千堂の覚悟…!
はい、本日も「はじめの一歩考察ch」やっていきたいと思います。
まず初めに少しお話させてください。
前回の動画で登録者数1万人突破のご報告をさせて頂いたところ、多くの視聴者さんからおめでとうコメントを頂きました。
本当に、いつも当chを応援してくれているみなさんには感謝しかありません。
これからも、「はじめの一歩考察ch」をどうぞよろしくお願いいたします!
ということで今週1487話、かなり濃い内容となっており、読みごたえは十分でしたね。
まず宮田とリカルドのスパーで、リカルドがなぜ何十年も防衛記録を重ねる伝説の王者であり続けるのか?その強さの秘密を宮田が解明してくれています。
そしてサムネにもある通り、自宅で倒れた千堂のおばあちゃんについても進展がありました。
最後に、兄が危篤状態で心が疲弊している久美とすれ違いとなってしまった一歩…本当に盛りだくさんな内容となっていますので、一つずつみなさん一緒に考察していきましょう!
先週の振り返り
先週は、リカルドのスパーリングパートナーに指名された宮田が再び大阪へと向かい、ついにリカルドとスパー対決が実現しました。
ちなみに、リカルドのスパーについてなんですが、前回いただいたコメントの中で「確かに!」と心の底から共感したご意見があったので共有します。
それが、こちらです。
国内チャンピオンでインファイターの今井が呼ばれないとは…
そう、かつて一歩が日本フェザー級タイトルホルダーだった時もまた、リカルドのスパーリングパートナーに指名されています。
当時の一歩と現在の今井を比較してみても、高校生からボクシングを始めた一歩より、高校生の頃からすでにアマチュアで頭角を現していた今井の方がボクシングセンスも高いと思うので、少なくともアウトボクサーの宮田よりは調整相手としてマッチしていると考えられます。
過去とは違い、伊達戦を経て日本人ボクサーに敬意を表している今のリカルド陣営が、今井をスルーして宮田を指名したのは確かに不自然ですよね…。
この際、宮田とセットで今井とのスパーを実現させても良かったのかな?と思います。
さて、話を戻しますが、大阪の大手前ジムでリカルドと対峙する宮田。
減量のピークであるにもかからわず、三番手に指名された上にノーヘッドギアのリカルドを見て明らかに苛立った様子を見せます。
宮田に関しては、試合前ではないので減量苦のハンデもありません。
スパーが始まると、いきなり得意のフットワークで翻弄し、リカルドと互角の打ち合いを披露します。
ノーモーションから放たれるリカルドの左に対して、当時の一歩がなすすべなくパンチをもらい続けていましたが、宮田は一発カスりはしたものの、しっかりと見切っていました。
ここからさらにギアを上げて攻めようとする宮田ですが…
いざパンチを出そうとすると、まるで動きを読んでいるかのようにリカルドの拳が宮田の眼前に突き出ていました。
この常に先手を取り、相手に何もさせないボクシングに対し、「コレこそが自分の理想的なボクシングだ」と宮田が認めたところで、先週は終わりました。
減量苦のない宮田がリカルドにまったく歯が立たなかったこの展開について、次のコメントがとても刺さる内容だったのでここで共有します。
ベスト体重の宮田とウォーリーが同じ速さだとすると、
最速で予測不能に動くウォーリー
最速で教科書通りに動く宮田リカルドが宮田に容易くパンチを当てるのも、そりゃそうだよな、と思った。
私も先週、すでに身体能力においてトップクラスのウォーリーに勝利しているリカルドなら、宮田のスピードを見ても慌てることもなく対処できるみたいなお話をしたんですが、こちらのコメントにもあるように宮田の最大の欠点が改めて浮き彫りになりましたよね。
もう覚えている方も少ないでしょうが、この宮田の欠点については、かつてスパーをした千堂も同じ指摘をしています。
そう…教科書通りの戦い方ばかりで、しかも宮田のパンチはストレート系のみのヘッドハンター、つまり顔面を狙うパンチしかないので相手からすれば読みやすく、よけやすいということなんですね。
千堂からこの指摘を受けたのがランディー戦前なのに、いまだに改善できていない宮田…このことからも、すでに間柴や千堂といった同年代のライバルに差をつけられていることが良く分かります。
ならボディやアッパー系のパンチも使えばいいんじゃないのか?と思ってしまいますが、宮田はストレート系以外のパンチが打てないわけではありません。
ただ、今の宮田のボクシングスタイルは幼い頃に目に焼き付けた父親を模倣したもので、宮田は志半ばで引退した父親に代わって世界を獲ることに拘り続けています(※単行本85巻参照)。
リカルドは予測不能なボクシングをするウォーリーを捉えるまでに5Rまでかかりましたが、宮田のようなタイプなら1Rもかからずに容易に攻略できてしまうんでしょう。
ということで、宮田とリカルドのスパーリングはどうなってしまうのか?
