では今回も、はじめの一歩考察ch
やっていきたいと思います。
青木の人物像、戦績や必〇技は?
モデルとなったボクサーはいるのか?
青木は現在、伊賀に敗れて以降、連続
KO勝利を収めており、
日本ランク3位(1418話にて確認)と
近々日本ライト級王者になるのでは?
と個人的に期待しています。
鴨川ジムメンバーで鷹村に次いで
今絶好調の青木について、
この辺でしっかりと深堀しておけば、
これからの「はじめの一歩」をより
楽しめるのは間違いありません。
なお、概要欄にタイムテーブル(もくじ)を
掲載しておりますので、
見たい部分からご視聴ください。
それでは、行きましょう!
青木の戦績、日本ランクについて
青木勝(あおきまさる)は鴨川ジム所属の
日本ライト級プロボクサーです。
生年月日は1971年9月9日、身長171cm、
リーチ171cm、おとめ座のB型です。
青木のモデルは、元WBA・WBC世界
スーパーウェルター級王者の輪島功一選手です。
輪島は青木と同様に陽気な性格で、
試合前にマスクをつけて体調を崩しているように
見せるなど、
変則的で奇抜な発想を持つ、愛すべき
キャラクターでした。
こうした一面は青木と輪島選手で共通しており、
作中で青木が使っているカエルパンチやよそ見
といった必〇技も、
元は輪島選手が披露した技として有名です。
作中で一歩と対戦した武も同じように計量日に
マスクをつけて仮病を使う作戦を使っており、
試合中も一歩の強打に臆することなく
インファイトにその身を投じる姿に、
青木は自分自身を重ね合わせ、
共感しています(単行本69巻)。
青木の戦績は29戦19勝(12KO)7敗3分と
なっており、
作中で詳しく描写された試合は
「ジャッカル伊藤」「今江」
「パパイヤ」「伊賀」の4名です。
中でも今江戦は初の日本ライト級タイトルマッチ
挑戦として作中でも大きく取り上げられていますが、
惜しくも判定で引き分けに終わっています。
そして、その今江を破り日本ライト級王者の座へ
駆け上ったのが、青木の現ライバル伊賀です。
青木の試合は「泥試合」と称されることが多いですが、
伊賀に敗れて以降は好調を維持しており、
最近では減量苦と共にモチベーションが低下している
木村の方が「泥試合」と言われることが多くなりました。
カエルパンチやよそ見、ベルツノといった奇策に頼る
青木の試合は盛り上がるため実はファンが多く、
一歩は弟の泰平に対し「君のお兄さんはプロだ」
と語っています(単行本125巻)。
ただし、拳が丸い設定や学生時代に鷹村とのケンカに
よって右ストレートに対し目をつむってしまう欠点等、
ボクシングファンからすると受け入れがたい部分が
あるのも事実です。
青木は鷹村や木村と共に連載初期からずっと
登場している主要キャラで、
鷹村にいつもイジめられることが多く、
周りを盛り上げるムードメーカー的な存在です。
青木は木村と共にケンカに明け暮れる学生生活を
送っており、
17歳の頃に学校から退学処分を受けています。
この当時に出会った鷹村に初めてケンカで
負けたことをきっかけに、
木村と一緒にボクシングの世界へ足を
踏み入れることになります。
ボクシング以外のことはなんでも器用に
こなせるキャラで、
中でも野球はピッチャーとしてマウンドに
上がると、
甲子園出場経験のある元クラスメイトらを
剛速球で三振の山を築くほどの実力を
持っています(単行本74巻)。
他にも釣りやボーリング、ラーメン作り等、
得意なことは数多くあり、
ラーメン屋に関してはアルバイトとして
入ったにも関わらず、
すでに一店舗を任されるほどの腕前を
持っており、
将来はおしゃれなラーメン店を出す夢を
持っています。
青木の名試合ランキング4選
ここからは、青木の名勝負ランキングとして
4つの試合を紹介していきたいと思います。
名勝負とはいえ、すべて引き分けや負けの
試合しかありませんが、
青木の勝ち試合は作中であまり
取り上げられないので、ご了承ください。
それでは、行きましょう。
4位.ジャッカル伊藤戦6ラウンドKO負け(単行本18巻・94巻)
一歩と共にA級トーナメントに出場した青木村は、
当時どちらも日本ランク三位で、あと一つ勝てば
タイトル戦に挑戦できるところまで上り詰めていました。
しかし、A級トーナメントで当たった二人の対戦相手は、
どちらも自力で上回る強敵と鷹村も評価しており、
試合前にナーバスになる日々を送っていました。
当時、明らかに格下だったハズの一歩に追い抜かれる
予感を感じていた青木村ですが、
「鷹村と違い一歩は努力で勝ち上がってきた同じ人間」
と思い直し、再び練習に打ち込みます。
そんな二人を見て触発された一歩は、
勉強のためチャベスのビデオが観たいと鷹村の
アパートへ訪れると、
いつもの調子でおちょくられた青木は
出て行ってしまいます。
心配する一歩に対し、鷹村は崖っぷちの二人に対して
「頑張ってください」だけで激励できるわけがないと返し、
帰り道で青木村は「4年かけてあと二つのところまで
こぎつけて、もし負けたらと思うと今夜も眠れない」
と苦しい胸の内を明かしていました。
実は二人を心配する鷹村のアパートには対戦相手の
ビデオが置いてあり、
一歩は二人のためにクセや動きを研究し始めます。
翌日、二人と交互にスパーする一歩は、
夕べ研究した青木村の対戦相手の動きで
打ち合い続けます。
グロッキーとなった一歩に声を掛け、走りに行った
青木村は迷いが吹っ切れ、
試合当日を迎えることになります。
まずは青木の試合から始まり、得意の変則フットワークで
翻弄し、自力で勝る相手に互角の打ち合いを魅せます。
得意のカエルパンチを仕掛けますが、研究されていた
相手にパンチを返されダウンを奪われますが、
