では今回も、はじめの一歩考察ch
やっていきたいと思います。
今回ですけども、単行本121巻からスタートした「はじめの一歩」セコンド編について解説していこうと思います。
セコンドとして第二の人生を歩み始めた一歩。
現在は長年蓄積されたダメージも抜け、ボクシングの知識を身に付けながら現役時代よりも強くなっている一歩について、再起するまでの流れも考察していきたいと思います。
なお、長い動画となっておりますので、概要欄にタイムテーブル(もくじ)を貼っておきます。観たい部分からご視聴頂ければと思います。
それではさっそく、始めていきましょう。
「はじめの一歩」セコンド編スタート!
一歩がセコンドになったのが単行本121巻で、最新刊が(2023年9月時点)138巻まで出ていますから、かなり長期間トレーナーとして実績を積んできていると言えます。
ここで一度、一歩のトレーナーとしての成長記録をまとめていきたいと思います。
まず、一歩は世界前哨戦でゴンザレスに敗れ、再起戦で戦ったゲバラに敗れた試合を最後に、現役を引退する決断をしました。
ゲバラ戦後、鴨川会長が初めて一歩を自宅まで送り届けるシーンがあり、いつもの怖い顔ではなく優しい顔を向けて話すのが印象的でしたね。
対する一歩は、会長に叱ってもらえなかったことで、自分の現役生活が終わったことを実感します。
単行本109巻でゴンザレスに敗れた後、あっさりと負けを認める一歩に対し、鷹村が「負けた後立ち上がるには言い訳が必要」と語るシーンがありました。
しかし、一歩はゲバラ戦の後、会長室で何の迷いもなく「引退します」と明言し、ここで一歩のボクサー人生が幕を閉じます。
一歩にとって最優先するのは釣り船屋と母を守ることであり、健康体と診断されたのが何よりの引退理由となったのでしょう。
気になるのが、単行本120巻のラストで一歩の母寛子が久美へ言った言葉です。
一歩がようやくボクシングから離れたことに喜ぶ久美ですが、寛子は
「自分の人生は自分が主人公」
「みんな主人公となって冒険をする」
そして、「男は理由が見つかればきっとまた、拳を握り冒険の旅へ出かけていく」と続けます。
ここで言う一歩が「冒険をする理由」が、まさに再起する理由となるんでしょうが、これは今現在も何なのかは明らかとなっていないんですよね。
一歩は久美から勧められたCTE検査(パンチドランカー検査)では異常はなかったものの、試合映像を観た医師からは「あまりにも危険」だと警告を受けています。
ただし、一歩が打たれ弱くなったことや距離感が狂う症状については、休養を取れば戻る可能性があるとの診断をされており、実際に最近の一歩はヴォルグや千堂とスパーで互角の戦いをしているほど回復しています。
一歩は現役引退後、以前の手の震えは止まり、梅沢の漫画の手伝いをするようになります。
こうして徐々にボクシングのない生活になじもうとしていました。
また、このタイミングで板垣は一歩からボクシングの話題を遠ざけようと釣り船屋を退職しており、周りの環境も少しずつ変化していきます。
とくに変わったのが久美で、ようやくボクシングから離れてくれた一歩の身体を心配し、偶然会った飯村真理と言い合いをするシーンがありました。
久美はここから間柴兄を彷彿とさせるヤバい表情を見せるシーンが多くなり、段々とヒロインっぽくなくなっていきます。
一歩は「人の役に立つ」目標を持ち、ボクシングには未練がないとハッキリ名言しますが、同時にやり残しや後悔もあるとも語っています。
それは、会長と作り上げた新型デンプシーロールを魅せられなかったことですね。
しかし、会長は新型デンプシーが観たいのではなく、世界チャンピオンになった一歩の姿を見たいわけで、ここで一歩と会長の思いに違いが生じている。この歯車が噛み合うときが再起するタイミングなのでしょう。
この日の夜、篠田が家を訪ねてきて、一歩は鴨川会長が入院したことと、セコンドとしてもう一度ボクシングの世界へ戻ってきて欲しいと打診されます。
「人の役に立てる、もう一度ボクシングの世界へ戻れる」ことを喜び、セコンドの話を了承した一歩は、一週間後に控える木村の試合で初のセコンドデビューをすることになります。
そして、高齢を理由に鴨川会長はここから鷹村専属のトレーナーとなり、一歩と篠田、八木の三人が青木村・板垣のサポートをする体制になりました。
最初に一歩が始めたのがイス出しの練習で、これまで気を使って時間をズラしていた早朝ロードワークにも参加し始めました。
現役時代よりもさらに走る距離を伸ばしていた一歩は、現役ボクサーを上回る体力で全員を鼓舞します。
木村の対戦相手のビデオを取りに鴨川ジムを訪れた一歩は、昔の思い出を振り返りながらシャドーを始め、その姿を見た八木は「あれほどの動きができるのに、彼はもうプロボクサーではないんだな」と一歩の現役引退を改めて実感します。
一歩は木村の対戦相手のビデオを研究しながら、「もう一度やりたくなってしまうのではないか?」と何度も自問自答しながら、試合当日を迎えることになりました。
一歩セコンドデビュー戦!
