では今回も、はじめの一歩考察chやっていきたいと思います。
今回なんですけども、「はじめの一歩」連載初期から一歩の頼れるセンパイとして親しみのある木村達也の転落人生について、深堀っていきたいなと思います。
この動画を作るにあたり、「はじめの一歩」を最初から読み返していったところ…木村について重大なコトに気づいたので、動画の最後にこの辺のお話もしていきたいと思います。
それではさっそく、始めましょう。
【木村の転落人生①】間柴との死闘、そして…
まず、木村と言えばJライト級日本タイトルマッチで間柴との死闘を繰り広げた試合が強烈な印象ですよね。
試合は残念ながら敗れたものの、今では世界へ挑戦するあの間柴をKO寸前まで追い詰めた功績によって「男を上げた」木村。
この当時、評価がうなぎ上りで「これからプロボクサーとして成功していくんだろうな」と誰もが思いました。
しかし、間柴戦後の再起戦は派手なKOを狙うがあまりドラゴンフィッシュブローも当たらず空回りしてしまう失態を見せ、このあたりから青木と共に段々とモブキャラへと降格していったようです。
【木村の転落人生②】こめかみにヘンな剃りこみを入れられる(57~58巻)
その後、木村はフィリピン王者エレキとの対戦が決まり、勝てなかったらエレキと同じ髪型にするという賭けをすることになりました。
思えば、このあたりから青木村2人の試合は段々とお笑い路線に走り、最近まともに取り上げられたのは青木VS伊賀戦くらいで、木村に至ってはとくにライバルキャラもおらず、ずっとフワフワしたキャラ設定でボクシングを続けています…。
エレキとの試合は引き分けに終わり、鷹村との約束は解消されたと思われましたが、試合後に「勝てなかったけど負けなかった、これは半分約束を守ったことになる」といって、自らこめかみに剃りこみを入れたことで被害を最小限に食い止めました。
さらに、ひっくり返って気を失った青木の髪型をパパイヤヘアーにすべく、鷹村と協力する木村。
この頃はまだ、木村も後輩から頼りにされる先輩キャラだったんですが、ここからさらに転落していくボクサー人生を歩んでいきます。
【木村の転落人生③】幼女誘拐の容疑で逮捕?(単行本95巻)
板垣と青木村がA級トーナメントで勝ち進む中、木村の家に集まった鴨川メンバーは、彼女がいるかいないかの話題で盛り上がり、着せ替えのできるアニメキャラが部屋にあったことで、木村はロ〇コンの疑いをかけられてしまいます。
木村はとっさに「彼女がいる」とウソをついてこの場を乗り切りますが、後日遊園地で幼女と手をつないで歩く様子を見た青木が警察に通報してしまいます。
幼女の母親が事情を説明して釈放された木村ですが、怒り狂って警察から出てくるシーンは面白かったですよね。
この時の木村は、大型の量販店にお客さんがとられた近所の商店街はずっと不景気なのに、自分の試合のチケットを買ってくれて、「商店街の星」だと応援してくれる人たちのためにも、王者になる夢を諦めない決意を語りました。
木村は十代の頃は不良で親や周りに迷惑ばかりかけていましたが、大人になって周りの期待に応えるために頑張れる男になったんですね。
この当時は、ここからカッコいい木村のボクサー人生が始まると思っていました。
しかし、現実は甘くありませんでした。
【木村の転落人生④】ネクチャンからジイチャンへ(単行本101・114巻)
A級トーナメントでは青木と共に2回戦で敗れ、またも王者への夢が遠のいた木村。
この時、試合後に八木マネージャーが「気持ちのノリが足りない」「覇気がない」と木村が去った後に辛らつな評価をしている通りに、この後の木村は坂道を転げ落ちるように転落スピードが加速していきます。
しかも、この頃は板垣、一歩、青木を含めた鴨川メンバー全員が負け続けている嫌な流れもあって、鷹村は「負けたら引退を勧めよう」「淋しくなるな」などと言っています。
再起戦に挑んだ木村は第1ラウンドからいきなりカウンターでダウンを奪うと、一方的な試合展開で誰もがKO勝利を期待しました。
ここで後楽園ホールの主(ぬし)が「ネクストチャンピオン、キムラ!」と会場を煽り大いに盛り上がりますが、調整に失敗した木村のパンチに力はなく、後半にはついにスタミナ切れになってしまいます。
クリンチで粘り、わざと倒れて体力の温存を図る…この試合から、青木の代名詞だった「泥試合」の称号が木村へと移り変わりました。