今度はカエルと見せかけて横から右フックを放ち、
ダウンを奪い返します。
激しい打ち合いを続ける両者。
相手の放ったパンチがガードの隙間に滑り込み、
青木のアゴ先をかすめたその衝撃によって、
青木は立ち上がることができませんでした。
続く木村の相手は当時の間柴と並ぶ日本Jライト級
時期チャンピオン候補と称される強敵で、
さらに緊張感が増していきます。
スピード・パンチ力すべてにおいて一枚上手の
相手に対し、
気合で最終ラウンドまで打ち合い続けた木村。
判定はドローとなり、勝負はエクストララウンドへ
持ち越されます。
しかし、格上相手に気合で最終ラウンドまで
打ち合った木村にはすでにつぎ込む体力もなく、
精神力も尽きた木村はボディで前のめりに倒れ、
立ち上がることができませんでした。
「ほんの少しの実力差で、運が勝敗を分けたのだとしたら
こっちにきてもいいじゃないですか」と涙ぐむ一歩に対し、
鷹村は「どんな練習してようが希望に燃えていようが、
リング上には勝者と敗者、光と影しかない…
それがボクシングなんだ」と諭します。
ちなみに、青木村はこの時負けた対戦相手に単行本94巻で
お互いリベンジを果たしていますが、
なんとたった1コマしか描写されておらず、
連載初期と後期でいかに扱いが変わってしまっているかが
分かりますね…。
3位.パパイヤ戦 判定ドロー(単行本58巻・72巻)
日本ライト級タイトルマッチで今江に敗れた青木は、
再起戦でインドネシア王者パパイヤ・ダチウとの
対戦が決まります。
当時、デビットイーグル戦を控えていた鷹村に、
「勝てなかったらこの髪型にしろ」と約束した青木は、
是が非でも勝つ決意を固めます。
試合当日、リング上でパパイヤと相対した青木は、
アゴに目印となるホクロがあることに気づきます。
カエルパンチの目印になると踏んだ青木は、ゴングが
鳴るといきなり狙いにいきますが、
パパイヤの顔を見るとなんとホクロが額に
移動しています。
小細工をするボクサーが強いはずがないと
開き直った青木は、
左で距離を測りダブルパンチから右ストレートを
ジャストミートさせると、
パパイヤはロープまでよろよろと後退します。
青木は早くも試合を決めにいきますが、
なんと氏んだふりをしていたパパイヤは
ココナッツパンチを繰り出し、
青木は1回転ダウンしてしまいます。
何とか立ち上がるも、意識が飛んでいる青木は
一方的に打たれ続け、危険な状態となります。
ダウン寸前で意識を取り戻した青木は、
パンチを避けた際にスリップと見せかけて
わざと倒れ、
時間稼ぎをしながら体力回復を図ります。
パパイヤの弱点が見当たらない青木は、ここで
危険を承知で「よそ見」を使いますが、
なんと同時にパパイヤも「よそ見」を使い、
両者が左右を向いた状態となります。
パパイヤの破壊力に恐怖し、クリンチで
逃げ回る青木。
すると、4ラウンドに入ったところで、
青木はパパイヤの異常な汗の量に気づきます。
相手のスタミナ不足を予想した青木は、
無酸素状態でインファイトを仕掛け、
パパイヤはみるみるうちに弱っていきます。
このまま最終ラウンドまで泥試合を続けますが、
判定の結果はドローに終わります。
この後青木とパパイヤは、単行本72巻で再戦
しています。
リング中央で帽子をかぶったままの青木に抗議する
パパイヤは、
髪が五本しかない青木の頭を見て笑い続けます。
青木はミドルレンジでパパイヤの強打と
真っ向勝負する作戦を立てていましたが、
前回と比べ右腕の筋肉が明らかに隆起していることに
気づき恐怖します。
ノーガードで挑発するパパイヤに対し、
消極的な戦いを続ける青木はついに
減点されてしまいます。
手招きをするパパイヤを見てついにキレた
青木は殴りかかり、
またもココナッツパンチで1回転ダウン
させられます。
ダウンから立ち上がったところで9ラウンドが終わり、
青木の劣勢は続きますが、
観客席にいた一歩は「パパイヤはスタミナが切れているため、
見た目ほど青木にダメージはない」と分析します。
迎えた最終ラウンドでは、大量の汗をかくパパイヤに
猛攻を仕掛ける青木が二度のダウンを奪い、
逆転を狙いますが判定はまたもドローで
終わってしまいました。
試合後、青木の髪が一本になっている様子を見て
「お前がどれほど神経をすり減らしてきたかわかる」
と木村が言い残し、
青木VSパパイヤ二連戦の幕が閉じました。
2位.伊賀戦7ラウンドTKO負け(単行本100巻)
A級トーナメント決勝で当たったのが、
現在の青木のライバルである伊賀忍選手です。
伊賀は、これまで戦績もパッとしない無名の選手
でしたが、
宿敵バロン栗田トレーナーの元で劇的に強くなり、
最短距離でここまで勝ち上ってきました。
青木は、その伊賀から試合開始からなんと18秒で
ダウンを奪われます。
青木は何とか立ち上がるも、ヒザが揺れ明らかに
ダメージがある状態でした。
青木はいつもの変則ウィービングから入り、
相手を困惑させようとしますが、
動きをコントロールされている青木に
またしても伊賀のパンチがクリーンヒットします。
ロープまで吹き飛んだ青木の意識は飛んでいましたが、
追撃しない様子の伊賀に観客席の鷹村らは疑問を感じます。
セコンドに戻った青木は、引退を考えている木村のためにも
一矢報いる決意を固めますが、
ラウンドを重ねるごとにボロボロにされていく青木の様子に
トミ子は泣きながら名前を呼び続けます。
伊賀は相手のパンチが当たらず、自分のパンチが当たる
ポジショニングと、
目線や拳の動きで相手を誘導するフェイントの技術に
長けているため、一方的な試合運びとなっていきました。
「返り討ちできない弱い青木が悪い」と言いながらも
明らかにバロン陣営に対し怒りをあらわにする鷹村。
