では今週も、はじめの一歩考察chやっていきたいと思います。
今回なんですけども、前回、一歩の現役復帰に関する考察動画を出したところ、「再起戦で戦う選手を考察して欲しい」というご意見を頂いたので、これを予想したいなと思います。
ただ、過去の一歩の再起戦を観る限り、2回とも無名の外人ボクサーとまずは戦っているので、今回の復帰戦も外人ボクサーに勝利してから、「はじめの一歩」既存キャラと対戦していく流れだと思われます。
で、「はじめの一歩」登場人物を再度洗いなおしていったところ、消去法で考えると実は、次の3人の選手まで絞り込むことができました。
- 板垣学
- 千堂武士
- 今井京介
では、どうしてこの3人を予想したのか?お話していきたいと思います。
「はじめの一歩」フェザー級現役ボクサーをリストアップ
まず、「はじめの一歩」に出てくるフェザー級ボクサーの中から、すでに引退しているのは次の選手です。
1 | 山田 直道(ハンマー・ナオ) |
2 | ジェイソン オズマ |
3 | 島袋 岩男 |
4 | 沢村 竜平※元フェザー級 |
5 | 小橋 健太※元フェザー級 |
6 | 真田 一機 |
7 | 唐沢 拓三 |
8 | 冴木 卓麻 |
9 | 武 恵一 |
10 | 小島 寿人 |
11 | 茂田 晃 |
12 | 小田 裕介 |
13 | ジミー・シスファー |
14 | ウォーリー |
15 | アルフレド・ゴンザレス |
「はじめの一歩」は「話が進まない」と叩かれることの多い漫画ですが、こうしてみていくと、実は登場人物の多くが現役を引退していて、着々と物語完結へと進んでいることが分かりますね。
そして、フェザー級の中で一歩と対戦する可能性のあるボクサーを挙げていくと、次の通りです。
選手名 | 予想 | 理由 |
---|---|---|
板垣学 | ||
宮田一郎 | ||
千堂武士 | ||
今井京介 | ||
リカルド・マルチネス | ||
星 洋行 | ||
速水 龍一 | ||
牧野 文人 | ||
ランディー・ボーイ・ジュニア | ||
マルコム・ゲドー | ||
アントニオ・ゲバラ |
ただ、この中でどう考えても、復帰直後の一歩と対戦はないだろうと予想されるボクサーが何人かいます。
それがこちらです。
選手名 | 予想 | 理由 |
---|---|---|
板垣学 | ||
宮田一郎 | ||
千堂武士 | ||
今井京介 | ||
リカルド・マルチネス | ||
星 洋行 | × | 弱すぎる |
速水 龍一 | × | 弱すぎる |
牧野 文人 | × | 弱すぎる |
ランディー・ボーイ・ジュニア | × | 一歩と戦う伏線がない |
マルコム・ゲドー | × | 再対決の可能性は低い |
アントニオ・ゲバラ | × | 再対決の可能性は低い |
まず、板垣や今井に負けた星と一歩が戦ってもまず盛り上がりませんし、速水は恐らく今もJ・フェザー級なのと星と同様に”弱すぎる”ので、対戦はまずないでしょう。
牧野も、板垣に完敗していることから、役不足感は否めません。
ゲドーとゲバラはすでに一歩と対戦していますし、もう一度対戦したところで特に見どころがあるカードにはならないですよね。
ただ、左右の構えを交互にスウィッチするランディーと一歩が戦うのは面白そうですね。
単行本84巻では、宮田との試合を控えているにも関わらず、すでに世界を見据えているランディー陣営を見て怒った一歩がスパーを申し込みましたが、Mrサカグチによって止められてしまい戦うことができませんでした。
しかしすでに、宮田とランディーの因縁の対決は終わっていて、宮田が勝っているコトから、今さら一歩と戦うには理由が見当たらない、ということから、再起戦の相手からは除外していいと思われます。
と、なってくると、消去法で次の5人の選手が浮上してきました!