この試合も含め、ここからほぼすべての試合で引き分け(ドロー)に終わることが増えていき、一番最近の試合ではなんとたった一コマしか描かれないというモブキャラっぷりには、昔からの木村ファンとして本当に淋しい限りですね…。
この時木村は、「伊賀忍」というライバルに巡り合った青木と腐れ縁だからと最後まで付き合う決意を固めます。
A級トーナメントの時に誓った日本タイトルを獲る夢は一体どこにいってしまったんでしょうか…。
【木村の転落人生⑤】減量苦をクリアするために坊主へ(127巻)
一歩が現役を引退し、木村のセコンドに就任してから一勝するも、当の本人のモチベーションは下がったまま、依然として試合前は減量に苦しんでいました。
試合当日を迎えてもまだ400グラムもオーバーしている木村を見た一歩は、髪を含め体毛をすべて剃ってしまい、なぜか自身も坊主にして計量会場へと向かいます。
100グラムオーバーで再計量になりますが、一歩と共にサウナで汗を流し、なんとかギリギリで計量をパスした木村は、鴨川メンバーと共にファミレスで作戦会議を始めました。
減量失敗で長いラウンドを戦えないと判断した一歩は、序盤からドラゴンフィッシュの連打で1ラウンドKO作戦を立てます。
試合当日、主(ぬし)と一緒に試合観戦していた鷹村は「泥の申し子」「クズの星」「ゴミの王」とヒドいネーミングを並べ立て、「成り下がったな、木村」とダメキャラの烙印を押す場面も描かれています。
この頃には、鷹村にとって青木村は完全に「さっさと引退すべきボクサー」として認定されているようですね。
昔は青木村の試合を観戦しながら解説したり、心配したりするシーンもあったんですが…この先輩後輩の関係性も昔と今で大きく変わってしまいました…淋しいですね。
そんな木村ですが、試合が始まると、ギリギリで相手に逃げられてしまい、いつものようにしおしおになって絶体絶命のピンチを迎えます。
一歩による会長直伝の復活の儀式によって何とか勝利するも、木村はここからサラサラヘアーのカッコいい感じがなくなり、坊主キャラとして残りわずかであろうボクサー人生を歩んでいきます…。
【木村の転落人生⑥】減量苦によって毛根終了、カッパ化(130巻)
坊主になっただけでも木村のイメージが崩壊しているのに、最近では減量苦の影響から頭皮や毛根へ栄養がいかなくなったらしく、頭部のてっぺんから髪が生えない状態となり、まさにカッパとなった木村。
最近では1426話で試合をしていますが、板垣と共に一コマで終わってしまうという体たらく…しかも板垣は判定勝ちしていますが木村はまたも泥(ドロー)でした。
ということで、連載初期は一歩にとって頼れる先輩だった木村は、間柴戦で男を上げたところまでがボクサー人生のピークで、今ではカッパ頭でボクシングにしがみつくモブキャラへと成り下がってしまったことがお分かりいただけたかと思います。
ところで、動画の冒頭で、木村に関する重大なコトに気づいたとお伝えしました。
その重大なコトとは、「このストーリーなら木村がはじめの一歩メインキャラとしてもう一度輝ける」であろう3つの復活ロードについてです。
正直、これまでかなりの醜態をさらしてきた木村ですが、これからお話しする方法であれば、もう一度プロボクサーとしてスポットライトを浴びることになるでしょう。
それでは、当chが考える木村の復活ロード、ぜひお聴き頂けたらと思います。
- 【木村の復活ロード①】青木のセコンドを担当する
- 【木村の復活ロード②】日本Jライト級で王者を目指す
- 【木村の復活ロード③】階級を上げて青木と対戦
では順番に考察していきます。
【木村の復活ロード①】青木のセコンドを担当する
正直、何度もお伝えしていますが、あの頼りになるお兄さん的キャラの木村がカッコ悪いモブキャラとして今後も描かれる未来は「はじめの一歩」ガチファンとして耐えきれません。
今後の展開としては、やはり伊賀忍の背中をライバルとして追い続けている青木のサポート役として、今後もボクシングに関わる流れがもっとも良いんじゃないでしょうか。
今の木村が現役引退したところで、正直に言って悲しむファンがいるとも思えないので、引き際としては今なのかなという風に感じています。
ただ、青木のセコンドとしてなら、これから作中で木村が輝ける未来もありそうな気がしませんか?