セコンドでは、弄ばれている現実に対し青木は
「絶対に試合を止めないでください」と言い残し、
第7ラウンドが始まります。
伊賀はまたも青木にパンチを打たせながら
いたぶるようにパンチを浴びせ、
観客席の鷹村はバロンに対し「勝負はついてる、
もう止めろ」と大声で叫びます。
その気になればいつでも倒せるのに弄ぶ伊賀に対し、
セコンドの篠田も冷静さを失っており、
鴨川会長からタオルを投げるよう指示されても
聞こうとしません。
ここで鴨川は「選手の負けにするな!我々セコンドの
負けにしろ!」と一喝し、
篠田はついにタオルを投入し、
青木は7ラウンドTKO負けとなりました。
ここで鴨川会長の名シーンが描写されていますが、
こちらの動画で鴨川会長のこれまでの心温まる
名シーンや名言、
戦後編や病気説の考察をしていますので、
こちらもぜひご視聴ください。
1位.今江戦判定ドロー(単行本50巻・51巻)
初の日本タイトルマッチが決まった青木の元へ一歩が
激励に行くと、
痩せこけた姿でサンドバックを叩く青木がいました。
青木は試合までまだ二週間あるにも関わらず、
減量に失敗していたのです。
精密検査を受け、ダメージが回復した一歩は青木の
調整を手伝おうとジムへ走ると、
今度はリバウンドで激太りしていました。
コンディションが心配されましたが、
ようやくいつもの体型に戻った青木はいつもの調子を
取り戻し、
6年越しの夢である王座奪取に向けてモチベーションを
高めていきます。
人間離れした強さの鷹村、努力と天性の破壊力を
持つ一歩、アマ時代からエリートだった板垣に比べ、
青木は勝ち負けを繰り返してばかりだった自分たちとの
違いを常に実感していました。
そんな青木の心情を感じ取った木村はバイクで
流そうと誘い、
6年間の集大成としてベルトを獲る決意を固めます。
試合まで残り一週間を切ったところで、
チャンピオンの今江が雑誌インタビューで
「カエルパンチを破る」発言をしていたことで、
青木は大きなショックを受けます。
その夜、元気づけようとするトミ子と
会話していた青木は、
ふと天井を見上げた際に目線が釣られたトミ子を
見て何かをひらめきます。
翌朝、ロードワーク中に会った板垣の父や
鴨川ジムメンバーにも目線が釣られるかどうかを試し、
青木は「よそ見」が試合で使えることに
確信を持ちます。
いよいよ青木の試合のポスターが貼りだされ、
チケットは完売しました。
自信満々の青木に対し、一方で今江は青木の
カエルパンチやきりもみコークスクリュー、
氏んだふりやダブルパンチといった必〇技の
対策を練っていました。
彼女と別れ職も変え真剣にボクシングに
打ち込んできた今江にとって、
青木のファイトスタイルはふざけているように
しか見えず、怒りをあらわにします。
計量日当日、減量がギリギリだったからとパンツを
脱いでいる様子の青木を見て苛立つ今江に対し、
青木は「何の準備もせずタイトルマッチに挑むと
思ったか?」と不敵な笑みを浮かべます。
研究家VS努力家の構図となり、両者ともに
宣戦布告をしたところで険悪な雰囲気が漂います。
心配で様子を見に来た木村は、青木と今江は互いに
勝ち負けを繰り返してきた苦労人という点において、
似たもの同士だと語りますが、板垣は納得していない
様子でした。
その時、サチ子という女性とやり取りしている
今江の様子を見た木村たちは、
マニアックな女性の趣味が青木と共通していることに
気づきます。
試合前日の夜、サチ子と別れ孤独な今江と、
トミ子に勇気づけられた青木は
それぞれの夜を過ごし、試合当日を迎えます。
試合当日、トミ子と手を握り控室に現れた青木は、
夕べにしたことが鷹村にバレてしまい、
スタミナ面の不安が浮かび上がります。
試合が近づくにつれ緊張感が高まり、
トイレに行くと今江と鉢合わせてしまいます。
今江にズボンを汚されてしまい、控室でトミ子に
お世話をしてもらっていたところを
一歩たちが目撃してしまい、試合前に不謹慎すぎると
一斉に非難されてしまいます。
ガウンを着て気合を入れる青木は、控室で
鴨川メンバーの激励を受け、リングへ向かいます。
リング上で闘志むき出しでにらみ合う両者。新兵器を
編み出したことで自信がついた青木はゴングを待ちます。
基本に忠実な今江に対し、くせ者青木は変幻自在なスタイルで
リング上をゆっくり旋回します。
あの手この手で今江を挑発する青木。
しかし、今江は自分のペースは崩さず、基本に
忠実なスタイルを守ります。
しびれを切らした青木は真正面から距離を詰め、
いきなり右へ回り込み襲い掛かりますが、
この動きを読んでいた今江の左がクリーンヒット
します。
冷静に距離を測り、破壊力のある右をもらった
青木は、
次はリズムを読んでカエルパンチを繰り出します。
しかし、ギリギリでかわした今江の頬にはカエルの
爪痕が残され、
「ジャストミートすれば首の骨が折れても
おかしくない」と恐怖を感じます。
青木の独特のフットワークと予測できない
パンチで試合を盛り返すと、
今江のワンツーに合わせてまたもカエルパンチを
繰り出します。
しかし、これを読んでいた今江のカウンターが
さく裂し、青木は早くもダウンを奪われてしまいます。
青木の名前を叫ぶトミ子に対し、鷹村は
「まだ試合は終わらない」と落ち着かせます。
青木がダウンから立ち上がると、自分のパンチ力に
自信がない今江は攻めるべきか迷いますが、
軽く打った左ジャブでもう一度ダウンを奪います。
ダウンから立ち上がるも、フラフラの青木を見た
今江はロープ際に追い詰めラッシュで攻め続けますが、
ここで第1ラウンドが終了します。
足元がおぼつかない状態でセコンドへ帰る青木に対し、
鴨川会長と八木はいつでもタオルを投げ込む準備を
始めます。