木村の試合当日、一歩はかつて新人王準決勝で戦った速水龍一と再会し、自分と同じように打たれ弱く、距離感が狂った状態で戦う姿を目の当たりにし、「もう、夢を見てはいけない」と改めて痛感させられます。
木村の試合が始まり、一歩は練習してきたイス出しで勢いをつけすぎるあまり観客席にまで飛ばしてしまう事件を起こしてしまいます。
このシーンではつい笑ってしまいますが、でもこのマジメさが一歩の最大の長所でもありますよね。
ここから、木村は減量苦でスタミナが切れたことで徐々に劣勢となるんですが、一歩が「相手のフィニッシュブローである左フックを放つ際、ヒジが少し下がるので、その瞬間先に手を出す」ようアドバイスします。
すると一歩の助言通り、木村の左がカウンターで入り、二つ目のダウンを奪うことに成功。結局二つのダウンを奪った木村の判定勝ちとなりました。
試合後、速水に「この先ずっと脇役のままでいいのか?」と言われた一歩は、帰り際に木村へ「鴨川会長のことを一度たりとも脇役と思ったことはない」と胸の内を明かしています。
ここから一歩は、自分の選手を育て鴨川会長と並びセコンドにつく夢を追いかけることになります。
一歩は現役を引退してもなお、鴨川会長を慕い背中を追い続けているのが良くわかりますね。
続く青木と板垣の試合にもセコンドについた一歩は、褒めて伸ばす青木に対し、板垣にはインターバルで高い要求を求め続け、板垣はここから現在まで長いスランプに陥ることになります。
ずっと背中を追い続けてきた幕の内一歩が引退したことがスランプの原因と思っていたんですが、一歩いわく、「彼はスランプの原因を分かっていて、自分で乗り越えなければならない」と言っています。
では、スランプの原因とは何なのでしょうか?
天才板垣の復活がいつなのか?こちらの動画にて詳しく考察していますので、良ければご視聴ください。
一方、かつてのライバルだった宮田は一歩のいないプロの世界でモチベーションが落ちてしまい、格下相手に苦戦する様子に一歩は胸を痛めます。
試合を観て心配した鴨川ジムメンバーもバイト中の宮田へ叱咤激励しますが、宮田は今現在もフェザー級に留まり続け、千堂や間柴の世界戦が決定し先を越されてしまいます。
話を戻します。
自宅では、青木村と板垣について分析をまとめたノートを書いていた一歩は、知識を言葉で相手に伝える難しさを痛感していました。
そこで一歩は、自分から素人をスカウトすることを思いつき、テルをイジメていた泰平と出会うことになります。
泰平は実は青木の弟で、一歩にボクシングを習いケンカに強くなることを目的に近づいてきました。
「今までイジメたことを謝ること」「葉っぱを5枚つかむこと」の条件をクリアした泰平を弟子にすることに決めた一歩は、土手でトレーニングをスタートします。
幕の内一歩に弟子誕生!
この頃になると、一歩は長年蓄積されたダメージが抜けてきたためか、久しぶりにミット打ちをした際に、鴨川会長は現役時代以上のスピードと破壊力を実感することになります。
一歩に弟子ができて育てている話を聞いた鴨川会長は使い古したミットを授け、「入門する際はウチに連れてきて」と八木に言われた一歩は、「戻ってきます、この場所に」と言い残し去っていきます。
その後ろ姿を見つめる鴨川会長の表情が印象的で、明らかに一歩に対する未練を滲ませていますよね。
ここで、問題児泰平がついに事件を起こします。
対立していた欽太郎の不良グループとケンカを始めた泰平の話を聞いた一歩が現場に駆け付けると、ボロボロの梅沢と泰平の姿を目の当たりにします。
会長のミットを弾かれ、完全にキレた一歩は泰平を平手打ちで殴り飛ばし、気絶させてしまいます。
連載初期から何度か一歩の怒るシーンはありましたが、リング上以外で手をあげたのはこの時が初で、「人外」というキーワードが再び出た重要なシーンでした。
一歩のブチギレシーンについては、こちらの動画でランキング形式で解説しておりますので、ぜひご視聴ください。
話を戻します。
スランプに陥り悩む板垣に対して、一歩は「スランプに陥るのは才能があるから羨ましい」と答えます。
鷹村が語る「ここから先は人外の世界だ」という線を踏み越えることができなかった一歩は、「自分の限界を感じた」と続け、現役引退した時の心境を初めて語りました。
一方、改心した泰平は自ら鴨川ジムへ入門を申し入れ、ここから再び一歩は弟子を育てるため奮闘します。
そして、セコンドに就いたことでボクサーとして成長していることを実感した鴨川会長は、ここからトレーナーとしての一歩を指導することになるんですよね。
この後、千堂とゴンザレス戦がメキシコで行われた際、視察のために現地まで行かせるほど一歩へ愛情を注ぐ鴨川会長は、頭のどこかで「トレーナーとして知識と経験を積んだ一歩が再起したらどれほど強くなるのか?」を期待しているのは間違いないでしょう。