体はまだ元気なわけですから、会長と一歩みたく青木と二人でトレーニングをするのもいいでしょうし、対戦相手の分析、試合中に青木に指示を出すといった、いろんなシーンでスポットライトを浴びることはできそうですよね。
一歩と違い実家が花屋なので、日中にジムへ行くのは難しいかもしれませんが、青木もラーメン屋に勤めているのでお互いに時間帯は合わせられそうです。
今なら木村のご両親も健在ですし、家族で力を合わせればトレーナーとしてやっていけそうですから、やはりタイミング的に現役引退するなら今しかないと私は思います。
【木村の復活ロード②】日本Jライト級で王者を目指す
もはや、今の木村が王者を目指しているとは思えませんが、やはりもう一度「はじめの一歩」メインキャラとして輝こうと思ったら、日本タイトルを獲るという目標は避けて通れないでしょう。
ただ問題は、青木と違って木村にはライバルと呼べる存在がいないことです。
考えてみれば、鷹村を除いて一歩には宮田、板垣には今井、青木には伊賀と、ほとんどのメインキャラにはちゃんとライバルと呼べるボクサーがいるからこそ、存在感も出てくるんですよね。
ちなみに、鷹村のホーク戦が終わってから何となく人気が落ち着いていっているのも、今は鷹村にライバルと呼べる存在が誰もいないというのが原因としてあると思っています。
同じく木村もライバルがいないですし、そもそも日本Jライト級の王者が誰かすら作中で描かれていないような状況なので、ここで環境の変化が欲しいところです。
ただ昔は間柴に挑んだ木村ですから、間柴級の強烈なキャラをライバルにしないと見劣りするのかなとは思います。
【木村の復活ロード③】階級を上げて青木と対戦
木村はデビューしてからずっと親友の青木に遠慮して一つ下のJライト級で戦い続けてきましたが、これまで解説した通り、もはや階級を上げなければリングに立つことすら難しい状況です。
なのでライト級へ階級を上げて、鴨川ジムを去り他のジムでボクシングを続け、同じく勝ち上がってきた青木とライト級王座決定戦またはタイトルマッチで戦うとなれば、ストーリーとしてはかなり盛り上がるんじゃないでしょうか。
木村と青木は連載初期からスパーでは何度も戦うシーンが描写されていますが、二人が本気で戦うシーンってまだ一度もありませんから、「この二人の戦いは観たい!」と願うファンは多いと思います。
と、いうことで、私の考える木村の復活ロードは、
- 青木のセコンドになる
- 日本Jライト級王者になる
- 日本ライト級へ転向して青木と対決する
この3つが最適解なのかなーと思っているんですが、この動画をご覧いただいている皆様はどのようにお考えでしょうか?
ご感想やご意見、なんでもコメントに書き込んで頂けると嬉しいです。
また、チャンネル登録や高評価もぜひお願いいたします。
それでは、今回はこの辺で終わりたいと思います。
ここまでご視聴いただき、ありがとうございました!
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