第2ラウンドもパンチを繰り出すと身体が泳ぐ青木は、
クリンチに行ったところで今江の左をガードしただけで
フラつく状態でした。
この姿で青木に力が残されていないと確信した今江は
ラッシュで攻め続けますが、
もう少しのところで青木に逃げられる展開を
繰り返します。
コーナーポストに追い詰められ、
いよいよ絶体絶命となったところで八木がタオルを
投げ込むと篠田がキャッチして
「もう少しの辛抱だ」と自信ありげな表情を見せます。
観客席の一歩たちも、これまで攻められ続けた青木が
一度もクリーンヒットをもらっていない異常な事態に
気づきます。
第4ラウンドが終了すると、それまでフラついていた
青木は足取り軽くセコンドまで戻り、
今江はここでようやくこれまでの青木の動きが
演技だったことに気づきます。
続く第5ラウンドでは、青木はこれまでの
変則フットワークから一転して
鮮やかなヒットアンドアウェイで今江の体力を
削り取っていく作戦に出ます。
青木は氏んだふりによって今江の体力を奪った後は、
距離を取ってこれまでに消耗した体力の回復に
努めます。
第5ラウンド終了間際、左だけでよろけた今江の様子を
見た青木は、
疲労で足の踏ん張りがきかなくなってきていることに
気づき、
ついに次のラウンドで新兵器を出すことを決めます。
一方、今江は青木の二重三重の罠に絡めとられ、
これまで築きあげてきた自信がゆらいでいました。
続く第6ラウンド、決意を胸に立ち上がる青木に対し、
うつろな目で構える今江。
今江の左を払い、打ち合いに行くと思われた青木は
距離を取ります。
鷹村ら観客も疑問を持った次の瞬間、
ゆっくりと右へ視線を逸らす青木の眼につられた
今江は、カエルパンチでダウンを奪われます。
鷹村を含め観客のほとんどが青木のよそ見につられ、
KOシーンを見逃していましたが、
上の客席で観ていた一歩たちは青木が何をしたかを
目の当たりにします。
パニック状態のまま立ち上がる今江に襲い掛かる
青木ですが、クリンチでしのぎます。
今江は、命のやり取りをしているリング上で
よそ見をした青木の精神力に驚愕し、
恐怖を感じ始めます。
強い力でクリンチをやめない今江に対し、
隙間を縫ってアッパーを当てた青木は、
もう一度よそ見を実践します。
青木はもう一度カエルパンチを炸裂させ、
この試合二度目のダウンを奪うことに成功します。
しかし、寸前でグローブを入れてガードした今江の
ダメージは浅く、
ダウンから立ち上がったところで第6ラウンドが
終了します。
タイトルマッチのプレッシャーの中で連続でカエルパンチや
よそ見を使った青木の体力の消耗は激しく、
この先は気力の勝負になると一歩は予想します。
守るべき存在を捨てた自分と、すべてを抱えここまで
上ってきた青木との差を痛感する今江。
迎えた第7ラウンド、青木はもう一度よそ見を実践すると、
今江はなんと目線をそらさず観客席を見つめます。
その目線の先にいたのは、別れたはずのサチ子が
自分の勝利を祈っている姿でした。
今江はカエルパンチを打とうとしている動きに気づき、
カエルパンチを外し宙を舞っている状態を撃ち落とす
右をジャストミートさせますが、
青木はギリギリで踏みとどまります。
すべてを抱えて勝ち上がってきた青木に対し、
嫉妬していた自分の気持ちに気づいた今江は
尊敬の念を抱き、激しい乱打戦を続けます。
フラフラになりながらも気力だけで打ち合う両者。
ここで第7ラウンドのゴングが鳴ります。
疲労とダメージで両者の顔は別人のように
腫れあがり、
動きはすでにスローモーションになっていました。
リング上では泥試合が続き、ついに最終ラウンドを
迎えた両者。
最後の力を振り絞り、左の連打から右の打ち下ろしが
クリーンヒットすると、膝から崩れ落ちる青木。
しかし、ギリギリで踏ん張った青木はなんと
この体の状態でカエルパンチの態勢を取ります。
青木の拳は今江のアゴにクリーンヒットし、
これでベルトに手が届いたと思われました。
しかし、カエルパンチのジャンプ力が足りず、
今江を倒すことができず、
両者疲労で倒れこんだところで試合は終了し、
勝負の行方は判定にもつれ込みます。
判定の結果は1-1のドローとなり、
青木の拳はベルトに届くことはありませんでした。
【青木&木村VS鷹村】ボクシングとの出会い(単行本25巻)
伊達戦で敗れた後の一歩の再起戦、そして青木村ともに
試合に勝利し、
鴨川メンバーは祝勝会をかねて青木のアパートに
集まることになります。
高校のアルバムを見た一歩がボクシングを始めた
きっかけを訪ねたことで、
二人の回想シーンが始まります。
実家の店の前でバイクをふかす木村は、
ファミレスで同じ学校の生徒が他校の
不良に絡まれている話を聞きつけ、
青木と共に向かいます。
店に着くと、6対2の状況を見て悩む木村を
よそに、
青木はいきなりケンカを始めてしまいます。
店中をめちゃくちゃにしたところで
警察に通報されてしまい、
バイクで逃げることになります。
翌日、二人のケンカの話題で盛り上がる
様子を見て、木村はイラついていました。
ケンカが強くてもチヤホヤされるのは
学生の内だけだということが
分かっていたからです。
バイクで走っていると、木村は中学の同級生
神谷と再会します。
空手に打ち込む旧友の姿を見て、木村はまたしても
自己嫌悪に陥ってしまいます。
ここで、木村は先日モメた北高の不良が助っ人を
頼んで探し回っていると聞かされます。
一方で、青木は北高の近くにあるゲーセンに入ると、
そこで偶然北高の助っ人と出くわします。
無言でいきなり相手の頭をゲーム機に打ち付ける青木。
顔を蹴り上げ、相手が立ち上がると、
青木を見下ろすほどの大柄な男が睨みつけます。