「板垣学」「宮田一郎」「千堂武士」「今井京介」「リカルド・マルチネス」
選手名 | 予想 | 理由 |
---|---|---|
板垣学 | ◎ | 一歩への憧れ |
宮田一郎 | △ | 永遠のライバル |
千堂武士 | ◎ | 永遠のライバル |
今井京介 | ◎ | 一歩への憧れ |
リカルド・マルチネス | △ | 作中のラスボスキャラ |
ただ、ここでも、まず「宮田一郎」と「リカルド・マルチネス」に関してはどう考えても作中最後で戦うべきボスキャラと永遠のライバルなので、再起戦の後でぶつかるという展開はまずあり得ませんよね。
となると、残る選手は、次の通りです。
選手名 | 予想 | 理由 |
---|---|---|
板垣学 | ◎ | 一歩への憧れ |
千堂武士 | ◎ | 永遠のライバル |
今井京介 | ◎ | 一歩への憧れ |
「板垣学」「千堂武士」「今井京介」
どうでしょうか?この3人であれば、一歩と対決する可能性はかなり高いように思われますよね。
それでは、ここから3人それぞれが一歩と対戦するとなった時のストーリー展開について考察していきたいと思います。
【一歩の再起戦候補①】千堂武士
まず、千堂は日本フェザー級タイトルマッチのリング上で「また会おう、幕の内」「リングの上で、必ず!」と言っていることからも、千堂が一歩との再戦に強くこだわっているのはご存じかと思います。
「強い相手と、どついてどつかれて勝つ」この瞬間のためだけにボクシングを続ける千堂にとって、2連敗している一歩との決着にはこだわり続けているハズです。
で、実はこの後も結構、千堂と一歩の再戦があるのかな?と思わせるような伏線があるんですよね。
千堂は、一歩とのスパーを終えた後で「順番は守る」と一歩の世界前哨戦を見届ける男気を見せていますし、一歩vsゲバラ戦の時には「一歩が本当に弱くなったのか」を確かめるために試合会場へ足を運んでいます。
メキシコで直接ゴンザレスとの試合交渉をした後では、一歩のパンチをミットで受け止めた際に「アレだけのモノを持っているなら、グローブをつけなきゃもったいない」と現役復帰への希望を暗に伝えるシーンもありました。
千堂は、一歩に勝ったゴンザレスを倒すコトに執着していましたが、スパーの後で鷹村から「一歩は弱くなっている」と聞かされて以来、「自分がライバルだと思っていた男は弱いのか?」とモヤモヤした気持ちを抱えていたハズです。
しかし、ゴンザレス戦前に一歩とスパーをした際、様子を見ていた柳岡トレーナーから「踏み込み、ハンドスピードのキレが以前とまるで違う」「引退後にダメージが抜けてボクシングの知識をつけたことで視野が広くなっている」という評価を聞いたことで、モチベーションを高めているシーンが印象的でした。
千堂の性格上、たとえ奇跡的にリカルドを破りWBA世界王者のベルトを巻いたとしても、永遠のライバルである一歩とリング上で決着をつけたい気持ちが消えることはないでしょう。
これから千堂とリカルドの世界戦が控えていますが、千堂が王者になる、あるいはリカルドに敗れる、どちらの展開になっても一歩と千堂の再戦は実現しても不思議ではありません。
ただ、過去にリカルドと対戦したボクサーを見ていくと、伊達はろっ骨とアゴを複雑骨折、右手は手首から粉砕骨折、ウォーリーは右眼が失明寸前状態となっており、五体満足でリングを下りたケースはありません。
リカルド戦で千堂が再起不能となる予想がネット上に多いのもうなずけますね。
ということでまとめると、リカルドとの世界戦で千堂が五体満足のまま試合を終えることができれば、あるいは世界戦後も現役続行ということになれば、一歩との3度目の再戦が実現する可能性は大いにあると私は考察しています。
【一歩の再起戦候補②】板垣学
板垣に関しては、一歩と同じ鴨川ジム所属ですから、対戦となると一歩と板垣、どちらかがジムを去らなければ実現できません。
ただ、一歩が鴨川ジムを去れば会長とのコンビも解消されるため、「はじめの一歩」という作品のストーリーを考えた時にそれはあり得ないでしょうから、板垣がジムを去ると考えるのが自然です。
では、板垣が鴨川ジムを去る動機は何か?
それは、憧れの幕の内一歩へ挑戦するためです。
板垣は、もともと一歩に憧れて鴨川ジムへ入門した経緯があります。
そして、かつてA級トーナメントで一歩と戦った「唐沢」「冴木」と対戦していて、一歩のKOレコードを超える目標を立てて見事に達成しています。
この辺りから、想いを寄せる久美と一歩との仲に嫉妬したりと、段々と憧れからライバルへ向ける感情へと変化していった様子が描写されています。
ただ、板垣が一歩へ挑戦するとなると、次の2つの問題が出てきます。
- 鴨川ジムを去る決意ができるのか?
- 今井との決着はどうなる?