この頃、トレーニングを続ける一歩たちの元へ突然宮田が現れて「骨身を削る減量をしてフェザーに留まる必要はない」と訴える一歩に対し、「パンチドランカーだと診断されたのか?」と返します。
黙ったまま答えられない一歩を見た宮田は立ち去り、フェザーに留まる決意をします。
ちなみに宮田は今現在も東洋太平洋の防衛戦を繰り返しており、世界を目指す千堂や間柴に先を越されているのが現状です。
一歩が気づいた敗北の理由、鴨川会長がかけた言葉とは
一歩は宮田や間柴の防衛戦で、ピンチになった時必ず自分から左ジャブで先制する姿を観た後、ゴンザレス・ゲバラに二連敗した敗因として「常に後手で相手のパンチをよけてもぐり込むコトばかりを考えていた」ことを反省し、ジムで一人サンドバックを叩いていました。
「今のボクなら…!」そう言いかけた一歩に対し、鴨川会長は「指導者として、学んだコトすべてを自分を慕う者たちへ伝えていけ」と言い残し去っていきました。
会長の教えができていなかった自分を叱ってもらえないことに憤る一歩は、サンドバックを叩きヒザをついてうなだれ、会長もまた目をつむり下を向きます。
その後、鷹村のミドル級防衛戦が始まり、序盤は苦戦したものの、左をうまく使って試合を制圧していく鷹村の戦いを観た一歩は、改めて現役時代を振り返り始めます。
自分と同じファイター寄りの鷹村が左を使ってうまく駆け引きをするシーンを観た一歩は、おぼろげながら再起後の自分のスタイルが見えてきたようです。
一歩はフェザーでは身長が低くリーチも短いため、自然と相手のパンチをかいくぐるスタイルを確立していきました。
しかし、それではインファイトになるまで何もしていないというコトでもあり、このクセを見抜かれてピンチを迎えたのがリバーブローにカウンターを合わせてきた小島戦でした。
身長が低い一歩と対峙する相手は前かがみとなるので強いパンチが打ちづらく、たとえ左の差し合いで負けてもリスクが少ないというコトに気づいた一歩は、「今ならもっとうまくやれるかもしれない」と再起への気持ちを表に出しています。
一歩がカウンター習得!ナンバリングシステムを導入
この頃から、泰平と欽太郎のミット打ちをするようになった一歩は、パンチの種類に応じて数字を振り、かけ声によってコンビネーションを習得するナンバリングシステムを導入します。
このミット打ちによって、一歩は相手のパンチにカウンターを合わせられるようになっていきます。
そのチカラが発揮されたのが、千堂とともにメキシコに渡った際、ヴォルグとスパーリングをしたシーンです。一歩はヴォルグのホワイトファングをなんとパーリングで防いでいます。
さらに、ヴォルグの左をガードした拳で内側に滑らせ、カウンターで合わせる高等技術を魅せ、現役のJライト級チャンピオンと互角以上に渡り合っています。
一方、日本では泰平と欽太郎を預かった篠田がミット打ちをした際、手首を痛めるほどパンチを打ち付けてくることに気づきます。
板垣いわく、一歩は手首が異常に強く、遊びがまったくないために拳と手首を固めて打つ癖がついてしまったと泰平らは語っています。
「いつならいいんですか?」雄二と交わした約束
ある日、伊達ジムでプロデビュー前の選手を集めてスパーリング大会が開かれることになり、一歩は泰平と欽太郎を連れて参加することになります。
伊達や沖田、小橋や小田と千堂VSゴンザレスの勝敗予想をしていると、伊達の息子雄二がサンドバックを叩き、かつて父親をボロボロにしたリカルドのかたき討ちについて「いつならいいんですか?」と責められてしまいます。
一歩が帰った後、伊達は「再起に必要なのはリングの業火に焼かれてもはね返せる己の熱さが必要だ」と語り、すでに熱が冷めてしまっている一歩の再起は難しいとの見解を示しています。
しかしこれは、あくまで周りから見た一歩の印象であって、実際の一歩は鷹村の試合後に左の使い方をイメトレしていたり、新型デンプシーを打てるよう毎日肉体強化していたりと、現役ボクサー以上に熱は帯びているようにも思えますよね。
後は、一歩の再起へのトリガーが何なのか?が気になるところです。
【特攻龍魚作戦発動】チーフセコンド一歩の1RKO作戦
一歩は木村の減量メニューから計量後の食事まで用意し、試合当日はチーフセコンドに任命されることになりました。
計量をパスし、ファミレスで食事をしながら一歩が立てた作戦は、ドラゴンフィッシュブローの連打による「1RKO作戦」です。
減量苦により後半までスタミナが持たない木村は、コーナーへ追い詰めた相手にひたすら上下の連打を繰り返しますが、あと一歩のところで第一ラウンドが終わってしまいます。