この男が、当時プロデビューしたばかりの鷹村守でした。
襲い掛かろうとする青木に頭突きを入れた鷹村は、
投げ捨てジャーマンでKOすると、
青木の彼女のパンツを盗って帰っていきました。
一方、花屋を営む木村の実家には10人以上の
北高の不良が集まり、
店をめちゃくちゃにした揚げ句、
母親にまで手を出されてしまいます。
キレた木村は応戦しますが袋叩きにあってしまい、
復讐を誓います。
翌日、学校で鷹村に負けた青木は孤立してしまい、
彼女のミユキにまで愛想をつかされます。
二人だけで復讐を誓いますが、青木らの不良仲間は
乗り気ではなく、学校内で暴れまわってしまい、
教師からは自主的に退学をするよう勧告されます。
学校内の窓ガラスを叩き割り、退学となった青木は
最後にミユキへ会っていこうとしますが、
なんと浮気現場に遭遇してしまい、ミユキと
別れることになってしまいます。
現在、トミ子と同棲する青木の女性の趣味は、
美人なミユキに振られたことで変わったと
推測されます。
学校も辞めてやることがなくなった二人は、
最後に北高へ乗り込むことになり、
大勢から袋叩きに遭います。
この時、鷹村もプロ一本に絞るため学校へ
退学届けを出し、
迎えに来た宮田と鴨川ジムへ向かうところでした。
青木村がやられている現場に現れた鷹村が、
ケンカの仲裁に入ると北高の不良たちは
逃げていき、
血だらけの青木がリベンジするために
立ち上がります。
「中途半端に物事がこなし、目標もないこの二人を
思い切り相手してやるヤツが必要だ」という鷹村は、
ファイティングポーズをとります。
石を投げたと同時に襲い掛かる青木に対し、
左で距離を測り右ストレートでKOする鷹村。
これを見た木村は「ボクシングにも弱点はある」
として水面蹴りで攻めていきますが、
今度はアッパーカットでKOします。
青木は北高とのケンカは止めてもいいが、
鷹村にだけは一発顔面に入れないと
気が済まないと誓い、
ここからボクシングの世界へ足を
踏み入れることになります。
ジムへ入ろうとすると会長にあいさつがないと叱られ、
髪型を何とかして来いと追い返された青木村は、
鷹村にパンチを入れるまでの辛抱だと言い聞かせます。
ジムに入門した青木村は周りからパシリに使われ、
練習にもついていけず禁煙を始めます。
ジムに入門して三か月が経ち、徐々にボクサーとして
頭角を現してきた青木村に、
ようやく鷹村とスパー出来るチャンスが訪れます。
しかし、あっさりとやられてしまった青木村は、
ここから鷹村とスパーをする毎日が始まります。
一向にパンチが当たらない現状に心が
折れそうになる青木村ですが、
初めは汗一つかいていなかった鷹村が
タオルで顔を拭いている様子を見て、
もう一度挑戦する意欲が沸きます。
そして、木村のパンチが鷹村の頬をかすめ、
ようやく一歩前進した二人は、気づけば
ボクサーの顔になっていました。
そんな青木村にプロデビュー戦の話が出てきて、
最初青木は乗り気ではありませんでしたが、
木村が「やってみる」というと、
青木も戦うことを決めます。
「ケンカの延長線上だと思えばいい」と
考えていた青木村でしたが、
いざリングに上がると緊張で頭が真っ白に
なってしまい、
木村は試合開幕からいきなりダウンを
奪われてしまいます。
ダウンから立ち上がるも、パニックと恐怖で
地に足がついていない状態の木村は、
相手から逃げ回り何とか1ラウンドは
凌ぎます。
心配で様子を見に来た青木と鷹村。
鷹村が檄を飛ばすも、何も耳に入ってこない様子の
木村を見て、
「股間いじってた頃に逆戻りしたいのか!?」
と叫びます。
鷹村の言葉でようやく落ち着けた木村は、
相手の動きが良く見えるようになり、
フットワークで相手をかく乱し始めます。
相手の左に対し右のカウンターを合わせると、
木村はこの試合初のダウンを奪い、
レフェリーは両手を交差。
木村はプロデビュー戦をKO勝利で飾りました。
続く青木も木村に触発された迫力ある打ち合いを
魅せ、
左アッパーで見事KO勝利となりました。
初勝利を喜び合う二人の元にサインをお願いする女性が
現れると、青木が丁寧に対応します。
面食いのはずの青木が愛想が良かったことを
不思議がる木村ですが、
青木はミユキに振られた一件で女性に対する価値観が
大きく変わっていたようです。
宮田からも祝福の言葉をもらい、会場を出た二人は
充実した気持ちを噛みしめていました。
ここで木村は、ボクシングに出会えたのはすべて
鷹村のおかげだと言いかけると、
青木は認めようとしません。
メインが終わり、会場から出てきた鷹村らと
顔を合わせると、
青木村は勇気を出して感謝を伝えようとしますが、
言葉を遮った鷹村はくどくどと今日の試合の説教を
始めてしまいます。
結局、いつもの感じでケンカ別れのようになってしまう
鷹村と青木村。
しかし、最後に「鷹村さん」と初めてさん付けで呼んだ
二人には、
現在も続く鷹村に対するリスペクトの感情が
生まれていました。
話は現在に戻り、一歩が「鷹村さんにパンチを当てたのは
いつですか?」と質問したことで、
実は未だに一度もクリーンヒットがないことが
判明します。
すでに世界の強豪と戦う鷹村は、青木村とスパーする
シーンが描写されることもなくなりましたし、
恐らくこの目標が達成することはないでしょう。
青木の必〇技ランキング6選
ここからは、青木の必〇技について
解説していきたいと思います。
まず、両手で一斉に繰り出すダブルパンチは、
過去には今江戦とパパイヤ戦で披露していますが、
ダウンを取ったことはありません。
次に、きりもみコークスクリューは
拳の回転と逆に体を捻る技で、
実質ただのストレートパンチです。
今江が青木との対戦前に映像を観て
分析していましたが、
作中で青木が使ったシーンは
