご視聴いただき、ありがとうございました!

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