セコンドでは鴨川会長直伝の復活の儀式を行い、木村は最後の一発を打つために第二ラウンドへ向かいます。
最後はロングフックからリバーブローの逆ドラゴンフィッシュで2ラウンドKO勝利を収めた木村は、一歩がセコンドに就いてからなんと二連勝しています。
試合後の反省会で集まった鴨川メンバーは、肉体の増減法から対戦相手の分析・攻略に膨大な時間を費やし、現役時代以上の洞察力と知識に加えて、今もハードなトレーニングを積んでいる一歩が再起したらどうなるのか?について話し始めると、鷹村は「強烈なキッカケで義務が発生しない限り戻らない」と切り捨てます。
この「義務」というキーワード…これが一歩の再起に関する重要なピースだと思っているのですが、未だに答えが見つかりません。
ネット上や当chに頂いているコメントでは、千堂が負けて一歩がリカルドへかたき討ち、という予想が多いんですが、「かつてのライバルの試合はそのキッカケに成り得ないというコトですか?」と板垣が発言していることから、ボクシングの試合とは無関係であると予想されますよね。
もし、この「義務」について何かお気づきの方がいらっしゃいましたら、ぜひコメントをください。
キースの利き腕を見抜く一歩の洞察力
一歩は、麻雀の付き添いでキースと会ったわずかな時間で利き腕は左だと見抜いています。
トレーナーになって鋭い洞察力を身に付けた一歩に対し、鷹村は「もう一度やってみたいと思わないのか?」と再起を促すような発言をしています。
元々、一歩のパンチドランカー疑惑を最初に持ったのがこの鷹村ですが、この時期には一歩が再起しても十分戦えると判断しているように見えますよね。
【現在の一歩】間柴のスパーリングパートナーに抜擢!
1413話では、ウォーリーVSリカルド戦のセコンドを務めた一歩が帰国後、鴨川会長とミット打ちをした後で「自分は本当にやり切ったのか?」と自問自答するシーンもありました。
鷹村だけでなく、会長も一歩に対して強い未練を感じますから、そろそろ再起する雰囲気を感じますよね。
1417話では、過去に自分と戦ったヴォルグ・ウォーリー・間柴・千堂が次々と世界へ挑戦し、秒速で景色が変わっていく中で自分の時間だけが止まっている感覚に陥る一歩。
デビュー当時から大ファンの藤井も「アイツの時間だけ止まっているように見えてならない」とコメントしています。
そして、2023年9月現在、1432話で間柴のスパーリングパートナーに最適な人材が一歩だという話となり、次回はいよいよ新人王決勝戦の再現が観れるでしょう。
ここまでが、「はじめの一歩」セコンド編の一連の流れとなります。
「はじめの一歩」名伯楽ランキング13選
ここからは、一歩を除いた作中に登場する数々のトレーナーに焦点を当て、もっとも優秀な名伯楽を決めるランキングを作成しました。
まずは、「はじめの一歩」のトレーナーを一覧にすると、こんな感じになります。
所属ジム | トレーナー | 主な担当ボクサー |
---|---|---|
鴨川ジム | 鴨川 源二 | 鷹村 守 |
幕の内 一歩 | 青木 勝 木村 達也 板垣 学 青木 泰平 金田 欽太郎 |
|
篠田 | ||
八木 | ||
フリー | ミゲル・ゼール | ブライアン・ホーク ウォーリー |
フリー | 浜団吉 | 真田 一幾 ヴォルグ・ザンギエフ |
フリー | バロン栗田 | 伊賀 忍 |
なにわ拳闘会 | 柳岡 | 千堂 武士 星 洋行 |
東邦ジム | 会長 | 間柴 了 |
川原ジム | 宮田 父 | 宮田一郎 |
音羽ジム | 会長 | 速水 龍一 今井 京介 |
仲代ジム | 会長 | 伊達 英二 沖田 佳吾 ※現在は引退 |
鬼槍留(キャリル)ジム | 会長 | 沢村 竜平 |
塚原ジム | 塚原会長 | 福井 恭介 |
八戸拳闘会 | 山田 直道 | 不明 |
大滝ジム | 安田 | 小橋 健太 ※現在は引退 |
西川ジム | 三上 | 小田 祐介 ※現在は引退 |
めんそ〜れ沖縄 SEASIDEGYM |
不明 | 島袋 岩男 ※現在は引退 |
木下ジム | 不明 | 真田 一幾 唐沢 拓三 ※現在は引退 |
河合ジム | 不明 | 矢島 吉秋 冴木 宅麻 ※現在は引退 |
鮫一ジム | 不明 | 武 恵一 ※現在は引退 |
森山ジム | 不明 | 小島 寿人 ※現在は引退 |
菊元ジム | 不明 | 今江 克孝 |
新日本ジム | 不明 | 茂田 晃 |
佐山ジム | 不明 | 牧野 文人 |
前田ジム | 不明 | 藤原 義男 高田 照彦 |
一位はもちろん、誰もが知る不動のあの方なのは当然ですが、作中では他にもたくさんの名トレーナーが登場していますので、ぜひチェックしてみてください。