今のところ確認できていません。
氏んだふり
氏んだふりは、ヒザを震わせ身体を泳がせながら
相手のパンチをガードしつつ、
自身の体力回復と共に相手の体力を奪う
必〇技です。
今江戦ではこの氏んだふりによって
相手の体力を大幅に削りつつ、
右ストレートをもらったダメージの
回復に努めており、
試合のペースを掴んでいます。
カエルパンチ
カエルパンチはかつて輪島選手も一度だけ
試合で披露したことがある技で、
相手のパンチをダッキングで避けた際に
しゃがみ込み、
アゴ目掛けてパンチを繰り出します。
青木はKO勝利した試合のほとんどで
この技を使っており、
今江はカエルパンチを避けた際に
「当たれば首の骨を折られかねない」
と警戒心を高めています。
よそ見(単行本51巻)
よそ見とは、試合中に目線をリング外へ映し、
相手が釣られて見たところでパンチを
当てる技です。
今江戦でぶっつけ本番で披露し、
青木はよそ見から二度のダウンを奪っています。
作中最強キャラの鷹村もこのよそ見には何度も
引っかかっており、
自分の試合でもマネをして失敗しています(単行本52巻)。
試合中に相手から目をそらすには恐ろしいほどの
集中力と度胸が必要になるため、
今江戦以降、使うシーンはあまり多くありません。
ベルツノ(単行本118巻)
ベルツノは、カエルパンチからの応用技で、
相手のパンチをダッキングでかわし、
しゃがみ込んだところで動きを止め、
相手がガードを解いて覗いてきたところに
パンチを放ちます。
このベルツノによって一歩をスパーでダウン
させたこともあり、
最近の試合でもKO勝利を収めています。
【鷹村のイジメ】青木の笑える姿ランキング7選
ここからは、いつも鷹村から
イジメられている青木の
引くほどヒドい7つの事件について
解説していきたいと思います。
ミニ鷹村像を一体5万円で売る苦行(単行本45巻)
鷹村はホーク戦に勝利した後、ファイトマネーを全額使って
鷹村像と共にミニ鷹村像300体を注文していました。
誤って鷹村像の腕を壊してしまった青木は、
鷹村にミニ鷹村像を一体5万円で売ってくるよう
指示を受け、
新宿で1月の寒空の下、路上販売していました。
一歩が青木を発見すると、逃げ出したい気持ちと
売らなければいけない責任感で、
精神が崩壊していました。
一歩の発案で会長に鷹村の暴走を
止めてもらうことを思いついた青木は、
猫田のペンションを訪問します。
なお、ここで鴨川会長から語られる
戦後ボクシング編について、
こちらの動画で取り扱っておりますので、
こちらもぜひご視聴ください。
鷹村の駄菓子屋で買ったおみやげ(単行本63巻)
全国を旅して周っていた鷹村が、
千堂の駄菓子屋で買ってきた珍味を持って
一歩の実家へ姿を現しました。
自分も食べて腹を下しているにも関わらず、
その場にいた鴨川メンバー全員にふるまう鷹村。
その中には、試合当日を迎えた一歩もいたので、
さすがに笑えませんでしたね。
一歩の試合開始直前に間に合った青木ですが、
鷹村に悪態をつくと浣腸されてしまい、
試合が終わるまでトイレの住人のまま
終わってしまいます。
青木の拳は実は丸かった!(単行本114巻)
鴨川ジムを訪れたライターの藤井が、
ミット打ちをしていました。
藤井は、かつて鴨川ジムトレーナーの篠田と
ライバル関係にあり、
お互いアマチュアで競い合っていましたが、
篠田はプロへ転向し、藤井はライターの道へ
進みます。
このときに拳の形の話題となり、
青木の拳が丸い事実が発覚したのです。
こんな丸い拳では、毎回のように泥試合になるのも
納得ですね。
鷹村のコークスクリューブローで失神KO(単行本98巻)
A級トーナメント決勝を控えていた青木が、
右ストレートを打たれた際に必ず目をつむるクセが
あることに気づいた鷹村は、
ジムで木村・板垣と一緒に悪ふざけをしていました。
トミ子の催眠療法の結果、
青木は不良時代に鷹村の右ストレートを
もらったことが
トラウマとして残っていたことが判明します。
空手用のヘルメットを装着した状態で
鷹村の右を寸止めで放つことになりますが、
鷹村が初めて放ったコークスクリューブローに
よってヘルメットは粉々となり、
青木の顔は血だらけになります。
この特訓によって青木は目をつむるクセは
治りますが、
代償として無感情となってしまいます。
夜の海で鷹村にトミ子の胸を…(単行本40巻)
一歩と山田直道(ゲロ道)との試合が終わり、
青木は静養もかねてトミ子・久美・一歩を
海へと誘います。
夜の海でトミ子とイチャついていた青木は、
そばで鷹村が覗いていることに気づかず、
行為を始めてしまいます。
鷹村は覗いているだけでは満足できず、
トミ子の胸を揉み最後までいこうとしますが、
途中で花火が上がりバレてしまいます。
その夜、悔しさでヤケ酒を呑む青木は復讐を誓い、
翌朝になると一歩にデカいフナムシを捕まえさせ、
お好み焼きに挟んで練習中の鷹村に差し入れます。
その後、鷹村は明らかに体調を崩し、
世界前哨戦では減量に失敗しているので結果的に
復讐は果たしますが、
自分のせいで負けたらと思うと青木も
気が気ではなかったようです(単行本41巻)。
鷹村の大きなアレを頭に乗せられ…(単行本76巻)
鷹村がある日、土手でバイクのオフロードコースを
見つけ、
一歩と板垣を誘ってトレーニングをすることに
なります。
最初はまじめにトレーニングをしていた
三人でしたが、
鷹村が草むらに入ると犬のフンまみれに
なってしまい、
川で身体を洗いながら帰ってしまいます。
翌朝、今度は青木村を呼んだ鷹村は自分と
同じ目にあわせようと企みますが、
すでに一歩がすべて掃除していたため、
昨日の地雷はなくなっていました。
自分だけが被害に遭ったことに