まず、一歩が現役復帰を決意するために大きなキッカケが必要になるように、板垣にも何かキッカケがないことには長年慣れ親しんだ鴨川ジムを去ることはできないでしょう。
板垣の伏線として考えられるのが、単行本127巻の一歩のあるセリフです。
練習では調子がいいのに、本番で実力を発揮できない板垣に対して、一歩は「原因はわかっている」「きっと彼も気づいている」「それは自分自身で解決しなきゃいけないというコトも」と語っています。
この原因というのが、おそらく間違いなく、板垣にとっての目標となる相手がいないことです。
「今井がいるじゃないか」というご意見もあると思いますが、実は板垣は今井をライバル視していたのは新人王戦の時までで、一度勝利したことで自分の中ではある程度の区切りがついているように思えます。
その後、日本フェザー級タイトルマッチで今井に敗れたのも、その後にずっとスランプが続いているのも、目標を見失ったまま戦い続けたことの代償だとみて間違いないでしょう。
今の板垣の状態では、仮に鴨川ジムを去ったとしても一歩に勝利するだけの実力が備わっていないため、挑戦は不可能です。
そう考えると、個人的にあまり興味は沸かないですが…板垣は鴨川ジムを去り今井とのタイトルマッチが再度実現し、今井に勝つことでスランプを脱出。
そして日本フェザー級王者となった板垣が、一歩を挑戦者として迎え撃つという胸アツ展開が可能性として出てきます。
こういった流れであれば、かつて一歩が板垣へ渡したバトンを受け取る伏線回収もできますから、一歩vs板垣のストーリー展開はあり得るのでは?と考察しています。
【一歩の再起戦候補③】今井京介
ネット上では一歩との対戦がもっとも有力視されているのが、実は今井京介です。
今井も板垣と同様に一歩に憧れ、プロのリングで戦うために鴨川ジムではなく音羽ジムを選んでいます。
しかし、力をつけてようやく挑戦できる土台ができたところで一歩が現役引退してしまい、板垣と同様に目標を見失った状態で防衛戦をこなしているのが現状です。
先ほど、板垣が一歩と戦うなら、まず今井と対決する流れとなるのでは?と予想しましたが、今井が一歩と戦う展開となれば、板垣との対戦前に実現する可能性が高いです。
なぜなら、今井は現日本フェザー級王者なので、現役復帰後は世界へ挑戦する一歩にとって「日本国内フェザー級最強」の相手は避けては通れないカベだからです。
そして、板垣は未だにスランプから抜け出せていない状態ですし、鴨川ジム所属なので、タイミング的に一歩との対戦は難しいと思われます。
ただ、一歩vs今井が実現すると、まず間違いなく一歩が勝利しますし、その後は世界の競合と戦う流れとなるでしょう。
そうなると、今の板垣が一歩へ挑戦するのは間に合わなくなってしまうので、個人的にはこのストーリーになって欲しくないと願っています。
ただ、話が逸れますが、板垣は世界へ挑戦する一歩へ追いつくために、宮田へ挑戦するという選択をするかもしれません。
これまで、「唐沢」「冴木」と一歩の過去の対戦相手を倒してきた板垣の戦績をトレースすると考えたなら、宮田と戦うという流れも自然なように思えます。
たとえば、一歩vs今井戦で今井が敗北後に引退、一歩が日本タイトルを返上後、板垣が日本タイトルを奪取し、その後は東洋太平洋王者、宮田へ挑戦し、最終的に一歩を倒す!という計画です。
現に、板垣と今井の初対決時には、一歩と鷹村の試合以外はめったに観戦しない宮田が足を運んでいますし、板垣がA級トーナメント優勝後に東洋太平洋ランカーとなった時は、宮田が板垣を意識するようなシーンも描写されています。
つまり、板垣と宮田の対決はすでに、伏線として過去に描写されていた…という可能性は大いにあり得ます。
しかし、この流れだと宮田が板垣に負けるというのはあり得ないので、結局は板垣と一歩との試合は実現できずに終わってしまいますね。
ただ作品の盛り上がりとしては、板垣が東洋太平洋タイトルへ挑戦する展開がもっとも良いようにも思えます。
皆さんはどのようにお考えでしょうか?
ご意見やご感想をお待ちしております。
まとめ【一歩の現役復帰後に対戦する相手予想】
今回の考察内容についてまとめると、次の通りです。
- 千堂はリカルドに敗北後、現役続行なら一歩と再戦する可能性は高い
- 板垣は鴨川ジムを去り今井に勝利後、一歩と初対決
- 現日本フェザー級王者の今井と一歩が対決する可能性は高い
- 板垣は一歩と戦うために宮田へ挑戦する展開もあり得る
一歩の現役復帰に関する考察動画は、こちらにアップしておりますので、まだ視聴されてない方はぜひ観てください。
概要欄にリンクを貼っておきます。
今後も、「はじめの一歩」作中で伏線となるシーンがあれば随時、動画にアップしていきますので、まだチャンネル登録されていない方はぜひ、登録や「いいね」をお願いいたします。
ということで、今回はここで終わります。
ここまでご視聴頂き、ありがとうございました。
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