ちなみに、間柴と沢村のトレーナー(会長)に関しては作中で何度も登場しますが、どちらも指導者によって導かれたというよりは選手自ら練習法を考案するタイプなので、ランキングからは除外しています。
それでは、ランキングへいきましょう。
第13位.猫田銀八
猫田はかつて鴨川と現役時代にしのぎを削ったライバルです。
猫田は、単行本26巻で初登場し、その後鷹村の試合観戦をしに東京に出てきます。
鴨川ジムで木村のミット打ちを披露すると、多くの練習生から慕われるようになった猫田は、調子に乗って鴨川会長の悪口を話していたところを見つかってしまいます。
猫田は現役引退後はセコンドに就いた経験はありませんが、高いレベルの指導力と人を引き付ける天性の人当たりの良さがあるため、今回はランキングに選出しました。
第12位.Mr.サカグチ
サカグチはトレーナーというよりマネージャーの立ち位置で、東洋圏で活動し悪いウワサの絶えない完全なク〇キャラではありますが、宮田がアーニーを破って以来の因縁が続きます。
まず、単行本58巻では宮田を分析するためタイのメッガンというボクサーを雇い、病気の娘の治療代と引き換えに全ラウンド手を出さず戦うよう指示しています。
宮田の分析を終えたサカグチは、ランディーと手を組みつぶそうとしますが、宮田のKO勝利によって野望は打ち砕かれ、その後どうなったのかは作中で描写されていません。
第11位.茂田所属の新日本ジム会長
千堂に善戦したサウスポーの茂田が所属するジムの会長は、単行本26巻で初登場し、茂田は合宿帰りの一歩とスパーをしています。
サウスポーと対戦経験がない一歩は苦戦し、千堂も序盤は一方的に打たれますが、鍛え上げたダッシュ力が開花し、ロープ際に追い詰めます。
棒立ちで打たれ続ける茂田を見ても、ベルト欲しさにタオル投入せず助けなかったことから、トレーナーとしてのレベルは決して高いとは言えないでしょう。
茂田のその後は作中で描写されていませんが、千堂によって恐怖を刷り込まれたパンチ・アイにより恐らく引退に追い込まれています。
第10位.山田直道(ハンマーナオ)所属の八戸拳闘会会長
八戸拳闘会会長は、新人王戦一歩VSオズマで初登場したキャラで、その後は一歩の日本タイトル防衛戦に挑戦した山田直道とともに再び登場しています。
山田は序盤からいきなり二度もダウンを奪われパニック状態になりますが、1ラウンドが終わり即効性のある「ソーラー・プレキサス・ブロー」を狙うよう指示され、一歩をダウン寸前まで追い詰めています。
試合後、引退を決めていた山田は「次は今日よりもずっと強くなっている」という一歩の言葉を聞いて現役続行を決意しますが、その後の試合は作中で描写されていません。
第9位.安田
安田は、単行本6巻で一歩と新人王戦で対戦した小橋のトレーナーです。
安田はジム内でパンチ力のない小橋がバカにされている様子を見て、ライトヘビー級を6度も防衛し、209勝でKOがわずか19しかないマキシー・ローゼンブルームというボクサーの話を引き合いに出して、小橋を元気づけます。
「勝ち続けていればまわりの目は勝手に変わる」「自分のために戦い、勝つことが大切」だと励まされ、気持ちを立て直した小橋ですが、試合では一歩のアゴに右ストレートがヒットした際にKO勝ちを狙いに行きます。
試合終了まで残り13秒前でダウンを取られた小橋に対し、「自分のボクシングを捨ててまで勇敢に打ち合ったお前を負けさせない」とリングを叩き鼓舞するシーンが印象的でしたね。
この試合は残念ながら逆転KO負けとなりましたが、小橋はその後単行本33巻で速水龍一とタイトルマッチで対戦し、見事日本チャンピオンの座に輝いています。
ちなみに、単行本51巻で小橋は現役引退とともにトレーナーへ転向したことを明かしており、後に引退する一歩は指導者としてライバル関係が続いています。
第8位.バロン・栗田
バロンは、単行本79巻で登場したキャラで、かつては鴨川ジムで鷹村と汗を流したこともある元プロボクサーです。
過去に鷹村にイジメられたことを根に持っており、突然ジムに訪問したバロンは一歩をスカウトしますが、「鴨川会長と一緒に世界を目指す」と宣言した一歩に断られてしまいます。
単行本80巻では、ゲドーの八百長騒動にバロンが加担していたことも判明し、ここからク〇キャラとして認定されました。
単行本100巻では、自力で勝る伊賀に青木を倒さずいたぶるよう指示を出しており、試合後に鷹村から「拳闘道にそむけばタダの暴力に成り下がる」と否定されたバロンとは対立関係が続きます。
単行本115巻では、チャンピオン王島を破り日本ライト級王者となった姿を見た鴨川会長は、「青木以上にキサマが戦わねばならん」と警戒心を高めています。