納得いかない鷹村は、
なんと自分で大をして青木の頭に
乗せてしまいます。
後日、トミ子に触発されリベンジを
誓った青木が考え付いたのが、
ツバメのフンを入れたラーメンを
鷹村に食べさせる復讐でした。
しかし、フン入りラーメンが回りまわって
どれか分からなくなってしまい、
全員で食べた結果、青木が当たってしまうという
幕切れとなりました。
眉や髪型を勝手にイジられる(単行本42巻・57巻・61巻・64巻・70巻)
青木はこれまで、鷹村に何かと理由をつけて
眉や髪型をイジられています。
最初はホーク戦を控える鷹村が、
「眉を少し剃った顔がホークに似てる」
と言い出し、
一歩や木村も悪ノリで青木を乗せると、
「役に立てるなら」と了承します。
左右の眉を少しずつ剃っていった鷹村は、
バランスが整わず最終的に全部を剃ってしまい、
鴨川会長がマジックで眉を書いてやる一幕が
ありました。
続いてパパイヤ戦が決まった時は、「負けたら
同じ髪型にする」と鷹村と約束してしまい、
試合はドローだったものの、
結局試合後に鷹村の手によってパパイヤヘアーに
されてしまいました(単行本57巻)。
しかし、この事件がきっかけで青木は
「ブロッコマン」として一躍スターとなり、
子供たちの人気を集め、
CMにまで出演しています(単行本61巻)。
ブロッコマンで人気を博した青木ですが、
これを根に持った鷹村が行動を起こします(単行本62巻)。
鷹村が全国にネガティブキャンペーンを
周った草の根活動が実を結び、
人気がなくなってしまったのです(単行本64巻)。
この後、青木は普段から帽子をかぶるようになり、
不審に思った鷹村によって坊主にしたことが判明し、
髪が三本だけの状態になります(単行本70巻)。
ボクシング以外は天才!青木の意外な才能6選
ここからは、ボクシング以外は何でも人並み以上に
こなせる青木の特技や才能について、
6つのエピソードをご紹介していきたいと思います。
釣り初心者なのに爆釣!(単行本56巻)
鴨川メンバーは一歩の沢村戦後に祝勝会を兼ねて、
釣り船屋幕の内に集まり釣りを
楽しむことになりました。
釣った魚は一歩の母に料理してもらうことになり、
初めは和気あいあいとした空気でしたが、
元々釣り好きな八木と篠田が、
三チームに分かれてビリは夕食抜きというルールで
釣り対決をしようと提案します。
「八木・篠田」「青木・木村」「鷹村・鴨川」チームで
分かれ釣りを始めると、
鷹村チームだけまったく釣れず、
徐々に苛立ってきます。
場所を変えてもまったく釣れないことに
怒った鷹村が船上で暴れ出し、
カナヅチの青木が海へ落ちてしまいます。
釣りを続ける鷹村が「大物だ!」と釣りあげたのが
溺れて瀕氏状態の青木で、
一歩が飛び込んで事なきを得ます。
ボーリングの腕がセミプロ級(単行本20巻)
一歩がヴォルグ戦後に入院した病院先で
知り合った看護師レイコと意気投合した鷹村たちは、
合コンのセッティングをしてもらうことになります。
青木が幹事となり、居酒屋に行った後でボーリングを
することになり、
スコア順で優先的に女性を誘う権利をかけて
対決することになります。
青木は「ノーミスの青ちゃん」の異名を持つほどの
ボーリング技術をもっており、
幹事になったのも最初からこの流れを
想定していたためです。
青木がぶっちぎりのトップとなり、
誰を誘うかに注目が集まりますが、
特殊な好みを持つ青木は女の子の中で
唯一のハズレを選びます。
青木がこの時に出会い男女の仲となったのが、
現在同棲しているトミ子です。
出前で鍛え上げた怪力がスゴい(単行本33巻)
一歩は、真田一幾との対戦が決まり、
鴨川ジムでは久美が真田になびくのでは?と
からかい始め、
話は一歩が久美へ告白する流れになります。
そこで話が一方的すぎると抗議する一歩に対し、
腕相撲を提案し、負けたら告白する条件で
勝負することになります。
しかし、一歩との勝負では一瞬であっさり
負けているので、本当に怪力かどうかは怪しいですね。
なお、一歩と久美の恋愛事情については、
この動画で取り扱っておりますので、
ぜひこちらもご視聴ください。
剛速球で元甲子園チームを完封!(単行本74巻)
青木は木村と共に少年野球をやっていた
過去があり、
ポジションはピッチャーで、
甲子園出場経験のある同級生を相手に
三振の山を築くほどの実力を持っています。
野球の才能があったにも関わらず、
不良への道に進んだことで同級生から
恨まれていた青木は、
「負けたら坊主にする」約束で何度も
勝負を挑まれており、
最後は鷹村の手によって坊主に
されそうになりますが、
髪が生えてきたばかりの頭が
気持ち悪かったため難を逃れています(単行本75巻)。
マジシャンゲドーの謎を読み解く!(単行本82巻)
青木はマジックが得意で、
ジムで一歩に披露していましたが、
ゲドー戦ではこのマジックの知識を生かして
伸びるパンチのカラクリを読み解いています。
「距離感を奪う」「腫れるパンチ」
「手をブラブラさせる」
3つのキーワードから連想していき、
ゲドーのパンチはグローブのヒモを緩めて
リーチを伸ばしているカラクリに気づき、
板垣経由でセコンドに伝令されました。
青木のおかげで鴨川会長は
ゲドー対策を講じることができ、
一歩は勝利できています。
タイトルマッチ後に青木組を結成!(単行本51巻・62巻)
青木は今江戦で敗北後、引退するかどうか
悩みますが、
自分を慕ってきた二人の後輩
「赤松勇(あかまついさむ)」
「黄桜大(きざくらひろし)」のためにも
引退を思い直します。
赤松と黄桜は、フケてみえますが登場した
当時は現役の高校生で、
日本有数の進学校の生徒です。
一歩や板垣のみならず、
鷹村の命令すら無視するほどの青木信者で、