ここからは最新1487話の考察へと入っていきましょう。
【最新1487話考察】
第1R、まったく歯が立たなかった宮田はセコンドへ戻ると、父親とリカルドについての分析を始めます。
スピードなら宮田が上、パンチ力なら千堂が上、なのに実力はリカルドが上なのはどうしてなのか?
宮田父いわく、ボクシングにおいて何が必要で何をされると相手が困るのか、その見極めが極上であると。言わば観察眼が優れているのが強さの秘訣だと分析します。
ただ、同時に宮田父はリカルドについてはオーバースペックの持ち主であるとも言っていて、その全力パワーを開放していないと言います。
これは確かに宮田父の言う通りだと私も思っています。
以前、ゴンザレスと対戦した千堂について、過去に対戦したナーゴが「パンチ力だけなら世界一だ」と評価していました。
これに対し、リカルドは「5の力で人が倒れるとして、全力の10の力が必要か?」と返しています。
そしてこの後、リカルドはL字ガードを固めた相手になんとガードの上から叩き続けて腕を壊してしまうという、あり得ないやり方で勝利しています。
こうした実績からも、宮田父の「全力を開放していない」という分析は正しくて、つまりリカルドはこれまで全力を出さずともすべての相手に勝利してきた…とんでもないモンスターだということが分かります。
リカルド陣営からスパーを切り上げてもいいと提案されるも、ナメられたまま終われない宮田親子は当然スパーの続行を希望します。
そして第2ラウンド。
リカルドは対峙しながら分析を続け、常に先手を取られてしまう宮田。
そして見開きで宮田の分析をするリカルドの様子が描写されているんですが…この分析の中で一つ気になるものがありました。
「このスピードに対して試してみたいコトがある」
リカルドは、宮田に対してこう分析しているんですね。
また、「実践でぜひ戦いたいものだ」というセリフもあることから、リカルドは宮田に対し挑戦者の資格アリと認めていることが分かります。
やはり先週もお話した通り、リカルドと宮田のカードは実現すると見て間違いなさそうです。
リカルドの強さの秘訣。
それは、こうした膨大な分析をした後に仮説や予測を立て、同時に実践で試しながら修正&実行していく天賦の演算能力であることが判明します。
通常、一歩がいつも試合前に反復練習をして本番で体が勝手に動くように修練を積み重ねていますが、リカルドは常に考えながら戦うことができる、これを演算能力と言っているんですね。
こうなってくると、やはり宮田のような教科書通りのボクシングをするタイプはもっともリカルドと相性が悪いように思うので…個人的にはこの二人のカードは実現してほしくないですね。
一方、病室で横になっているおばあちゃんにやさしく語り掛ける千堂。
元担任の女性もお見舞いに現れ、ここで千堂の口からおばあちゃんの容態について聞かされます。
千堂いわく、倒れた原因は血圧が関係しているとのことなので、恐らくは年齢的にも脳梗塞とか血管のトラブルかと思われます。
おばあちゃんはもう長くない
目を覚ました時、千堂はおばあちゃんからそう聞かされたようです。
両親を事故で亡くしてから、ずっと一人で育ててくれたおばあちゃんへ恩返しするために、必ずベルトを持って帰る決意をする千堂。
この千堂の表情を見ただけで、今回の世界戦はスゴイ戦いになるのが分かりますね。
そして、自宅で夕飯に手を付けず、下を向いたまま憂う一歩…ここで今週1487話はおしまいです。
【次回1488話予想】千堂VSリカルドの勝敗予想!