単行本125巻では、東洋太平洋王者間柴へ挑戦するも、惨敗を喫した伊賀に対し、バロンはなんと選手を置いて姿を消すというク〇っぷりを見せています。
その後、バロンと伊賀コンビがどうなったのかは2023年9月現在までほぼ描写されておらず、今後の動向が気になるところですね。
第7位.ルスラン・ラムダ
ラムダは、A級トーナメントで一歩と初対決したヴォルグのトレーナーです。
雑誌の対談で鴨川会長に対し、「日本のボクサーはすぐに壊れる。指導者が悪い」と挑発されたことで、日本ボクシング全体を愚弄されたと感じた鴨川は、是が非でも自分のボクサーを勝たせる決意をします。
初登場時は名コーチのように描写されていたラムダですが、ヴォルグは一歩との試合で相手を壊したくないと手を抜きダウンを奪われたことや、プロの殺伐としたリングで体力不足を露呈したことで、「無能さを露呈したのは私だった」と自らを卑下しています。
続く千堂にも判定で敗れ、ヴォルグとともに古郷ロシアへ帰ることになり、その後どうなったのかは作中で描写されていません。
第6位.柳岡
柳岡は、千堂が所属するなにわ拳闘会のトレーナーで、自ら千堂をボクシングの世界へスカウトした実績のある男です。
全日本新人王戦で一歩に敗北後、両者を比較して劣っているのが一瞬で距離を詰めるダッシュ力だと気づいた柳岡は、パワーアンクルをつけて強化し始めます。
単行本28巻では、日本タイトル防衛戦で戦った茂田に初めて鍛えたダッシュ力を披露し、一歩との再戦でも距離を詰めてデンプシーを破っています。
日本タイトルを失ってからはそれほど出番のなかった柳岡ですが、最近ではリカルド対策として拳を顔面の前で止めブラインド状態からスマッシュを狙うコンビネーションを編み出しています。
柳岡は現役時代に対戦した宮田の父親を師と仰いでおり、単行本85巻ではバーで語り合うシーンが描写されています。
第5位.篠田
篠田は連載初期から青木村の専属チーフトレーナーとして鴨川ジムに所属している人物です。
最近、一歩がトレーナーとして在籍したことで、鴨川会長は鷹村専属、篠田と一歩、八木の三人で青木村と板垣をサポートする体制になっています。
篠田は連載初期こそ影の薄いキャラではありましたが、青木の初のタイトルマッチでは死んだふりによって今江を翻弄している最中、会長・八木が限界だと感じて投げたタオルをキャッチするファインプレーを魅せています(単行本50巻)。
単行本66巻では、今井の強打に心が折れかけた板垣へ「ガッツでガッツンガッツン行け!」とダジャレのアドバイスを送り、劣勢だった試合を盛り返しています。
また、この言葉は鴨川ジムのかけ声として公式採用となっており、鷹村らも気合を入れるときに声を出しています。
単行本75巻では、板垣が今江戦後に初のスランプに陥った際、星戦の前に「次に板垣が負ければ退職する」と辞表を提出するシーンもありました。
篠田は青木・木村と連続でタイトル挑戦を失敗したことに大きな責任を感じており、その上板垣も負けるようなことがあれば選手の才能の芽を摘んだのは間違いなく自分だと続けます。
鴨川イズムを受け継ぎ、選手を育てる覚悟と責任を背負う篠田の姿勢には感動を覚えますね。
単行本94・98巻で才能が開花した板垣がキャリアでは格上の唐沢・冴木と連戦した時は、試合中にしりとりやダジャレでリラックスさせるといった独自の指導法で結果を残しています。
しかし、単行本100巻では、青木VS伊賀の試合で感情を昂らせタオル投入を拒むといったまだまだ未熟な部分も見られました。
単行本114巻では、実はライターの藤井とアマ時代にライバルとして競い合っていた過去が発覚し、青木と同じく拳が丸いという事実が発覚しています。
一歩にセコンドをお願いするシーンでは無料案内所のくだりを女性陣にイジられるなど、段々とお笑い担当になりつつある篠田トレーナーを第5位に選びました。
第4位.浜団吉
浜は単行本33巻で真田一幾のトレーナーとして登場したキャラで、かつて現役時代に鴨川会長と猫田とはライバル関係にありました。
パンチの打ち終わりにスナップを利かせて放つ「飛燕」や、拳をタテに放ちガードの隙間をすり抜ける「燕返し」を得意武器としており、真田やヴォルグもこの技を継承しています。
浜はメキシコ在住中に英雄リカルド・マルチネスを自身が育てたボクサーで倒したい目標を掲げていましたが、真田を一歩が破ったことでその後はアメリカへ渡ります。
浜の手がけた真田一幾はJフェザー級タイトル、ヴォルグはJライト級世界タイトルを獲っており、過去も世界チャンピオンや世界ランカーを数多く育て、中量級の本場と言われるメキシコで引っ張りだこだった名トレーナーです。