「奇抜な発想と卓越したウソ」
「体力を使わず勝とうとする姿勢」に
惹かれたと語っており、
まじめにボクシングをする様子はほぼ
描写されていません。
青木がブロッコマンとして人気者に
なったときは、
一緒の髪型にするほどの忠誠心を
持ち合わせています(単行本62巻)。
その後、赤松はスピードのある左ジャブの
連打と、
黄桜はヘビー級並みの重いパンチを魅せる
シーンも描写されており、
将来的にプロのリングに上がる可能性も
ゼロではないでしょう(単行本79巻)。
青木が勤めるラーメン屋は繁盛し続け、
三号店を出店する際に一号店を任されるほどの
成功を収めていました(単行本83巻)。
テレビにも取り上げられ忙しい青木の店に、
赤松と黄桜はバイトとして手伝っています。
青木の人柄が伝わる感動エピソード3選
青木と言えば元不良ながらお調子者で
いつも明るい性格ですが、
一方で試合前はナーバスになり
体調を崩したり、
臆病で繊細な一面も持ち合わせています。
そんな青木について、ここから作中の名シーンや
心温まる3つのエピソードをご紹介していこうと思います。
引退を決めた小島に対する想い(単行本98巻)
青木は、元同階級の小島から一歩のサインを
頼まれた際に応じますが、
勘違いで自分のサインを書いてしまい、
色紙を見て怒った小島の後輩が
破り捨ててしまいます。
最初は怒っていた青木ですが、
後日ちゃんと一歩のサインを書いたグローブを
届けに飯村真理と一緒に会いに行きます。
青木は、小島が試合前にさんざん悪態を
ついた理由は、
一歩を目の前にして舞い上がらないよう、
自分を追い込むためだったと初めて聞かされます。
しかし、一歩のフルスィングで
一発KOされた小島には、
試合の記憶がまったく残っておらず、
「天罰てきめんだ」と肩を震わせます。
そんな小島の様子を見ていた青木は、
「才能がないヤツが諦めが良くて
何が残るんだ」と叫び、
その場から去ってしまいます。
次々と同期が去っていく中、
小島の諦める様子を見て寂しくなって
声を荒げる青木の切ない名シーンでした。
引退をかけて間柴へ挑む木村を支える青木(単行本31巻)
木村が当時日本Jr.ライト級王者の間柴へ
挑戦が決まった際、
青木は階級が近いにもかかわらず、
何の力にもなれない自分自身に
落ち込んでいました。
宮田の在籍するジムへ出稽古に行っていた
木村は、
突然青木の勤めるラーメン屋に来ると
無言で食べて帰っていきました。
その様子から、今度の試合で引退をかけて戦う
決意をしていると分かった青木は、
直接宮田の元へ出向き、「木村に悔いの残らない
試合をさせてやって欲しい」と
土下座をして頼み込みます。
ちなみに、宮田にフォーカスした動画も
アップしておりますので、
こちらもぜひご視聴ください。
本題に戻ります。
木村が夜の公園でタイヤを使った特訓を
していることを知ると、
チンピラがタイヤを蹴っているところを見て
止めに入り、ボロボロになったシーンもありました。
青木は、プロデビューの際に自分に黙って一つ下の
階級を選んでくれた木村に今も感謝しています。
木村が間柴に負けた際は、涙を流して一緒に
悔しがるシーンも印象的でしたね(単行本33巻)。
親友のために頭を下げ、身体も張ることができる、
青木の人柄を感じられる名シーンでした。
長男として。家族のため、弟のために(単行本124巻)
一歩がセコンドとしてボクシングの世界へ戻り、
泰平をスカウトしたことがきっかけで、
青木の弟であることが判明しました。
一歩がケンカの件で泰平を平手打ちしたことで
自首すると言い出し、
鴨川メンバーは青木の店に集まります。
泰平が小学生の頃に兄の晴れ舞台を
観に行った際に、
全員に笑いものにされていることに
ショックを受け、
以来ケンカに明け暮れた過去を聞いた
鷹村と青木は制裁を加えると騒ぎます。
鴨川ジムへ暴力事件の謝罪に来た泰平は、
兄と再会したことで自分の学費を含め、
青木が高校を辞めてからずっと仕送りを
していたことを聞かされます。
心優しい家族の話でハッピーエンドに
なるハズでしたが、
泰平がやったことの責任を取るため、
最後に鷹村から制裁を受けることになります。
それでは、今回はこの辺で終わりたいと
思います。
コメント欄にて、ご感想やご意見、
何でも書き込んで頂けるとch運営の
励みとなりますので、
ぜひよろしくお願いいたします。
ここまでご視聴頂き、
ありがとうございました!
トミ子が実は良い女であることが判明!
トミ子が初登場したのが単行本20巻で、
久美が働く病院の看護師たちと
鴨川メンバーで合コンした際に出会い、
その日の夜に男女の関係になっています。
初登場時は明らかに口のサイズが大きく、
ヤバい雰囲気を出していたトミ子ですが、
単行本27巻あたりから少しずつ可愛く
描写されるようになり、
かいがいしく青木の世話をする様子が
印象的な女性です。
占い能力が高く当たる
トミ子はタロット占いが得意で、
一歩のタイトルマッチ前夜に鴨川ジムで
明日の運勢を占っています(単行本21巻)。
疑いにかかる鷹村を最初に占うことになり、
(鷹村の)前回の試合で減量に失敗し苦戦した
原因に「6」という数字が関わっていると告げます。
実は、鷹村は前の晩に体重を落とすために6回も
自慰行為をしており、
バラされたくない鷹村はトミ子の言葉を遮ります。
このことから、トミ子の占い能力は本物なのは
間違いないでしょう。
続いて、一歩の明日の運勢を占い、
言葉を発しようとしたタイミングで
鴨川会長が怒鳴り込み、
結局占いの結果はわからずじまいでした。
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