まず、千堂とリカルドの試合についてですが、今週の内容を見る限り、試合の構図としてはまず間違いなく以前戦ったゴンザレス戦と同じ流れになるんじゃないでしょうか?
ゴンザレスも、試合序盤はひたすら攻めてくる千堂に対して、基本に忠実なボクシングで迎撃していたんですが、途中からミキストリモードへと切り替わって激しい打ち合いへと移行していきました。
リカルドに関しても、宮田とのスパーで相手を高速分析しながら戦える驚異の演算能力を搭載していることが判明したので、序盤から倒しに行く千堂に対し、左を使いながら冷静な試合運びをしていくでしょう。
前回同様、序盤からボロボロにされてしまう千堂ですが、中盤辺りからリカルドの本気を引き出して野生同士の戦いへと移行する…こういう試合展開になりそうです。
ただ、先週も話した通りやはりリカルドと宮田の試合は伏線が張られているようにしか見えないので、そうなると今回の千堂は負け確定となってしまいますよね…。
以前も言った通り、千堂がリカルドを倒してしまうとその後のストーリーはまったく面白くないので、この辺はどうなっていくんでしょうか?
千堂とリカルドの勝敗予想、あるいは宮田とリカルドが対決する可能性についてもぜひ、コメント欄にみなさんのご意見を頂けたら嬉しいです。
そして今週のラストの一歩の表情…先週の表情と比較すると、何かを決意しているような顔にも見えないでしょうか?
一歩が落ちてる理由は、自分がボクシングを好きであればあるほど久美を傷つけてしまうことなんですが、やはり自分の存在がなくなるのが一番良い、つまり…別れを自分から切り出すのを決意したんじゃないかと私は予想しています。
別れと言っても一歩と久美はそもそも付き合ってすらいないんですが…この二人の未来についても、みなさんのご意見をぜひお聞かせください。
私はちなみに、別れて欲しいと思ってる派です。
その方が一歩が現役復帰しやすいですし、久美とは最終回目前で復縁するとかでも良いと思っています。
はい、ということで今週はそろそろこの辺で終わりたいと思います。
最後にお知らせなんですが、今週はもう一本こちらの動画をアップしました。
この動画については、「はじめの一歩」はちゃんと完結できるのか?というテーマについて取り上げています。
「はじめの一歩」ファンはご存知かと思いますが、このままのペースで連載していくとみんなが納得する形で完結することが相当難しくなってきています。
というのも、作者森川ジョージ先生は御年58歳…これからさらに連載ペースが落ちていくのは明白ですから、ご存命の内に漫画が完結するとはとても思えません。
そこで、私が考える理想的な「はじめの一歩」完結までのストーリーを動画で語ってますので、ぜひこちらもご視聴頂いてみなさんのご意見をコメント欄にお願いいたします!
ということで、本日の動画はここで終わります。
最後に補足ですが、今まで動画内でリカルドがベルトを保持する団体をWBCと言っていたんですが、これはWBAの間違いでした。
混乱させてしまい、申し訳ありません。
はい、次回の動画なんですが、残念ながら次週は休載のため、4月2日(水)を予定しています。
千堂とリカルドの対決を控えていよいよ盛り上がってきた「はじめの一歩」みなさんで一緒に楽しんでいきましょう!
ということで今回はここで終わります。
最後までご視聴頂き、ありがとうございました!
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