単行本101巻では、完全アウェイで戦うヴォルグに対し、足をマッサージしながら「一人ではないぞ」と繰り返し声を掛けるなど、見た目の怖さとは裏腹に選手ファーストの精神を持ち合わせているところは鴨川会長と共通しています。
また、浜から伝授された「飛燕」「燕返し」を捨て駒としたホワイトファングによって高度な頭脳戦を制し、ダウンを奪っています。
第3位.宮田(父親)
第3位は、実の息子宮田一郎を東洋太平洋王者にまで育て上げた名トレーナー、宮田の父親を選出しました。
なお、宮田の父親はなぜか下の名前が公表されていません。
宮田の父は、間柴の反則によりボロボロになったシーンで、足のケガを抱えながら戦う息子に対し、「戦う意味があるかないかは本人が決めること」「我々は見守るしかない」と公言しています。
こうした選手を尊重する姿勢は現在も変わっておらず、基本的に息子の意志を尊重しサポートするのが父親のスタイルと言えます。
また、プロ入りして初の敗北を喫した息子がすぐに再起した姿を見た宮田の父は、ランディー戦のシーンで「男としての資質は自分より上」だと認めていたのが印象的でした。
単行本15巻では、パンチの質の軽さを補うジョルトにたどり着き、命を懸けて放とうとする息子の姿を「今度は私が一部始終見る番だ」と覚悟を決めるシーンもありましたね。
単行本36巻では東洋太平洋タイトルマッチを迎え、アーニーのブラッディクロスによりボロボロになった宮田は玉砕覚悟で勝負しようと覚悟しました。
このとき、宮田の父は「ボクシングにラッキーパンチはない」「最期の最期まであきらめない、そういう生きた拳こそが奇跡を生む」とアドバイスしたことで、見事逆転KO勝利を収めました。
その後、単行本57巻で鷹村と合同合宿をした際は、宮田が打つカウンターのパワー不足に気づきながらも自分から指導しようとはせず、あえて心を開いている鷹村から教えてもらうことで更なるパワーアップに成功させています。
単行本76巻では、宿敵ランディーとの試合を優先させた息子の詫びを入れるため、一人で鴨川ジムに謝罪にきたシーンも印象的でしたね。
普通なら、なんとしても息子に理由を問いただすと思うのですが…ここでも選手の気持ちを第一優先にする宮田の父の行動には感服しました。
単行本85巻では、ヘッドスリップとアームブロックで真正面からの攻撃をまずもらわないランディーに対し、アッパーを身に付ける必要があると宮田の父親は提言しますが、一郎は今のスタイルで戦うと聞き入れません。
柳岡とバーで呑んでいた時には、一郎が自分の模倣を続けいつか壁にぶつかったときに、自分のボクシングを見つけろと助言するために傍にいることを明かしています。
その後、本格的な減量期間に入り、宮田の父はミット打ちであえて位置を高くすることで。下から突き上げるようなスウィングを覚えさせました。
そしてランディーとの試合終盤、下から突き上げるパンチに対し、必ず左を返してくるコトに気づいた宮田はカウンターでダウンを奪い、見事にKO勝利を収めることになります。
宮田の父は、アッパーを打つことを聞き入れない一郎に対し、疲労が溜まる時期にミットの位置を高くすることで、時限式のパンチを身体に埋め込んでいたんですね。
控室にいた鴨川会長は「こしゃくな…見事!」と称賛を送り、客席の沢村に「天才」と言わしめた宮田の父親は、まさに名伯楽と言って良いでしょう。
第2位.ミゲル・ゼール
ミゲルは、単行本42巻でブライアン・ホークのトレーナーとして登場したキャラで、かつて現役時代に鴨川・猫田がアンダーソンと対決した際もセコンドを務めています。
自由奔放なホークは試合前にほとんど練習することがなく、ミゲルとの信頼関係は稀薄ではありましたが、減量苦の鷹村が5ラウンドまでに勝負を決めようとしている作戦を読み、ボディブローを指示する老獪さを魅せています(単行本44巻)。
スラム街でいたぶるように人を殴るホークの姿を見たミゲルは、「殺人許可証」を与えボクシングの世界へと誘っており、その後はずば抜けた身体能力を見出したウォーリーをスカウトし、自身の人生最期を照らす光「ラスト・サン」と呼んでいます。
単行本90巻で一歩と対決した際は、「自由に楽しんできなさい」と戦略的な指示は一切出さず、紙一重で一歩が勝利しています。
そして、最新138巻では、リカルドへ挑戦するウォーリーになんと眼球を狙うという悪魔の知恵を授け、リカルドは序盤からガードを外せないまま防戦一方となります。
ウォーリーの奇想天外の動きと超高速のハンドスピードにより序盤のラウンドを奪い、判定を匂わすことで、リカルドは無理にでも踏み込まなければならない立場となりました。
本当は打ち合いを好むウォーリーのこの策を授けたことで、中盤以降は躍動する動きを魅せていきますが、残念ながら結果はKOで敗北しています。
なお、最新刊138巻の考察動画もアップしておりますので、こちらもぜひご視聴ください。
第1位.鴨川源二
名伯楽ランキングの第1位は、やはり鴨川ジムの会長、鴨川源二しかありえないですよね。
一歩は日本タイトルまでしか獲っていませんが、鷹村は2023年9月現在、Jミドル級・ミドル級・Sミドル級の三階級制覇を達成しており、これは日本人初の快挙です。
鴨川会長は単行本46巻で「鷹村は仮に自分の元にいなくとも世界を獲ったであろう男」と謙遜していますが、路上でケンカをしていた鷹村をボクシングの世界へ誘った功績は大きく、鷹村もこのことを今でも感謝しています。
鷹村の試合を観ていくと、初の世界挑戦で戦ったホーク戦やイーグル戦ではほとんど技術的な助言ができていなかった鴨川会長ですが、経験を積むごとに指導者として成長していきます。
単行本111巻で対戦したフリッカーの名手バイソン戦では、左の差し合いで苦戦する鷹村に「相手に聞いてこい!」とたった一言の助言しただけで、鷹村のフリッカーにより一気に形勢逆転しています。
その後、Sミドル級タイトルマッチで対戦したキース戦では、「困っている」と珍しく素直に相談する鷹村に対し、「もらって滑らす、やってみろ!」と助言しただけで鷹村はロングフックに見事なカウンターを合わせダウンを奪いました。
ホーク戦以来、世界の強豪と戦いながら成長を続けていったのは、鷹村だけでなかったというコトですね。
鴨川会長のスゴいところは、人間の急所を正確に撃てる技術が身に付くミット打ちです。
このミット打ちで撲殺するためのパンチを自然に打てるようになった鷹村は、ホーク戦で初めての恐怖を相手に植え付け、両目がふさがったイーグル戦では足の位置だけで正確にパンチを放っています。
また、一歩が独自に編み出したデンプシーロールがカウンターに弱い欠点にいち早く気づき、新型へ強化するためのトレーニングを一歩に長期間指導し続けます。
デンプシーの強化を始めたのが島袋戦前の単行本47巻ですから、新型デンプシーが完成するまでにたくさんの時間を要していることが分かりますね。
そして、現在一歩は引退しているものの、新型デンプシーを発動できるようになっています。
単行本19巻で対決したヴォルグ戦では、プロで戦った経験の少ないヴォルグの弱点を突き、無酸素状態で長く打ち合える心肺機能の強化と、ミドルレンジからでも飛び込みながらKOできるガゼルパンチを習得させています。
このガゼルパンチによって、当時の一歩より明らかに格上とされていたヴォルグにKO勝利しています。
単行本34巻では、ガードをすり抜ける「燕返し」によって脳をタテに揺らされた一歩は、セコンドに帰ってきたものの言葉を理解できる状態ではありませんでした。
そこで鴨川会長は、機転を利かせ「小橋の姿を思い出せ!」と一言助言し、一歩は「燕返し」をクロスアームブロックで防ぐことができたのです。
沢村と対戦した単行本54巻では、反則と高等技術を交互に見せられて混乱する一歩に対し「パニックになるな。拳は熱く、頭は冷ややかに」とたった一言で気持ちをコントロールする名シーンが描写されており、「さすが鴨川会長」と感心させられますよね。
単行本69巻では、一歩の懐に入りインファイトを仕掛ける武に対し、「決して退かずもっと低く、もっと前へ」と助言したことで、一歩はKO勝利を収めることができました。
続く単行本81巻では、ゲドーの伸びるパンチと接近戦で放つ右アッパーに圧倒され、第六ラウンドまで一方的にやられてしまいます。
観客席の青木が推理したグローブのヒモを緩めてリーチを伸ばすカラクリを聞いた鴨川は、
「3分間首に力を入れたまま戦う」
「懐に入って相手の動きを止める」
という2つのアドバイスを伝えます。
このアドバイスによって、ゲドーの手打ちのパンチを受けながら懐に入った一歩。
そして上下をがっちりガードしたゲドーに対し、一歩は伊達のハートブレイクショットを放ち動きを止め、初めてチャンスが訪れます。
ここでは残念ながらクリーンヒットを奪えませんでしたが、一歩の強打に対し恐怖を植え付けられたゲドーは主導権を奪われ、一歩の逆転KO勝利となりました。
このように様々な名シーンが描写されている鴨川会長ですが、こちらの動画では感動エピソードや病気説について言及しておりますので、ぜひご視聴ください。
それでは、今回はこの辺で終わりたいと思います。
動画のご感想やご意見、
何でもコメントに頂けると嬉しいです。
当チャンネルは毎週水曜と金曜に動画を
アップしています。
チャンネル登録されていない方は、
ぜひこの機会に登録をお願いいたします。
ここまでご視聴頂き、ありがとうございました!
コメント